地震から10日経ちました。皆様の生活は如何ですか?


正直、私に出来る事は何もありません…。
無力な自分が悲しいです。

更に旅行業界が壊滅的な今、多くの添乗員には少なくとも今月は仕事もありません。

でもこの仕事を辞める気がない私は生活もままならない状態で、役にも立たず、ただ我慢する事しか出来ないのか…そう考えると切ないばかりです。


分かってはいましたがとりあえず全県の災害ボランティアの募集も見てみました。
各地被災地の市内在住以外の方への募集はありません。

やはりどんな仕事もボランティアも人手が必要とはいえ『一時的』な協力や援助で出来る事は少ないのでしょう。


とある方で阪神大震災でボランティアをした方の日記ですが…、
『被災者の生活スペースや物資など何一つ自分は使ってはいけないと教えられたのに結局、役に立つどころか夜は防災上の観点から避難所のスペースをお借りして寝る事になりました。
…(中略)…言える事は、「何かをして欲しい」と思ってる人を「何かをしてあげたい」と思ってる人が救えるかというとそうではない。「何かを動かせる人」が現場では必要だ…』


全くその通りだと思います。よくよく考えたら、避難所にいる人は高齢者ばかりでなく、若者もたくさんいる訳で、そこで生きていく為に協力しあって共同生活をしていると考えたら、そこに一時的にボランティアと称した一般人が入っても確かに邪魔なだけかもしれない…と。

それでもボランティアをしたい、力になりたいのであれば少なくとも物資が行き渡るようになって少し落ち着いた後、移住する位の覚悟で1年~10年以上と復興にかかる長い年月を自分の人生かけて取り組む位の覚悟が必要なのかもしれません。

でも、道路を直したり、家を建てたり、ライフラインを復興していくのはプロの業者がやっていく訳で、結局そこで出来る事は災害復興などの大きな事でなく、高齢の方のケアや地域活動など今の自分の生活でも身近に出来る事なんじゃないかと思うと…
なんでこういう事が起こらないと身近なボランティアに気付けないのだろう、と情けなくなった…。

目立たない事や注目されない事こそきっと人手は足りない…身近なSOSに気付くのは簡単なようで難しいものですね。


いつ起こるか分からない災害時で役に立てるかどうかは、もしかすると日々の生活圏で協力しあえるご近所付き合いから始まるのではないかとフト思ったので日記にしてみました。