彼は、超能力者である自分が人間界に誕生した事で神が存在していると確信しています。それでも、彼は神から使命を授かったわけではないので自由に生きると言っています。彼自体、神の申し子として扱われた事はなく、政府・警察と接触して今後について話し合った事は一度もありません。それなら、今後も組織には属せず、自分で考えて生きていきたいと考えているそうです。彼の考えている事は神託でも何でもないので、誰一人縛られる必要はありません。彼は、神が超能力者を人間として誕生させた事には意味があるはずだと考えているだけです。そもそも、超能力者を人間として誕生させるのでなく、天使が降臨してくるという形ですべてが解決したはずです。常識的に、天使が降臨してきたならためになる事をしてくれるだろうと考えられますよね。けれど、神はそれをせずに彼が人間から不審に思われる事になった形を取りました。この事によって彼は苦しむ事になりましたが、そのような事になった組織に所属する事には忌避感を覚えずにはいられず、既存の価値観に捕らわれないで生きていこうと考えるようになったと言います。
 神は、悪を挫き、弱きを助ける存在です。加害者と被害者が存在するなら、常に被害者に寄り添うものだと考えます。仮に、神を名乗る者が加害者のためと称して被害者に我慢を強いる事があったらどうなるでしょう。誰も身を切る事なく、許せない事をした輩のために、被害者に相手の間違いを呑み込めというのです。そんな奴は、被害者にとってはどんなに絶大な力を持っていたとしても神でも何でもなくただの敵です。彼は、これが自身の考えの基準だと言います。
 彼は人間ではありえないほどの能力の持ち主ですが、彼が言うには戦士系の能力が大半で、回復系の能力は事実上自身にのみ適用されるものしかありません。彼は武官寄りの能力者であり文官寄りの能力者ではないのでしょう。これには意味があると彼は考えていて、神が意図して授けた能力だというなら、この能力を活かす事こそが神の望んでいる事だと考えるようになっています。かつては、医者になる事も望んだそうですが、進むべき道が違うと考えるようになった理由です。
 神の存在を謳うのなら、彼も神と同等の人格者である事を望まれる可能性があります。けれど、彼は人間として生まれ、一個人として出来る事は他の方とあまり変わりないと言います。せめて彼に出来る事は、弱者に寄り添った意見を口にする事だそうです。加害者側は反省をこそするべきだからです。2度と同じ事が引き起こらないようにする措置こそが望まれているのです。政治家になるよりもやらなければならない事があるそうで、偉そうな事は自分も言えないとは言っていますけどね。

 困っている人を助けるにしてもお金は必要です。彼がお金を稼ぐにも限界があるので、考え方だけどうにかしようなら失望を免れない事くらいは覚悟しているそうです。けれど、考え方まで納得できないようでは、神への失望につながるため回避したいとの事です。そのように考えている中で、彼の目に留まったのは、極貧に喘いでいて今も世界中で苦しんでいるであろう2億7000万人の方たちです。正直、どうにかなる人数ではありませんが、神の存在を主張する以上、気に掛けないでは済まされないだろうと考えているそうです。彼が大勢すぎて無理だと言い訳するならば、理由の如何を問わず神への失望は免れないでしょう。彼はただの人間ではなく、神から遣わされた可能性のある超能力者なのですから。どちらにしろ、無視してもらっては困ります。しかし、彼がすべてを満たせるわけでない以上、何か一つに目を向けるならこれしかないという事だそうです。そうとは言え、あまり期待はしないで欲しいそうです。すべてはお金を稼げるかどうかですので。

 

 

 話はここまでで一旦終わりたいと思います。書くべき事が見つかったら、書き足す事もあると思います。稚拙な部分も多く恥ずかしい気持ちもありますが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。また、いつかお会いしましょう。
 

 彼のタイムスリップによって、時間軸を元にした「完全に独立した異次元」が存在する事がわかりました。それは、私たちの時代の過去そのものでも未来そのものでもありません。時間軸における過去や未来とは、世界が生まれてからどれくらい時間が経過したかを示す指標にすぎず、タイムスリップのような超越的な行為によって変化を余儀なくされない限り、どこまで歴史が進んだか以外に違いのない「完全に独立した異世界」なのです。彼のタイムスリップは、こういった世界(異次元)の成り立ちに沿った形で成立しているのであって、そのためか、タイムスリップによっては未だパラレルワールドの発見はしていません。彼の超能力の発動条件は、その存在を知っているか、それと同義の意思を込める必要があり、パラレルワールドに異次元移動できる条件を満たしていない可能性も大きいでしょう。
 彼のタイムスリップは、ワームホールのようなトンネル状の通路を通っている事はないようです。時間軸を移動する場合にも、人間界と同じ広さの空間?(次元)を通っているように見えます。通常のタイムスリップをする場合、発動から到着までは意識がないのですが、実は、意識を保ってタイムスリップをする方法もあるのです。当然、異次元移動最中の風景を知る事ができるのですが、どうやら何もない暗闇の中を進んでいるようなのです。彼は超能力でエネルギーを発火させたり、発光させる事ができます。その時は暗闇を照らすために超能力エネルギーを発光させてくれたのです。後述しますが、彼は身体が薄く光っているせいか私たちには見えない事をわかってくれなかったので、暗くて見えないからどうにかしてほしいと頼んだのです。それでも、広さのほどまでわかるわけではなかったのですが、突き当りらしきものも確認が取れないため、もしかしたら人間界と同じ広さがあるのではないかと推測しています。その場所が空間(次元)なら人間界と同じ広さでも不思議ないですからね。これが本当なら、地球上のどこでも移動できる道理でもあるのではないでしょうか。時間軸を移動している最中に4次元である事を実感する事はなく、それがどこであれ、私たちが存在する事ができるような場所は3次元として位置付けになるのかもしれません。時間軸を移動最中の空間?(次元)なので特別な場所ではあると思うのですけどね。
 ワープ自体はできた事がないので、ワームホールの存在の有無についてはわかりません。強いて言えば、彼の超能力エネルギーのような何かのエネルギーに巻き込まれたのなら、それに包まれながら移動したのならワームホールに見えるかもしれません。それどころか、そのままワームホールがあるかもしれませんし、彼のタイムスリップによって知ることが出来た事を書いたにすぎませんので、ご理解のほどよろしくお願いします。
 彼の超能力は人間の目には見えませんが、実は色があります。彼が超能力で見せてくれる色は白い色をしていて、それが輝いて見えるのが本当の色です。私は白銀と呼んでいますが、瞬間的には七色に見えなくもないです。彼がうそを見せていない前提ですけどね。ちなみに、超能力が発光しているのか、彼が光って見える事もありますが、彼が見せるつもりがなくても自然に見えるその光はとても薄く、色は感じません。透明色です。前述の発光能力は、これとは別口で超能力エネルギーを発光させる能力になります。
  彼の周りには自然に空気があります。宇宙空間でも異次元移動最中でもです。これは超能力で作っている空気ではなさそうです。おそらく、自分の周りを超能力で覆う際に、空気も同時に運んでいるのだと思います。初期の頃にはみなが疑問に思っていたので彼に尋ねてみたのです。そうしたら、そんな事を意識した事はないと言うんです。もしかしたら事故になっていたので結構空恐ろしいと思いをしました。彼は直接答えないで別の事を言葉にしました。「怖いのなら着いてこなければいい。遊びでやってるわけではない。」と。みな、浮かれて必要もない要求までしていたので咎めを入れられたのでした。


 

 彼の超能力は「魂」が発生源ですが、エネルギー自体は身体から得ている可能性が高くなりました。「魂」の本体が「脳」にあろうとも、「神経」に沿って「魂」も身体中に根付いている事から、超能力のエネルギーは身体の部位からでも得られるのでしょう。超能力エネルギーのほとんどを手の周辺からまかなえるのはその根拠となります。内臓だけからもエネルギー充填ができるか聞いてみたのですが、さすがに遠慮されました。無理に内臓だけからエネルギーを発生させるのは体調が悪くなる気分になるとの事でした。出来ないわけではないようですが、人間の身体の理に適っていない行為はすべきでないのでしょう。彼も身体は人間そのものなので。

 彼のふだんの食事量は一般成人男性と変わりありません。力仕事をさせれば多めに食事を必要とするけれど、あくまで、力仕事をする人と同じ食事量であれば事足ります。強いて言えば、丼物を十杯食べることもできますが、これは友人と興味本位で行った余興だったので、普段は一般成人男性と変わらない食事量で問題ありません。(2度としないと言っていました。ごめんなさい。)

 彼は、超能力を使えば重機で瓦礫を片付けるのと同等の事ができますので、力仕事をする人と同等の食事量で済むのは燃費がかなりいいのです。気になる睡眠時間は4時間くらいだそうです。彼が若い頃には4時間周期がいいと言われていたので、それに則って4時間にしているそうです。「身体に無理がないか」と聞くと、体力を相当使った日はさすがに6~8時間は眠るから問題ないと答えました。体力を使い切っても、万全とはいかないものの3日ほど休めば回復するそうです。彼は睡眠時間が平均よりも短いようですが、疲労回復に対してはふつうの人間と変わりがない事がわかります。

 「脳」に「魂」の本体があるから「脳」が一番疲れるかについてはそうではないそうです。私たちが全身運動をすれば身体の箇所問わずに疲れますよね。それと同じで、疲労に関しては、部分による運動か全身による運動かで疲労の仕方が違うようです。だから、最大の謎は、なぜ重機の如く瓦礫をどんどん片付ける事ができるのに、そんなエネルギーの燃料がふだんの食事で済むのかという事になります。おそらく、彼の「魂」が、元は天界に帰属する「魂」だからとなっています。彼が摂取するエネルギー量からくる彼の身体では、長時間にわたって持続的に車を持ち上げ続けるなどできるわけないそうです。彼の「魂」が特別な能力をもっているだけでしかないという事です。

 そもそも、フルマラソンで、100Mあたり15秒平均で走るなどおかしい事です。2009年に、ある国で彼を騙してスパゲディを食べさせたそうなんです。参加証がなければ食べれないとの事でバレそうにはなりましたが、空腹を満たす事が優先だったせいかマラソンに参加させる事ができたのです。その時の記録が1時間40分だったのです。この事から、彼の超能力にはヒーリング効果があるのではないかと言われています。残念ながら、少しの時間だけ彼の持つエネルギーに触れているだけでは効果が見受けられません。けがを治す事ができるわけでないくらいなので、効果が目に見えるには長期に渡ってエネルギーにひたされなければならないのでしょう。けれど、超能力の持ち主である彼が、年齢不相応に見えるのは確かです。この能力は体力の維持にも効果があって、人間と比較にならないほどの時間、身体能力を使い続ける事ができるのではないでしょうか。しかも、身体能力そのものも超能力でブーストされるわけです。

 食事が、「魂」へのエネルギー変換になっている事についてはわからないままです。「魂」が人間界のものでないからと言ってしまえばそれまでですが、人間界にも「この世の始まりのエネルギー」の一部が、わずかだけれど残っていないわけでもないと思いたい気持ちもあります。神さまは、身体からして「この世の始まりのエネルギー」を内包している可能性があるから、とてつもない長寿で、とてつもないエネルギーを持っているかもしれないと考えています。神さまなら、「この世の始まりのエネルギー」そのままを持っているなんて事もあるのでしょうか。知りたいです。

 

 

 

 これまで、彼は超能力を使い続ける事によってエネルギー切れになる事がありません。厳密には、これ以上超能力を使うと死にそうだと言われた事はあるのです。超能力を使う事は可能でも、スポンジのようになってしまった脳から超能力を引き出すのは控えたいという事でした。彼が超能力を使う場合、片手からのエネルギー放出で済む場合と、全身から大量のエネルギー放出を必要とする場合があります。たとえば、具象化能力を使う場合、大きさによりますが大抵は片手で出せるエネルギーで足りるそうです。しかし、タイムスリップのような全身をエネルギーで覆う必要がある超能力もあり、しかも一定時間エネルギーを全身から放出し続ける場合は相応に大変だそうです。

 実は、どちらも「脳」からの指令が必要なせいでしょう。大なり小なり「脳」からもエネルギーを発生させています。そして、超能力を使いすぎると、「脳」がスポンジのようになってしまうというのです。彼に詳しく話をしてもらうと、超能力の使いすぎで身体的に陥る状態が、私たちが体力を出し切ってしまった状態と何ら変わりがないもののようでした。全身の倦怠感もさることながら、特に「脳」がスポンジ状態のようで、乾ききったスポンジから無理に水分を出そうとしてるがごときに、「脳」から超能力のためのエネルギーを引き出すのはさすがに今までにない危険を感じるそうです。彼も日常を生きているので、私たち常人の言葉を知っていたわけですが、彼にも問題なく当てはまるそうです。

 彼に空中に浮くときにどれくらいエネルギーが必要か聞くと、ランニングをしっかりするつもりくらいと言います。高速で移動するときは、短距離を真剣に走るくらいには大変だそうです。ちなみに、彼は100M走を8秒台で走ります。中学1年生の時には10秒を切ることが出来ました。フルマラソンは1時間40分くらいです。100Mあたり15秒切るくらいです。世界記録ですが超能力のおかげなので公表はしてません。この時でも「脳」がスポンジになる事はないそうです。超能力そのもので走るのは気が引けるそうで、走るために入れている力の分だけで走るそうです。そうすれば超能力エネルギーはパッシブだけ済むからだそうです。彼は戦闘機やミサイルと並行して飛べるのでマッハのスピードを出せます。あながち嘘ではないでしょう。飛行能力で使っているエネルギーを使用しているかどうか、真偽のほどはわかりませんが。

 彼は、8時間くらい全力に近いエネルギーを出し続けなればならない事があったのですが、これが、彼が一定の超能力を出し続ける限界と見なしています。ふつうに人間の限界時間を越えていますが、本人談なので素直に受け入れておくのが賢明です。彼には人命救助をしてもらえる事があるので、彼の体力の限界値は必要な情報だからです。さすがに、この時は全快するのに三日ほど掛ったようですが。

 問題なのは、そのエネルギーがどこから捻出されているかなのです。「魂」が自家発電ですべてのエネルギーをまかなっているとは考えられません。以前にも書きましたが、彼は、指から超能力を発動する時には手に意識を込めてエネルギーを出していると言っていました。腕からもどれくらいかエネルギーの発生を感じるそうです。そうなると、彼は身体から超能力のエネルギーを得ている事になるのです。彼は、具象化能力を使おうが、念動力を使おうが、何の超能力を使おうが痩せている様子はありません。無表情なので疲れないのかと聞くと、疲労していると言うくらいです。ですが、具象化能力でジャンボジェット機を原寸通りの大きさで作る事ができるエネルギーを人間の身体が持っていることはないそうなのです。彼は自身の身体から超能力のためのエネルギーを得ているだけでなく、人間の常識を覆すほどに燃費がいいのではないかと考えるしかないようなのです。つまり、彼の超能力の元である「魂」は彼の身体からエネルギーを得ているのでした。

 タイムスリップによって判明した事ですが、時間は途切れる事なく必ず存在します。私たちも、時間が途切れる事なく進んでいる事は、自身の生活している次元で経験しています。これに、過去や未来が存在するという前提を加えて考えると、常にすべての時間が存在している事になると思います。

 なぜなら、現在の私たちに対して過ぎ去った時間は過去であり、未だ到達していない未来も時間経過によって存在が明らかになるからです。未来に至った私たちは、現在だった過去に未来がある事を身をもって体験しているのです。私たちは生まれてから時間が進み続けてきている事を知っており、このままなら、これからも時間が進み続けると確信をもって言えます。

 彼は、タイムスリップ能力によって過去や未来の存在を明らかにしただけではありません。過去や未来というすべての次元が「完全に独立した異次元」であり、時間の違い以外の違いがない事を明らかにしたのでした。そもそも、過去や未来とは現在である私たちから見た話であって、他の次元に生きる人から見れば私たちこそ過去や未来の存在にすぎません。そして、その過去や未来という言い方自体が先入観からくる思い込みを生んでもいます。(私が書いたからではありますが、ここから導入したかったので。)

 常識的に、過去や未来と聞いたら、私たちの過去そのもの未来そのものを指して言っていると考えますよね。しかし、私が過去や未来という言葉を使ったのは便宜上でしかありません。時間軸における過去とは、私たちの世界(次元)よりもどれくらいか時間が遅れて始まっている世界(次元)次元だという意味であって、私たちの過去そのものではありません。当然、時間軸における未来とは、私たちの世界(次元)よりもどれくらいか時間が早く始まっている世界(次元)という意味であって、私たちの未来そのものではありません。

 「自分の部屋に居続ける事が出来ても、同じ時間に留まる事はできない。」という話を聞いたことがあります。だから、時間の違う次元は異次元なのだそうです。彼は、タイムスリップによって西暦・日付・時間の違う世界(次元)に自分自身がいる事を確認しました。その世界(次元)が、彼の時代が未来に進んだ結果だというなら、時代違いの彼は存在しなかったでしょう。彼がタイムスリップで飛んだ先は、彼の時代とは「独立して存在する異次元」だったのです。そして、過去や未来を問わず、同じように彼がいたそうです。彼を信じるならば、彼はタイムスリップで自分だけが異次元移動をしたのであって、彼の世界(次元)の時間を巻き戻したり進めたりしたわけではない事になります。彼は、時間軸を元にして存在する世界(異次元)を行き来しているのです。

 この場合の過去や未来は、時間軸を元にして言っているので歴史の内容は合致しています。時間軸を元にしている以上、違いがあるのは歴史の内容ではなく、「どこまで時間(歴史)が進んでいるか」なのです。各次元は、「完全に独立した異次元」という間柄にありながら、私たちの過去そのもの未来そのものと同じ歴史を歩むことになる理由になります。私たちが生きている時間軸において、私たちは過去に何があったかを知っています。ある西暦・日付・時間に何があったかを知っているのです。時間軸が同じとは、時間の違い以外の違いがない事を指して言っています。時間に焦点を当てて考えているのであって、決して他の要素に影響を受ける事がない前提です。そして、彼のタイムスリップはどうやら時間の違う「異次元」の存在を明らかにしたのです。これは時間軸を元にした「異次元」の存在を確定したと同時に、歴史の内容が合致しているであろう事も示したのです。

 私たちよりもどれくらいか時間が遅れて始まっている世界(次元)は、私たちの過去そのものではありませんが、まるで過去そのもののように同じ歴史を辿る事になります。もちろん、私たちの世界(次元)も、時間軸における未来と同じ歴史を辿る事になるでしょう。これは、「異次元」でありながら、同じ時間軸上に存在する次元同士という間柄にあるからこそ成立する事です。私たちの過去そのもの未来そのものではなくとも、歴史の内容が合致している理由です。

 あくまで、時間軸における過去や未来とは位置付けであるにすぎず、「完全に独立した異次元」に他なりません。そのため、たとえタイムスリップによって歴史の内容を恣意的に捻じ曲げられようとも、時間軸における過去や未来が強制的に修正されるような超常現象は引き起こりません。タイムスリップによって強制的に介入され捻じ曲げられた次元だけが、その内容に応じて変化するのであり、介入のなかった次元には何も影響はないのです。

 先天的資質と後天的環境が合致すると、過去・未来を問わず同一人物はみな同じ行動を取るという言葉を聞いた事があります。(厳密には思い出せません。ご了承下さい。)本来、同じ時間軸上の世界(次元)では歴史が同じになるのですが、タイムスリップで介入すると、介入のあった世界(次元)だけは違った歴史になってしまいます。それ以降は、同じ時間軸であっても、タイムスリップの介入のあった世界(次元)と、タイムスリップの介入のなかった世界(次元)の二手に分かれて、この先も同じ時間軸上であり続けながらも別々の歴史を歩む事になります。

 余談ですが、超能力で時間を止められるのかどうかが考えられた事がありますが、無限とも受け取れるほどの過去が途切れる事なく続いているためできないだろうと断定しています。時間軸上で各世界(各次元)は直線に並んでいるようなのです。動く歩道のように、時間の進みと共に各世界(各次元)も動いていると聞いた事があるのですが、すべての世界(次元)で平等に時間が流れるという事は、過去に続く各世界(各次元)もすべて止められなければなりません。動く歩道を完全に止めるようなイメージだそうです。仮に、この世界(次元)だけ時間を止められても次元衝突が引き起こるだろうと言っていたと記憶しています。そのような理屈があるためか、それがわかる前から、彼は「時間の止め方はわからない」と言っていました。当然、現在も無理だそうです。理屈から判断すると、これも彼の限界の一つでしょう。そうでなくとも、時間を止めるには人間界は大きすぎるでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼の透視能力は、私たちの知っている透視とはどれくらいか違います。次元と次元を繋げる能力を応用しての透視なので、X線検査というよりも、内視鏡検査に近いでしょう。そのままが見えます。彼が一人で確認するだけなら目で透視能力を使うそうですが、他の方にも証人になってもらいたい時には、私達にも見えるようにしてもらえます。自分自身だけの確認なら目で透視能力を発動するだけなので彼だけがわかるようです。他人にわかるようにするには、目ではなく確認したい場所そのものに透視超能力を当てるようにするそうです。この透視超能力は、究極的には透視対象物を完全に見えなくしてしまう事ができるので、「千里眼」に類する能力なのではないかと考えています。

 そのためか、洋服だけを透視して裸を見るというハレンチな事もできてしまいます。しかも、能力を解かないでいると、左右を見るだけで透視対象物以外も透視ができてしまうので近くに女性がいたら大変なことになるそうです。透視能力はずっとエネルギーを発動し続けなければならない能力ですが、左右を見る程度では解けたりはしないので、気に掛かって目を向けてしまうと透視まで出来てしまうのです。異次元を見たり行き来する、次元に干渉する能力を代表に、大体の超能力がずっとエネルギーの放出が必要なようです。透視能力を使う時は事情があるとはいえ、もしもの事があればセクシャルハラスメントでは済みませんので、彼には部分透視をしてもらう事になっています。詳しくは書けませんが、怪我の具合を見てもらう事があるのです。部分透視については焦点を合わせるつもりになれば難しくないそうです。そうすれば、眼球全体でなく焦点の部分だけから超能力を発動できるからだそうです。透視能力など使わせないに越したことはないのですけどね。ちなみに、彼は目から光線のようなものや炎を発生する事もできるのですが、目が乾いてしまうので危ないそうです。実践するなら、目から数センチ離れた場所から発動させる事になりますが、これらは指からでも発動できるので失明したくないと言ってやってはくれません。

 テレビで、カードを透視するという内容の番組を見た事がありますが、当然、彼にも出来ます。方法は番組内容と同じで透けて見えるようにするだけですね。彼の場合は次元に干渉して透けて見えるようにしているわけです。洋服を完全に透けさせるのでなく、中途半端に透けさせようとする感じでしょうか。カードの向こう側が見えるまで透けさせるそうです。「千里眼」を完全発動させて伏せている反対側を見る別方法もあります。「千里眼」を自分から見て別方向に繋げてしまえば、カードが向こう側を向いていようが伏せてあろうが関係ないですからね。

 完全にカードが見えなくなる現象?の理由ですが確かな事はわかりません。カードがその場にあって「その場にない」ように見える必要はあります。存在そのものがない状態、つまり、別空間にカードを移動させるのでは彼以外にもカードがないように見えるので透視能力ではありません。あくまで、透視能力の延長線上でないと別の超能力になってしまうのです。マジックミラーのような理屈だろうという意見もあります。「千里眼」の応用と言ったところでしょうか。すみませんが考えが及ばないのでここまでにします。ただ、これは透視能力を調節して使える事を意味しているので、単純に対象物を見るだけでなく、調節次第で内部の細かい様子まで見る事ができて便利なのだそうです。肌が見えるとか、内臓が見えるとかでなく、全身骨だけが見えるようにもできるそうですが、全身透視を遊びで実行するには、白すぎる骨は気分がとても悪くなるそうですよ。

 残念な事に、傷を癒すような超能力を彼は持ち合わせてはいません。傷口をパッと治せないだけでなく、みるみるうちに傷口が治っていくという事もできません。人間にとかげのような超再生能力がないからではないかという事です。そもそも、彼の超能力は本物の細胞を作り上げることはできません。彼の具象化能力は、超能力エネルギーを使って、見た目がまるで粘土をこねるかのように好きに変えられるだけなのです。そのようなエネルギーでは、傷を簡単に治してしまうどころか、傷の再生能力を格段に上げるという事もできないようです。具象化能力を使って変身するのも駄目です。変身した姿はともかく、本体を超能力で見ると傷口から血が流れているそうです。変身する事によって異空間に身体が移動しているので治療ができないというデメリットもあります。そんなやり方では下手をしたら死んでしまうそうです。生命は進化して誕生しましたが、彼の超能力はエネルギーを変化させているにすぎないのです。

 念動力を使えば止血ができるにはできますが、致命傷ならばほんの少し延命できるにすぎません。これも彼の限界の一つでしょう。当たり前ですが、この行為も医師免許がなければ違法です。彼は弁護士になりたいそうで、医者になる気はないそうなので残念に思う人もいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 物体透過能力も次元移動能力を応用した能力です。そのため、本当の意味で物体透過をしているわけではありません。そうですね、彼が初めて壁抜けをしたときの話をしてみます。ふつうに考えて壁抜けなんてできるわけありませんね。彼も嫌がったのですが、それだけに彼は自分が壁を通り抜けられるようにイメージしたそうです。当たり前と思うかもしれませんが、現在では、壁のある位置に空間移動する超能力を発動する方法もある事がわかっているのです。壁は抜けて通れるものではない。だから、「自分が壁を通り抜ける」とイメージしたという事ですね。

 彼は、自分がどんな能力の持ち主なのか初めからわかっていたわけではありません。あくまで、マスメディアを通して知った、超能力があればできるのではないかと推測されている事を試しているにすぎませんでした。なので、壁抜けについても、書いた通りそのままを思いながら超能力を発動して、成功すればめっけもの程度であったようです。理屈については、実践してみて成功したからという理由で、どうして成功したのかを後付けで考えるなんて事がふつうなのです。

 彼は、身体に空間移動ができる超能力を身にまとう事によって壁抜けに成功しました。発動すればいい超能力がわかっていたわけではないので、壁と接触しないように通り抜けようとしたら、繋いだのは異次元というより異空間だったようです。「空間」とは、ある方から「空間」に移動したのではないかとアドバイスをもらい使用した言葉です。(私自身は、インターネットで調べてもよくわかりませんでした。強いて言えば、次元とは違った存在のものという解釈をしています。)実際、彼の身体は物体透過中であっても、そのままこの次元にあるように見えます。まとっている超能力に秘密があるのであって、彼の身体は人間界にあるままなのでしょう。彼の超能力が目に見えないもののため、単純に壁抜けをしているようにしか見えないのです。それを以って、ある方は「空間」を移動している可能性を指摘してくれたのでした。

 実は、この方法は危ない方法なのでするべきではありませんでした。まさかの人体実験からしてしまったのですが、危険だという指摘を受けてから後付けで実験することになりました。それは、りんごに空間移動能力で紙を通したままにした後、空間移動能力を解除して人間界に紙を出現させたらどうなるかという実験でした。当然、紙はりんごからはみ出すくらいの大きさを使用し、りんごの内側と外側に紙が存在するようにしました。これで、りんごの内側と外側の接点、つまり皮の部分で何が引き起こるかわかるという寸法です。

 実験の結果、超能力を解除した途端、りんごからはみ出た部分の紙がはじき飛んだのでした。おそらく、紙を大胆にびりっと破いたようになったのでしょう。ほどほどに大きな音を出しながらはじけ飛びました。りんごの方もナイフで半分に切ってみたのですが、中にはそのまま残りの紙が残っていました。りんごの中身に関しては、紙が薄い事が理由で、りんご毎はじき割れるには至らなかったのだろうとの事です。素人目にもわかるのは、りんごの内側と外側の接点の部分で現象が引き起こったらしいという事でした。紙と違うものを使っていたらりんごも破裂していたのかもしれません。結果が示す通り、もし、彼自身の壁抜けが中途半端になって途中で超能力を解除してしまっていたら大変な事になる所でした。彼の空間移動能力に使う超能力は、常にエネルギーを発生させる部類のものなのであり得る話なのです。彼も、次元移動をしたことがあるといっても、物体移動は感覚的に別物なので無意味にはしたくないと言っています。ドアを通って隣の部屋に行けばいいのであって、横着に壁抜けをしたい気持ちにはならないそうです。次元移動能力のように、私たちにも空間移動超能力を身にまとわせる事はできるのですが、実験結果を知っているので私は遠慮しています。

 彼は、4次元ポケットを持っています。正確には、「異空間」なのでしょう。彼は空間移動能力で壁抜けをする前、ドラえもんのような4次元ポケットはないのかと尋ねられたことがありました。挑戦してみたらそんな場所があったそうです。そこは例の如く暗闇で何もないようなのですが、物を置いておくといつまでもそこにあるそうです。というのは、自分の身体の中に置いておくのは不気味なそうで、身体から逸れた左側の「空間」に置いてみているそうなのですが、どこに移動しようと必ず身体から見て同じ位置に置いたものがあるそうです。これは「空間」なのでしょうね。彼専用か、そういう超能力なのか、私にはどちらかはわからないですが使い勝手がいいそうです。広さについては確かめていないそうですが、限りがその辺にあるというわけでないくらいには広そうだと言っています。当然、床にあたる部分がどこまで続いているかもわかってはいません。この「空間」を無意味に使うなと注意してはありますが。

 余談ですが、床にあたる位置に物が置けるのはいいそうなのですが、いちいちしゃがむのは不便なので、手頃な位置に足場のような置き場所を作ったそうです。彼の作った足場は、次元にくっつけることができるため空中に浮いているように見えますが、固定してあるだけで浮いているという表現は正しくありません。(しかも、この足場は具象化能力で作っているのでエネルギーを常に与え続ける必要はありません。)そのような足場を、目に見えない超能力そのまま無色透明の足場にすると、それを知らない人からは空中で静止しているようにさえ見える事になります。その足場は、色を付けないと事故になるだろうくらい頑丈な事も判明しており、彼も人間界では使わない事になっています。

 

 

 

 

 

 彼のエネルギーは気体であり、何をしたいかによって液体や固体といった状態変化が生じます。状態変化は、具象化能力によってどんなに硬いものを作ったとしても働くことになります。超能力を解除すると雲散霧消するのです。さすがに液体でなく、元の気体になりますが。超能力は元々はエネルギーなので、いずれは炎のように消えてなくなる存在なのです。具象化能力の解除をすればそのまま無くなってしまうというわけです。

 彼が連続で変身をできる理由にもなっています。彼は、一度変身した後、具象化能力を解除しなくとも次の変身ができているように見えていました。彼が、一度着た着ぐるみを脱がずに別の着ぐるみに着替えてみせたと言えばわかりやすいでしょうか。これを不思議に思う人も少なくはなかったのです。上述の通り、現在ではその理由が判明しています。次の変身をするという意識が前回の変身を自動的に解除もしているのでしょう。具象化能力が解除されたら雲散霧消してしまうというなら、一旦、元の姿に戻るという行為を必要としない事に納得できるわけです。

 超能力のおかげで、彼の身体能力は大幅に上がって見えることになります。しかし、厳密には身体能力を使う事によって働く超能力が人間の域を超えているにすぎません。たとえば、ジャンプをするには筋力に力を込めますよね。彼は、ジャンプ時に空中浮遊のときと同じ超能力を無意識に込めてしまうようなのです。以前話した通り、彼の超能力は、頭で意識したことを超能力として発動させる能力です。高くジャンプしたいと思ったら、誰もがしゃがみながら高く飛ぶ意識を頭の中でも考えているでしょう。彼は、それと同じことをするだけで超能力を発動させてようとしているも同然な事になってしまうのです。超能力込みでの身体能力を知ってからは天井に頭をぶつけることはなくなったようですが。

 彼の超能力込みの身体能力は、超能力の限界が来るまで引き上がることがわかっています。さすがに、使用できる重い物の限界があるために乗用車以上の物は持ち上げてもらっていません。皆さんの中にも遊びで挑戦した事がある方もいるかもしれませんが、乗用車のバンパーを持って持ち上げるのはバンパーが壊れてしまいますよね。乗用車ですら、バンパーが壊れないように超能力で保護をしながら持ち上げてもらわなければならず、それ以上は断念しています。

 そうは言っても、彼の最大の特徴は、身体能力の向上ではなくやはり超常的な超能力でしょう。彼は、念動力の持ち主なので日常的でない重い物を持ち上げるときは腕力でなく念動力を使う機会が多いようです。念動力は対象物をエネルギーで包み込む事によって発動できます。超能力で物を持ち上げる事は空中浮遊ですから、これは飛行能力の応用で、次元に関わる能力でもあります。ただし、念動力は物を持ち上げるだけの能力には留まりません。対象物に稼働できる部位があるならば自由に動かすこともできます。たとえば、空中にひもを持ち上げて固結びをすることもできます。逆に、動くことができる対象物を金縛りのように動けないようにすることもできたりします。固定してしまうわけですね。

 重い物を念動力で持ち上げるのにはメリットがあります。対象物を完全にエネルギーで包み込む必要がありますが、腕力を使った時と比較して重さをまったく感じないようにできるのです。彼の言葉によると、重さを無くす意識を超能力に込めると、乗用車だという事が信じられないくらいに軽いので持ち上げるのが容易いそうです。この方法を知ってからは、わざわざ腕力に類する超能力で、重い思いをしてまで乗用車を持ち上げるのは馬鹿げていると思うようになったそうです。意見を頂いたのですが、無重力状態を作れているのではないかという事です。そういえば、自分が空中に浮いたときには体重を感じたという認識があります。彼は、空中浮遊をする時に自分を軽くするという意識はしていないそうですから、そこに秘密があるのかもしれません。(これ以上は私ではわかりません。)

 ただし、対象物を持ち上げ続けるには、対象物を包み込み続ける事が必要になります。この場合のエネルギーは、具象化能力と違い消えてなくなってしまう部類のものなのです。だから、対象物を常に包み込む事ができるエネルギー体積量が必要となり、そちらで体力が必要になるそうです。

 

 

 

 

 千里眼は工夫次第で応用が利くと書きました。それ次第では、天界から人間界を一方通行で見守ることもできるし、声だけを相手に聞かせることだって出来てしまいます。行き来こそできないようにしてあるけれど、お互いに相手を見ながら会話をする事もできます。読んでいてお気づきかと思いますが、彼は世の中で想像されている超能力の検証をしてもらっています。その結果、千里眼は言い伝えられているそのままの事が可能であるとわかりました。それだけでなく、過去や未来にまで次元を通して繋げられてしまう事も判明しました。千里眼は、遠くにある場所と繋いで、その繋いだ先の相手と会話ができる事を指して言うのが一般的ですが、それでは「場所(地軸)が違うにも関わらず、次元を通してならば繋げられる理由は何なのか」という理屈がわかるかといえば私には無理です。知り合いの方が興味を持ってくれているのでお任せする事にしました。いつか教えてもらえるかもしれませんが、私一人でははっきりできなくすみません。

 こうなると、あながち「啓示」についてもデタラメと決めつける事はできないでしょう。大昔には「啓示」があったとするのは私は問題ないと信じたいです。少なくとも、現代の「道徳」の礎を築いた一つと考えているので、権力欲にまみれた過去を考慮しても、存在価値を見出す事ができると思っています。けれど、現代の「啓示」については決して認めません。誰かが強烈な求心力となるのでなく、皆で協力し合う政治思想を構築しようという世界で、神が誰にも知られることなく個人に「啓示」をするとは考えられません。私は現代での個人への啓示は認めません。

 彼は飛行能力も持っています。ただ浮かびたいと思えばいいそうです。空中に留まりたければ推力を維持すればいいだけです。便利そうですが、実際に飛んでいる姿を見なければ信じられないですね。彼が言うには、単純に身体を超能力で包むようにするそうです。元々身体中からエネルギーは出ているので、身体からエネルギーが放出しているそのままをイメージして発生させれば身体を包み込むのは個人の浮遊では難しくはないそうです。(複数人数だと、その分エネルギーの体積と形のイメージが大変だそうです。)その際、空中に浮けるようにイメージする事も忘れてはいけません。これは、私たちがジャンプした時に身体に感じる感覚(力)をずっと維持するようにするのだそうです。左右に飛び回りたければ、この意識を維持しながら、別個にエネルギーを発生させます。飛行機や自動車が全体から推進力を出しているイメージになります。これで空中制御が安定します。空中制御を維持して自由に動きたいなら、空中に維持するエネルギーは解いてはいけません。単純に移動したいなら別なのですけどね。けれど、空中で自由な行動をしたいのならセットになります。移動と行動を細かくできなくなるので、省エネをすると反って不便なのだそうです。

 これの何が次元に関わる能力かというと、知り合いの方によると彼は次元という湖の中に入っているのではないかというのです。(私も話を聞いて少しだけ思い出したのですが、インターネットで調べてもわからなかったので詳しくは書けません。)彼の言葉に直すと、おそらく、次元に溶け込むように浮遊しているということになります。そのため、空中に浮かぶための力(ジャンプによって生じる力)とは別に、人間界の次元そのものに溶け込むつもりで浮遊してもらおうという事になったのです。その予想通りに、彼はそれまでよりも浮遊がしやすくなったそうです。この事から、彼が空を飛ぶことができる能力は、次元と同じか、次元に近しいエネルギーを発生させる事ができるからだろうと考えています。彼自身は、エネルギーを次元と同じようにしようとしすぎると身体が重いそうなので、同化しない方が楽だそうです。あくまで、自分自身は湖でふつうに泳いでいる感覚を維持するようです。次元移動の仕方の理屈説明をテレビで見たことがあります。それは水の中にトイカプセルを入れる事によって人間が次元移動できる説明をしているものでした。それに近いそうです。半熟たまごの白身が次元に接していて、半熟の黄身は楽にしている感じだそうです。彼はそうする事によって空を飛ぶだけでなく、自由に動けるようにしているのです。

 

 

 

 

 彼の数々の超能力の中には、次元と同じ質だろうエネルギーを発生させて成立させているものがいくつかあります。異次元移動能力、タイムスリップ能力、千里眼、飛行能力、物体透過能力、透視能力、がそれに当たります。これらの能力は、彼にとっては次元に関わりがある能力として一括りにされている能力です。目的に応じて能力を開発しているうちにノウハウが出来上がったのでした。彼の次元に関する各能力の発動の仕方に類似点が見られるのは応用の賜物なのだそうです。

 異次元移動能力は、自分の周りを次元を移動できる質の超能力で包むことによって移動する能力ですね。そのままではその場にいるだけなので、人間界の次元に溶け込むつもりで移動します。たとえば、発見している人間界と隣接しているであろう次元を思い浮かべながら次元に溶け込んでいくのです。歩くつもりで移動すると溶け込みやすいようですが、1・2歩分でいいようです。これだけで異次元に移動できます。ちなみに、その次元への移動は宇宙空間に移動するようなものなので超能力を解いてはいけませんが、空気は持ち込めるので問題はありません。

 タイムスリップ能力はこの能力が自動で働く能力だそうです。いえいえ、本当です。信じがたいでしょうが、証拠を見せられる日がやってくるまで待ってもらうしかありません。彼も方法を説明はできても、その後、自動で移動する理由までは解明できないそうですから。一人でタイムスリップするときには必要ないそうですが、二人以上でタイムスリップする場合には、対象者全員の周りを超能力で包みます。その後、時間軸の同じ異次元に移動するときと同じように、移動しようとする超能力を移動先を思い浮かべながら発動させると自動で移動するそうです。厳密にはわかりませんが、私たちは「移動」するという感覚なら持ち合わせていますよね。歩いてだったり、自転車だったり、電車だったり、飛行機だったり。何であれ、移動に対してその経過と結果のイメージが重要なのかもしれません。彼に聞くと、移動先を思い浮かべるときに経過も考えているようなものだということなのです。「この世の始まりのエネルギー」を自由意志で使う事ができる彼が、タイムスリップ先へ移動したいと超能力を発動させるときに、「移動」の仕方をコンピューターにインプットしているようなものなら自動移動も可能になるのかもしれません。

 この二つの方法は自分が移動していく形ですが、対象となる場所(次元)を先に繋げることによって移動することもできます。千里眼がそれにあたります。自分のいる次元を移動先に繋げてしまえば、繋げている間は超能力者でなくとも歩いて行き来ができます。テレビ番組で、「次元は湖のようになっている」と聞いたことがありますが、彼が超能力を弱めると繋げた出入口が閉じていくので正にその通りだそうです。当然、超能力を使う事を止めれば出入口も完全に閉じてしまいます。対象となる場所(次元)と繋げるためには、タイムスリップのように繋げ先を知っている必要があります。出入口の広さはエネルギーの量さえ足りていれば自由だそうです。超能力を無造作に当てるのでなく、広げていくように意識する事がコツだそうです。余談ですが、繋げ先の西暦・日付・時間を指定したいのなら意図して念じる必要があります。たとえば、テレビで富士山を見たから行ってみたいと思ったとします。そして、その映像を頼りにタイムスリップしたとすると、行き先は今日ではなく富士山を撮影した西暦・日付・時間になってしまうのです。なぜなら、彼の異次元移動先は、あくまで到着先のイメージに使った映像通りの厳密なものになってしまうからです。これは自信の経験からくる記憶や写真においても同じです。思い描いた事の西暦・日付・時間まで厳密に移動してしまいます。幸いな事に、場所さえ知っていれば別個に西暦・日付・時間指定は可能なので、理屈が解ってしまえば困ることはなくなったそうです。