あの日から9年。
多くの人の人生が
一変した日。
まさか。
信じられない。
どれだけの人が
あの日、この言葉を
呟いたか。
ショッピングセンターでは
今日、地震発生時刻に
黙祷のアナウンスが流れました。
その場にいた
およそ半分の人が
その場で、動きを止め
黙祷されていました。
ああ、あの時。
後悔の気持ちを
抱えることほど
辛いものはありませ。
これは、普段の生活の
なかであっても
同じかもしれません。
正しく危機感を持って
声をあげること
そして、動くこと。
誰かや何かの
声をあてにせず
日頃から
自分の感覚を磨いて
自分の声に従うこと。
一人一人が自分の命を
守るために
一人一人が自分の頭で
冷静に考え
行動しないとならない。
必要なのは
想像力です。
私は危機意識のない人が
嫌いです。
それは、災害時のみならず
日々の生活でも同じこと。
きっと、たぶん、
大丈夫じゃない?
たいしたことないよ。
そんな無責任にな
他人まかせの態度に流され
後悔を抱えるのは御免。
集団心理や
危機意識の低い人の
こうした同調圧力に負けずに
自分や身近な人を守ってほしい。
人の発する伝聞は
いい加減で変わりやすく
正しくないことも多いです。
同じ災害でも
一人一人がいる場所によって
対応は異なりますから
通り一遍のマニュアルが
役に立たない場合も
ありますし
災害時の
避難所は万人に
万能な場所ではないという
当たり前のことを前提に
自宅で出来る対策を
日頃からシュミレーションして
おくことが欠かせません。
いざという時は
普段の半分も
頭が働かなくなりますから
普段の生活の一部として
身体や頭を慣らしておく
必要があるのです。
本当なら
今月の20日に
都立水元公園にて
ペットの防災イベントを
行う予定でしたが
この時節のコロナ対策で
中止になりました。
あの日
九州にいた主人と
東京の自宅にいた
私の危機意識には
大きな差があります。
宮城の内陸に住む
主人の父や
実際に現地で被災した人の
危機意識は
さらにもっと
違うはずです。
しかしながら
未経験でも
私達には
想像力があります。
どんなことであっても
他人事にせず
自分事にして考えてみること。
身近なことに置き換えて
考えてみましょう。
こんな時
あなたなら
どうしますか?
夜中に叫び声が聞こえたら。
公園で火遊びしている子供がいたら。
毎日、子供の叫び泣く声が
聞こえていたら。
夜中公園に一人でいる子供を
見かけたら。
外で暴れている人を見かけたら。
誰かや何かをいじめているのを
見かけたら。
あなたなら
どうしますか。
子供や、動物への
虐待事件が頻発する昨今
身近な事件や事故
といった人災を
回避させることは
不可避な天災に
備えることと同じくらい
大切なこと。
ああ、あの時。
声をあげていたら。
何か行動を起こしていたら。
犬との暮らしだって同じ。
いつだって
後悔は先に立たず。
とはいえ、
矢面に立って
正義感を振り回せば
こちらに危険が
迫りますから
注意深く
行動しなければ
なりません。
天災は
人間を強制的に
一つにしますが
人災は人々の
無関心から
発生することが
多いものです。
想像力を持って
自分や他者の
命を守るために
一人一人が
適切な行動をとること。
様々な災害を前に
人間に出来ることは
それしかありません。
人や自分の為に動けない人が
物言わぬ動物の為に
動けるわけがありません。
なんでもない日々にも
いざという時にも。