子育てでも
犬育てでも
相手を思い遣る気持ちを
いかに育てられるかが
問われています。
そもそも保護者自身が
不親切で
思いやりを
持ち合わせていなければ
それを教えることは
出来ません。
子供や犬の
問題行動に対し
私一人が我慢すれば済むことだからと言う
保護者の方は
意外に多いのです。
こうした考え方は
一見、優しさのようですが
その本質は
ネグレクトと同じです。
社会の荒波の中で
問題行動を
我慢してくれる人は
ほとんどいません。
一時の保護者の優しさで
問題行動を放置された結果
社会で生きていく上で欠かせない
社会性の育みが上手くいかず
長い年月を
社会の片隅で
孤独のうちに
過ごさざるを得ないといった
大きなリスクを
愛するものに
背負わせてしまう
可能性すらあるのです。
社会性とは
一つの命が
社会というシステムのなかで
生き抜くために編み出した
究極の自己防衛システムです。
子育てにも
犬育てにも
逃げ道や近道はありません。
成長しかない命の季節
彼らが求めているのは
面白くて
愛情深い
本気な大人達です。
保護者の我慢が
優しさになることがあるとすれば
それは、彼らの
成長や自立を
見届ける時の
寂しさにだけ
なのかもしれませんm(_ _)m。