今どこを探しても
会えない人がいる
亡くなったあなたに
もう会えないことが
どこか信じられないまま
あの日から止まっている
電話をかけたら
いつもの声で
「元気?」
必ず初めの一言は
今思うといつも同じだったね
あの優しい声が
電話をかければ聞こえてきそうな気がして
久しぶりだな〜って
実家に帰ればあの優しい笑顔で
「おかえり〜」
って出迎えてくれそうな
その手で作った料理がまた食べられる気が
いつもの席に座っているような気が
何より大好きだった楽器を弾いてる様な気が
まだ手を振って「気を付けてね」って
見送ってくれてる気が
辛い時には話を聞いてくれて
嬉しい時にはにこにこして聞いてくれて
悲しい時にはそっと寄り添ってくれて
困った時には相談にのってくれて
だから本当に
最近顔見てないな〜
最近話してないな〜
最近会ってないな〜
本気でそう思うことがある
でも
あぁもう居ないのか…
あぁもう亡くなって〇年経つのか…
何度月命日を迎えても
何年が経っても
何回そう思っていても
心はいつも居た時の「あの頃」に戻ってしまう
もしかしたら、また会えるんじゃないか…
もしかしたら、実はどこかにいるんじゃないか…
もう一度声が、聞けるんじゃないか…
もう一度笑顔が、見れるんじゃないか…
そして実は夢の中にいるんじゃないか…
そんなはずないのに
叶わないのに
わかっているのに
言い聞かせてるのに
自分がいちばん知っているのに
未だに一切慣れません
空を見て
写真を見て
どこにいるの?って
父の日を
母の日を
誕生日を
その日を
何回も何年も過ごして
どこにいるの?って
毎回悲しく
胸が苦しくなる
会いたいのに
会えないのは
つらすぎます
大きな空に特別な雲や星を
見つけられた気がした日や
その人の好きだった香りが
目の前をふわっと通った気がする日や
好きだった食べ物が
好きだった飲み物が
やたらと目に入る気がする日は
きっと笑ってねと言われてる気がして
余計に涙が止まらなくなる
時間が解決するよと言われることもあるけど
1年経つより2年経つ方が
2年より3年経つ方が
どんどん深く深く
忘れられなくなるものです
自分が病気なのに
たくさんの患者さんの前で
抗がん剤で抜けてウィッグをして
最後まで演奏して
たくさんの病気の方が
自分の音楽で元気になったら
励みになったり楽しみになったらと言っていた
世界で一番のママ
本当に自慢で尊敬できる
何より最後まで強いママでした
最後になった日
手を握ったら最後のお別れみたいな気がして
握りたかったのに
握らなかった
今でも後悔している
手を握って温もりを感じておけばよかった
最後になった日
最後になった言葉
後悔している事も
今じゃなくていいかなと
後回しにした些細なことも
いなくなってからじゃ
何も出来ない
もし
あなたの大切な人がいるなら
言葉で伝えて
照れくさいかもしれないけど
温もりを感じて
たくさん動画や写真を残して
自分の名前はどういう意味を込めて
つけてくれたのか
最初に話した言葉はなんだったのか
聞けるうちに
聞いて欲しい
いなくなったら
もう分からないから






