「無償の愛」とは一体どんなものでしょうか?
見返りを求めない愛。
何をしても許す愛。
どんな相手にも尽くす愛。
人と犬との関係において
この「無償の愛」を与えようとする飼い主さんは多いです。
この場合の「無償の愛」とは・・・
多くの場合・・・
飼い犬の無礼を許し、寛容にそして、受動的な態度で接し続けること。
犬を大切にしたい、愛情たっぷりに育てたい
その気持ちは正しいのに
受け取る側の飼い犬の多くは
ノーリミット(無制限)な暴君へと変容して行きます。
これは、人間社会で問題とされる
引き籠りを排出する親子関係に
よく見られる行動パターンととてもよく似ています。
何故そうなるのか・・・
多くは親が子供に与えるものの
「ニーズ」のミスマッチにあります。
親からすれば、「こんなにやってあげているのに」
「あの子の言うことは何でも聞いてあげてきたのに」
「好きなことを好きなだけやらせてあげたのに」
このなかの何が問題か・・・
個人的には「あげる・・」この言葉の裏にある精神性が
子供の無意識な精神に連動している気がしてなりません。
親は良かれと思っていることでも
子供の「ニーズ」に合っていなければ
単なる押しつけ、押し売りになります。
「その子の為を思っている自分が
間違っているはずがない」という思い込みが
繰り返されている場合があります。
親は自家中毒を起していて
自分が子供の問題行動の
引き金を引いていることに気が付くことが出来ないので
最終手段として、
第三者に託すことで行動の変容を期待します。
しかし、いずれの場合も
親や飼い主自身の思考パターンを変えない限り
改善できたとしても、一時的なものに終わってしまいます。
ニーズのミスマッチ・・・・・・・
相手が何を求めているのか知ろうとしているか。
主たるものの思い癖・・・・・・・
相手に「こう思っていてほしい」というストーリーを
押し付けていないか、相手の気持ちを決めつけていないか。
愛情という感情の誤認・・・・・・・
物質的なモノを与えることで
満たせていると思ってはいないか。
冒頭の「無償の愛」という言葉は
愛を無条件で与えあえる安心感であり
それを可能にする信頼関係を指したもので
相手の心は関係なく
ただ与え続けるということとは
伝わるものが天と地ほどに違うと思うのです。
「見返りを求めない」、「与え続けるという」
一方通行の感情であるような一般的な解釈自体に
現実的な整合性がないのかもしれないと思うのです。
愛情の成分は
優しさばかりではありません。
生活や社会の中で
率先して、あるべき姿を体現し
その姿を見せる事こそ最高の教育です。
面と向かって、
自分の言葉通りに思い通りに出来る相手は
おままごとのお人形か
超合金のロボットくらいのものなのです。
相手も生きていて
相手にも心があるのです。
相手を尊重しない人は
相手からも尊重されないのです。
自戒を込めて。
見返りを求めない愛。
何をしても許す愛。
どんな相手にも尽くす愛。
人と犬との関係において
この「無償の愛」を与えようとする飼い主さんは多いです。
この場合の「無償の愛」とは・・・
多くの場合・・・
飼い犬の無礼を許し、寛容にそして、受動的な態度で接し続けること。
犬を大切にしたい、愛情たっぷりに育てたい
その気持ちは正しいのに
受け取る側の飼い犬の多くは
ノーリミット(無制限)な暴君へと変容して行きます。
これは、人間社会で問題とされる
引き籠りを排出する親子関係に
よく見られる行動パターンととてもよく似ています。
何故そうなるのか・・・
多くは親が子供に与えるものの
「ニーズ」のミスマッチにあります。
親からすれば、「こんなにやってあげているのに」
「あの子の言うことは何でも聞いてあげてきたのに」
「好きなことを好きなだけやらせてあげたのに」
このなかの何が問題か・・・
個人的には「あげる・・」この言葉の裏にある精神性が
子供の無意識な精神に連動している気がしてなりません。
親は良かれと思っていることでも
子供の「ニーズ」に合っていなければ
単なる押しつけ、押し売りになります。
「その子の為を思っている自分が
間違っているはずがない」という思い込みが
繰り返されている場合があります。
親は自家中毒を起していて
自分が子供の問題行動の
引き金を引いていることに気が付くことが出来ないので
最終手段として、
第三者に託すことで行動の変容を期待します。
しかし、いずれの場合も
親や飼い主自身の思考パターンを変えない限り
改善できたとしても、一時的なものに終わってしまいます。
ニーズのミスマッチ・・・・・・・
相手が何を求めているのか知ろうとしているか。
主たるものの思い癖・・・・・・・
相手に「こう思っていてほしい」というストーリーを
押し付けていないか、相手の気持ちを決めつけていないか。
愛情という感情の誤認・・・・・・・
物質的なモノを与えることで
満たせていると思ってはいないか。
冒頭の「無償の愛」という言葉は
愛を無条件で与えあえる安心感であり
それを可能にする信頼関係を指したもので
相手の心は関係なく
ただ与え続けるということとは
伝わるものが天と地ほどに違うと思うのです。
「見返りを求めない」、「与え続けるという」
一方通行の感情であるような一般的な解釈自体に
現実的な整合性がないのかもしれないと思うのです。
愛情の成分は
優しさばかりではありません。
生活や社会の中で
率先して、あるべき姿を体現し
その姿を見せる事こそ最高の教育です。
面と向かって、
自分の言葉通りに思い通りに出来る相手は
おままごとのお人形か
超合金のロボットくらいのものなのです。
相手も生きていて
相手にも心があるのです。
相手を尊重しない人は
相手からも尊重されないのです。
自戒を込めて。