彼は、超能力者である自分が人間界に誕生した事で神が存在していると確信しています。それでも、彼は神から使命を授かったわけではないので自由に生きると言っています。彼自体、神の申し子として扱われた事はなく、政府・警察と接触して今後について話し合った事は一度もありません。それなら、今後も組織には属せず、自分で考えて生きていきたいと考えているそうです。彼の考えている事は神託でも何でもないので、誰一人縛られる必要はありません。彼は、神が超能力者を人間として誕生させた事には意味があるはずだと考えているだけです。そもそも、超能力者を人間として誕生させるのでなく、天使が降臨してくるという形ですべてが解決したはずです。常識的に、天使が降臨してきたならためになる事をしてくれるだろうと考えられますよね。けれど、神はそれをせずに彼が人間から不審に思われる事になった形を取りました。この事によって彼は苦しむ事になりましたが、そのような事になった組織に所属する事には忌避感を覚えずにはいられず、既存の価値観に捕らわれないで生きていこうと考えるようになったと言います。
神は、悪を挫き、弱きを助ける存在です。加害者と被害者が存在するなら、常に被害者に寄り添うものだと考えます。仮に、神を名乗る者が加害者のためと称して被害者に我慢を強いる事があったらどうなるでしょう。誰も身を切る事なく、許せない事をした輩のために、被害者に相手の間違いを呑み込めというのです。そんな奴は、被害者にとってはどんなに絶大な力を持っていたとしても神でも何でもなくただの敵です。彼は、これが自身の考えの基準だと言います。
彼は人間ではありえないほどの能力の持ち主ですが、彼が言うには戦士系の能力が大半で、回復系の能力は事実上自身にのみ適用されるものしかありません。彼は武官寄りの能力者であり文官寄りの能力者ではないのでしょう。これには意味があると彼は考えていて、神が意図して授けた能力だというなら、この能力を活かす事こそが神の望んでいる事だと考えるようになっています。かつては、医者になる事も望んだそうですが、進むべき道が違うと考えるようになった理由です。
神の存在を謳うのなら、彼も神と同等の人格者である事を望まれる可能性があります。けれど、彼は人間として生まれ、一個人として出来る事は他の方とあまり変わりないと言います。せめて彼に出来る事は、弱者に寄り添った意見を口にする事だそうです。加害者側は反省をこそするべきだからです。2度と同じ事が引き起こらないようにする措置こそが望まれているのです。政治家になるよりもやらなければならない事があるそうで、偉そうな事は自分も言えないとは言っていますけどね。
困っている人を助けるにしてもお金は必要です。彼がお金を稼ぐにも限界があるので、考え方だけどうにかしようなら失望を免れない事くらいは覚悟しているそうです。けれど、考え方まで納得できないようでは、神への失望につながるため回避したいとの事です。そのように考えている中で、彼の目に留まったのは、極貧に喘いでいて今も世界中で苦しんでいるであろう2億7000万人の方たちです。正直、どうにかなる人数ではありませんが、神の存在を主張する以上、気に掛けないでは済まされないだろうと考えているそうです。彼が大勢すぎて無理だと言い訳するならば、理由の如何を問わず神への失望は免れないでしょう。彼はただの人間ではなく、神から遣わされた可能性のある超能力者なのですから。どちらにしろ、無視してもらっては困ります。しかし、彼がすべてを満たせるわけでない以上、何か一つに目を向けるならこれしかないという事だそうです。そうとは言え、あまり期待はしないで欲しいそうです。すべてはお金を稼げるかどうかですので。
話はここまでで一旦終わりたいと思います。書くべき事が見つかったら、書き足す事もあると思います。稚拙な部分も多く恥ずかしい気持ちもありますが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。また、いつかお会いしましょう。