義母が他界してから この一月で十年以上になる
見捨てるように家を出て 今年で16年。
その数年後に彼女は亡くなった。
当初、随分 恨みもしたので しばらくは悪い思いしかなかったし
見捨てた事についても罪悪感など微塵もなかった。
しかし、歳を重ね、様々な出来事があるたびに
彼女の事が思い出される
【何であんな冷たい事を言ってしまったんだろう】とか
【もう少し優しく出来なかったのか】とか
今でも、胸が痛くなるような 切なさや寂しさが込み上げる
もう大嫌いなお義母さんは居なくなったんだなぁ
思い出すのは 子供のように笑う顔だけ
壮絶な思い出も何もかもすべて忘れ
義母は私の心の中でほんまもんの【仏】になった。
お義母さん。大好きです。
