目下、新コロナウイルスで

世界中が右往左往しています。

 

人間が過活動になり

熱を持ちすぎると

サーモスタットのように

時代ごとに

様々なウイルスが

蔓延しているような

気さえします。

 

目に見えず感染するのは

ウイルスだけではありません。

 

「情動感染」という

言葉があります。

 

人と人は意識的に

受け取る感情以外に

お互いの無意識の感情にも

影響を受けあっています。

 

いつも機嫌の悪い人

すぐに感情的になる人の

そばにいることは

目に見える実害がなくても

心は消耗を

余儀なくされます。


人に気を遣わせて

エネルギーを奪う

エネルギー泥棒。

 

本人は気づいていない

場合がほとんどですが

ネガティブで

常に否定的な感情を

無責任に

垂れ流す相手には

近づかないこと。


これは犬達の

ルールでもあります。

 

なぜなら、それは

自分自身の生き辛さや

心身の危険を

引き寄せるから。

 

自意識ばかりが強く

情緒不安定な犬は

犬達からの信頼を

得られません。

これは、まさに人間にも

当てはまることであります。

 

人と犬の問題だけでなく

人間関係においても

表面上平静を装っていても

内心でネガティブな妄想に

囚われていたり

成長や学びを手放し

全てを

他者のせいにばかり

していたなら

その情動は周囲に感染し

知らぬ間に事態は

深刻化していきます。

 

よく言われている

「犬に対しては

毅然とした態度を取ること」

という理由は

人間から犬への

ネガティブな情動感染を

防ぐためであります。

 

例えば

大きな犬に会ったらどうしよう。

 

現実に起こっていない

こうした気持ちばかりに

囚われているのが妄想。

 

現実に起きたとして

どうしたらいいかを

考えるためにあるのが想像力です。

 

犬に対してだけでなく

普段の人間関係の中で

誰かや何かに頼らず

意識的に自分のマインドを

自分自身で上げる習慣や

考え方を身につけること

妄想力ではなく

健全な想像力を養うことが

自分や自分の犬を

幸せに導くための第一歩。

 

完璧な人はいません。

そう思っている人だって

大抵は完璧でなんかない。


自分の弱さを認め

本心を受け入れ

自己防衛のための

こだわりを捨てた時

妄想の沼や行き詰まりから

抜け出すきっかけは

向こうからやって来ます。

 

妄想力ではなく

想像力を持って

生きること。

想像力からは

希望と明るさが生まれますが

妄想力からは妬みや嫉み

愚痴や不満しか生まれません。


一ミリの光もない場所を

遊び場にしても

そこに未来はありません。

 

新コロナウイルス蔓延の危機が

騒がれている今

人々の適切なあり方や

暮らし方や生き方が

地球規模で

再検討される時期に

来ているのかもしれません。

 

経済は人々の

熱狂によって生み出され

この世界の心臓となって

拍動を繰り返しています。


先日、深夜に

経済界のサーモスタットが

作動いたしました。


コロナは図らずも

子供達を狭い部屋から

野原に押し出し

大人を会社から

家庭に押し戻しました。


新しい技術を持って

新しいやり方を試す時。


そして、そのために

必要なことと

そうでないことが

あらゆる場面で

実感として

人々が感じる。


それが、

いまかもしれません。

 

立ち止まれ。

そして、気付き

本来あるべきところに

立ち返れ。


自分を幸せにする

人としての

責任を果たすために。

 

世界が人間に私に

そう言っているような

気がしています。