『旦那さん、日本語しゃべれるの?』

これはよく聞かれる質問の1つ。

旦那は、私と結婚するまで真剣に日本語を勉強した事がなかったという。

実際に出会った時には、ほとんど日本語での会話はなかった。若干日本語の挨拶を知っている位の印象だった。

基本はトルコ語で、
私が理解しなかったら彼は英語で説明。

そんな感じだった。

けれど私の英語の発音がコミックすぎるらしく彼はあまりにも笑って馬鹿にしたので、今や英語での会話はゼロ!
英語がしゃべれなくなったのは旦那のせい!

そんな私のベタベタなジャパニーズイングリッシュこそ旦那が私を気に入ったきっかけだったという。

そして、私もまた彼の無礼で下手くそな日本語が彼を好きになるきっかけでもあった。

付き合い当初は、
私と彼との会話はめちゃくちゃ。
時々友達が通訳をしてくれたが、
通訳が必要な恋人なんてどこにおるねーん!ってな話ですよ。

友達は
『それでどうやって分かり合えるの』と、本気で心配してくれたが、話の内容が分からずともなぜか最初から彼との間には緊張感がなかった。
ほとんど難しい話をすることなく、笑える話をテープレコーダーのようにリピート。
そんなリラックスして一緒に過ごせる関係が今に至る。

出会いから

半年の遠距離恋愛
半年の日本での結婚生活
そしてトルコに来て約3ヶ月が経過

今の私たちは
7割の日本語と3割のトルコ語
で、意思疎通にはほぼ問題がなくなった。

日本滞在中は
3割の日本語と7割のトルコ語
での生活だった。

なぜ、トルコに住み始めて日本語の割合が増えたのか、
ふつう逆じゃないのか?

それは私が日本で実践していたことで、旦那はその事を彼なりに感謝しているらしい。

と、いうのは

『外国にいると、母国が恋しくなって、母国語を話せた方がリラックス出来るから』

という心理。

私も旦那との日本生活中は、下手でもトルコ語を話すように心がけていた。

周りの人は
『日本語を覚える為には、日常的に日本語を話すようにしなきゃダメよ』
というが、人間効率よく生きようとするとかえってストレスがたまる。

だいいち、トルコ語を話せる場所や相手は日本では皆無。
そんなに一気に環境を変えては体に毒だと思った私。

いいのだ、学ぶことに時間がかかっても。
私がリラックス出来る場所になれたら、と。


そんなこんなで、現在は逆で、
『なるべく家でもトルコ語をしゃべった方がいいよ』
とトルコ人友達は言っているけど、私がトルコ語で話しかけても旦那からは日本語で返ってくることがかなり増えた。

いつの間にそんなに日本語が上手になったのか⁈

日本のドラマとアニメで鍛えられた旦那の日本語は、ボキャブラリーが少なくても、かなりナチュラルで直球。

『きさま、何しやがる!』
『このヤロウ』
『いいか、よく聞け!』
『真面目に仕事しろ!』

どこかのアニメで聞いた台詞ばかり…。

周りくどくない、ストレートな日本語で、切れ味バツグン
かつ外人ということでこんな無礼発言も
『そんな日本語どこで覚えたの~!』
と日本滞在中も友達や上司に大好評!
確かにこんな無礼発言を上司に出来たら、かえって立派だわ…。

今はお互いボキャブラリーが増え、会話はよい方向に向かっているかというと…

案外そうでもない。


今の旦那の口癖、
『ブツブツ言うんじゃないっ!』
(日本語)

どうやら、私の話が日に日に長くなってきている模様…。

しゃべりたい女と、
聞きたくない男。

言葉の弊害は、男女の弊害にあらず。

言葉よりも理解しようと歩みよるかどうかが大事って話で。


本日の朝も、マシンガントーク攻撃で仕事へ送り出す私。

旦那は本日も逃げるように仕事へと向かったのであった…。


↓こちらもトルコ情報いろいろ!

トルコ(海外生活・情報)ランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村