②KENJI’S STORY 獲物食いとハンターの目
マリアンカは身体の中に耳から入るドラッグを思いっきり吸い込んでしまった。
止められあい。
種類がありすぎて。
耳から入って、身体の動きで出る。音楽。
ダンスはエスカレートしている。
セクシーなダンス。
メスがオスを誘おうとしているようなダンス。
オス達は反応し始めている。積極敵にメスに近づこうとしている。
マリアンカは踊る、感じる、幸せのシャワーで遊んでる。
皆が好き!皆が大好き!後一杯だけ飲ませて。幸せのイッパイ!
エンドレスのニコニコ。。。
もう寂しくない、もう何も悔しくない。
浮気?勝手にして、エライさん。
今日は犠牲者が卒業します!
ニコニコ。。。
一番奥には、長めな髪で顔が隠れて、ソフトで、きれいな唇だけが見えている男がキャンビールを飲んでいる。
スリムな指でタバコ握りながら休まずに吸う。
なかなか近づけないクールさん。
チラッと目線をチェックしながら、誘惑ダンスはグレードアップ。
チャンスだ!
我慢出来ないオスは想像出来ないしつこさでアピールして、メスを自分のものにしようとしている。
やった!今だ!クールさんの所に避難。
「ここちょっと座らして、あいつ本当にしつこい。」
クールさんはいやがらない。
5…4…3…2…1…会話がタート!
二人はお互いへの興味を隠そうとしない。
無理にしながらクールさんは下手な英語で話そうとしている。
一言も分からないが二人はニコニコ。
話が聞こえない。
「Let's go out.」とマリアンカが言う。
すごいスピードと勢いでクラブを出る。
どちも、一瞬も迷わずに。
クールさんは意外と緊張気味。二時間のジムより汗を流している。
会話が楽しく進んでいる。汗のりょうが減ってる。
なんでもしゃべってしまう二人の話がさらに展開。
人に話せられなくて、心の最も奥のところに隠している夢を語り合う。
二人がすごいスピードと勢いでバーを出る。
どちも、一瞬も迷わずに。
人に話せない夢を現実化に。。。
クールさんの男らしさの魅力はマリアンカの動物性を引き出した。
マリアンカは知らない世界を知るようにした。
もう寂しくない、悔しくない、知たい。。。
夢の現実化は意外と期待はずれ。
ケンジの目の印象だけがソンヤの心に染み込んだ。
捕まえた獲物を見つめているような目。
細くて、怖くて、ものすごい力や意思を感じさせる目。
守ってくれそうな目。。。
獲物食いが終わった後、ハンターの目だけ頭から離れられない。
何しても、何考えても。
感じる、匂う、見える、聞こえる。ハンターの目の世界へようこそ。
マリアンカは圧倒されてしまったマコトの目に電話するようにした。
①KENJI’S STORY
ケンジはヨシヒコの逆反対の男だった。
理想な相手から遠く離れてたのに、マリアンカは正気を失って彼の事を愛してしまった。
彼の事思い出すだけで幸せ。一緒にいると何も要らない。天国にいるような感じ。
五感は百感になって、身体と神経の全てで彼の事を感じていた。
人間が限界に近づけるような愛でした。
ケンジは小さい頃から虐待を受けた男だった。
目覚しい時計の代わりに、
お母さんに顔を蹴られるのが毎日の始まりだった。
一番近いであるはず人の愛情を知らずに、
誰も信用できない男になった。
マリアンカは彼の冷たさに激しく引かれた。
拒否の態度は不思議になによりも魅力的だった。
マリアンカは燃えてた。もうついてしまった火が消せなかった。
彼の奥にはきっと暖かい心が眠ってると彼女は強く信じてた。
でも、ケンジの人間としての暖かさを見つけるのは、氷に囲まれてる南極への宝物探しの冒険よりハードだった。
氷の中に隠れていた宝物は彼女にとってとても大事だった。
マリアンカはケンジを無条件に愛してしまった。
子持ちのマリアンカは怒りや涙を抑えられないまま、町に飛び出してしまった。
目的もなし、走るだけ。
壊されてしまった家族への絶望感、未来が見えて来ない恐怖、失われた幸せへの涙。
家族の健康に食い付いたパラザイトへの怒り。
嘘綺麗に光ってる看板は彼女の目の前を狂気の列車のように走り去った。。。ソープランド、ヘルス、キャバクラ、無料案内所。。。終わりのない綺麗に光ってる看板。
冷たくて、人の気持ちへの無関心で、お金だけが餌にになってるパラザイトだとソンヤがショックを受けながら知ってた。
家族の健康や幸せを食って生きているパラザイト。。。
「お前のこと一生幸せにする、、、」、「日本の男性の90%位ヘルスなどの経験あり、、、」、「日本は浮気の文化、、、」、「きっと皆同じじゃないでしょう、、、」頭の中で止められないシツコイ嵐が狂ってダンスしていた。
裏切られた。日本の静かな文化に裏切られた。
大好きな茶道、武道、生花、腹切さえ、日本人の些細なセンジテイブナな心境を表してる美しい文化に裏切られた。
この文化もう一つ恐ろしい面があった。
昔から伝統が誇る浮気を認めている文化。
ビジネスを取り入れた文化。
家族の健康を食っているパラザイトを許した文化。
綺麗に光ってる、光で目をまぶしくしてくれるパラザイト。
マリアンカは考えながら、嫌いなタバコを下手ながらも吸った。
彼女の幼稚な反抗。
しかし、マリアンカ自身が恐ろしくて、行けない状況に落ちるのはまだ分からなかった。
止められない涙を流しながら、気持ちいい音楽に誘惑されて、初めて知ったクラブに目的もなし入ってしまった。。。
④YOSHIHIKOに言えなかった言葉・続き
気持ちって本当に不思議。
3か月付き合っても、全く何も感じなくて、他人としか思えないのに、
たまに寂しくならないと言ったら、嘘になる
。
友達、アドバイスの賢い人、皆あわせて同じ事言う。
彼には連絡するな!
するとしたら、時間取っといてから。
それは基本の基本みたいが、やっぱりおかしいと思う。
人間関係を計画たてて、作る?
縁があるなら時間が関係ない。
縁がないなら同じ。
計画的に人と一緒になれば、どっちが必ず損する。
何も狙いがなくて、ピュアーな気持ちで人と付き合えば、幸せ。
でも男も女も計画的になればなるほど、不思議に効果が逆。
前に進まない。
計画が作ってしまった傷だらけの関係。
