夢を生きる―引き寄せの法則を自分の味方にする
私たちは生まれ、そして死にます。この2つだけは、誰の人生にも間違いなく起きることです。もちろん税金も必ず徴収されるものですが。
あなたがなぜ生まれてきたのかを教えてくれる人はいません。
(どうしたら生まれるかは大きな秘密にされています。いつ生まれたかに関しては、毎年、誕生日に大騒ぎします。でも、何のために生まれてきたのかについては、いつまでも“また今度”とかわされてしまうのです)
人生の終わりについては、完全に謎に包まれています。いつ、どのように、人生の終わりが訪れるかは、誰にも分かりません。
まして、なぜ死ぬのかを知る由もありません。何よりも、死後に何が起きるか、誰にも分からないのです。
来世など無意味なものかもしれません。それでも、私は、死後には非常に長い時間があるだろうと信じています。“向こうの世界”では、天使や修道女たちが聖歌を歌いながら私たちを待っているかもしれません。
あるいは、“向こうの世界”では魂が再生されるのでしょうか。
でも、これは大きな問題ではありませんよね。
私たちの人生は、生と死という2つの出来事によって、スタートとゴールが決められています。人生の長さは分かりませんが、そう長い時間ではありません。
私たちがすべきことはただひとつ。人生という限られた時間を、精いっぱい、完全に楽しむことです。私は常にそう考えています。
でも、ほとんどの人は実行しません。
多くの人は、自分たちの幸せを享受していないのです。
そして、世の中には、凶悪犯罪の被害者やホームレス、恐ろしい病気に苦しむ人々など、恵まれない人々がいるのに、彼らを気にかけることもありません。
(私は、こうした人たちの存在を無視しません)
あなたの身近に、もっと良い仕事や別の仕事をしたがっている人がどれだけいるでしょう?恋人や配偶者との関係に不満を言い続けたり、浮気をしたりしている人も、多くいるのではないでしょうか。
あるいは、信じられないほどエネルギーを注ぎ込んで、どれだけ周りの人間が誤っているかを触れ回っている人もいますよね?
彼らは、隣人、娘や息子の配偶者、政府、さらに神様など、様々なものを悪く言います。結局、どんな環境にいても、何か別のことを望む人たちなのです。周りに何の不満も無いような時は、天気について文句を言うでしょう。
私のつまらない意見ですが、そういう人たちは、本心から状況の変化を望んでいるわけではないと思います。文句でも言っていなければ、他人は自分に興味を持ってくれないと思っているのでしょう。
人生に満足するために、私たちは自分自身の心の中に安らぎを得る必要があります。
与えられたカードが良くないカードでも、喜んで受け入れろということではありません。そのカードを引き受けて、もう一度、カードを配り直すのです。
不満を言っても、世界を変えられるわけではありません。怒りを爆発させても、幸運や安らぎは手に入らないのです。
前に進むためには、自分の心が“どこに向かっていようと”ついていく勇気を持ちましょう。困難な状況でも、夢を見つけて実現し、その夢を周りに伝えてください。夢を追いかけているときに障害にぶつかると、ほとんどの人は落ち込み、時には泥沼に陥ってしまいます。
そこへ恐怖が訪れます。最悪のことが起きるのを恐れ、私たちは、また夢を追いかけるのを拒みます。
妥協した人生を送り、負の世界に引き込まれてしまうのです。
幸い、こうした経験は、思ったより簡単に乗り越えられます。まず、宇宙は完全な機能を備えていると理解してください。
地球は常に回っています。鳥はゴルフボールよりも小さい脳しか持ち合わせていませんが、季節がめぐると必ず移動し、どこへ渡るかも正確に覚えています。
春になれば花が咲きますね♪
あなたも本質は同じです。あなたの体は食べ物を消化する方法を知っていますし、1秒ごとに何百万という肝細胞を新たに作り出し、指の爪を伸ばしています。
すべて、あなたからの指図を一切受けずに行っているのです!
宇宙の法則も、あなたのためだけに動きを止めることはありません。重力は今も、あなたに作用しています。
(体重計が思い出させてくれるとおりです!)
引き寄せの法則も同じなのです。
ここでは、自分の中の不安や疑いに打ち勝つことができるかどうかが問題になります。
物事がうまくいくかどうかは問題ではありません!過去の失敗ばかりに気を取られがちですが、何の力が働いているのか気付きましょう。それが前へと進む第一歩になります。(長い道のりではりません)
(引き寄せの法則をより効果的に活用するために、もっと詳しく知りたい方は、私のブログをご覧下さい:http://law-of--attraction.blogspot.com )
聞いた話ですが、ある記者がウォルト・ディズニー氏の死後、兄のロイ・ディズニー氏に、こう質問したそうです。
ウォルトがディズニーワールドを見ずに亡くなったことをどう思うか?と。
(ウォルトは、オープン前に亡くなりました)
ロイは憤慨し、記者に対して、「ウォルトがすべてを見ていたからこそ、私たちは今、ここにいるのです」と答えたそうです。
この話が、あなたにどんな影響を与えるか、私には分かりません。
でも私は、あなたがここにいるのは、夢を追いかけ、夢に生きるためだと確信しています。アンソニー・ロビンズ氏なら、情熱的にそう言うでしょう。
トレバーは、経験豊富なメンタルヘルスの専門家です。イギリスを拠点に活動しており、NLP(神経言語プログラミング)のコースを修了しました。
自己啓発や精神の成長について指導し、執筆活動も幅広く行っています。
同氏のHPは以下をご覧ください。
同氏は引き寄せの法則についてのブログを書いています。
http://law-of--attraction.blogspot.com