昨晩、いつもの散歩路に
貼られていた
一枚のポスター。
まさに
あの日の
あの子。
すぐに、ポスターの連絡先に
連絡し
ことの顛末を説明。
聞けば
あの現場からすぐの
お家で飼われていた猫で
ポスターは二日前から
貼っていたとのこと。
同じ町内とはいえ
どこの家に
どんな猫がいるかは
知る由も
ありませんでした。
知っていたなら
あんなことや
こんなことにも
なっていなかったかも
しれません。
飼い主さんは
ある意味で
その子を大切に
育てられていました。
可愛いからこそ
欲しがるものを与え
やりたい事を
やらせていました。
それが残念ながら
この結果を招いてしまいました。
いつも大丈夫だったから。
いつもはすぐに帰って来るから。
そうした飼い主さんの
猫への信頼は
あの子の命を守っては
くれませんでした。
いつものように
外に出て…
その直後に事故に遭いました。
飼い主さんには
昨晩
私から直接
当日の様子を
説明させて頂きました。
目印の首輪は
何かのはずみで
取れてしまっていましたが
身体付きや
発見場所
模様の入り方などから見て
その子に
間違いないと
ご確認頂きました。
お悔やみではなく
もっと別の
お力添えができなかったのが
悔やまれてなりません。
今回、飼い主さんは
ペット探偵さんに
捜索を依頼され
大切な猫を探しておられました。
結果的に残念なお知らせを
することになってしまいましたが
亡くなってしまったこと以上に
行方不明のままで
何年も探し待ち続けることも
大変に辛いことだと
考えておりましたので
飼い主さんと連絡が取れて
正直安堵いたしました。
命を落とす運命は
避けられなかったけれど
飼い主さんを心配した
猫の取り計らいで
飼い主さんと繋がることが
出来たように思います。
本日、冷たい雨の中
飼い主さんから
改めて
お礼のご挨拶を頂きました。
昨晩、お伝えした
川崎の合同墓地へ
明日行かれるとのこと。
太郎君改め
勇太君
飼い主さんの御心に寄り添って
安らかに
お眠り下さい。
合掌。
