ペタしてね ペタしてね


鏡は嘘をつきません。鏡は光を反射します。


光はゆがむこともありますが、鏡が前にあるものを正確に映し出すのは変わりません。


鏡は、前にある3次元のイメージを、2次元のイメージに変換します。


鏡の中の姿、そして鏡が映し出す像には、命がありません。


鏡は命を映すことはできないのです。命を表した物体を映すだけです。


ですから、あなたが鏡をのぞき込む時、そこに映し出されているのは、命のない形です。


鏡の中に、命を見ることはできません。映っているのは単に、命を表した物体にすぎないのです


あなたは実は“輝く存在”であり、光なのです。


すべての物質は、光の集合体です。すべての物は光なのです。


そして、光の集合体に命を吹き込むエネルギーは、肉体から生まれるものではありません。


だから、命のエネルギーは目に見えないのです。あなたの感情や気持ち、性格は、肉体の一部ではありません。


そうした人格は、あなたの肉体を活動させるものです。あなたの肉体は、命を表現したもので、想像上の物理的な世界を体験しています。


鏡の中を見る時、あなたが見ているのは、あなた自身ではありません。あなたが自分自身だと思っているものが、鏡の中に表れているのです。


鏡の中では、あなたの自我は、唯一無二の命の形となって表現されています。


鏡の中のは、あなたと同レベルの生命力を持っています。あなたが自分自身に語りかける時、鏡の中のが話しているのが見えます。


そして、自分の声が聞こえます。でも話しているのは、あなたでも、鏡の中のでもありません。


命を見ることはできないのです。見えるのは、その命を表した物体だけです。鏡に映されたは、鏡の枠の中だけで見える、想像の産物です。


感情も気持ちも形のないものですから、鏡には映りません。感情は、あなたが表現するものです。


表現は、あなたの肉体ではなく、どこか別のところから生まれます。


肉体は、あなたの魂が“生きること”を体験するために利用する、“光の車”です。


あなたの今ある肉体は、命を吹き込まれて活動しています。あなたが鏡の前で動く時、動くものは1つだけですか?それとも2つ(2次元の物体が1つと、3次元の物体が1つ)ですか?1つの同じエネルギーが、両方の姿に命を吹き込んでいるのではないでしょうか。


すべてのものには命が宿っています。命無きものはありません。


ですから、鏡の中のは、映し出された人が存在しているのと同様に、実在するものです。


でも、鏡の像は、2次元という異なる領域に存在しています。鏡は異なる世界への扉です。


鏡の中では別の体験ができます。そこは、あなたが鏡の前で体験しているとおり、生命のない世界です。


鏡に映ったあなたの像に命を与えているのは、あなたの思考でしょうか。それとも鏡の中の像が、命を与えているのでしょうか?あるいは、両方のあなたが、物理的な世界を体験し始める前にいた4次元を通じて、互いを知り合っているのでしょうか。


私たちは肉体から離れ、静かに遠くから自分たちの動きを見守っているのかもしれません。


その遠くの場所は、私たちが元々いたところで、これから向かう場所です。私たちは、私たちが生活と呼んでいる、この想像の世界の中で、“自分自身を体験している自分”を体験できます。私たちの多くは、無意識のうちに体験しています。


そうして、望みどおりの体験ができるよう、決断を下しているのです。でも、訓練すれば、私たちはこうした体験を、意識的に行えるようになります。


私たちは、心、魂、肉体の3つすべてを同時に体験できます。あなたの想像力が“あなたが考えるあなた自身” を体験させています。


あなたは自分の全人生、すべての体験、周りの環境を、すべて想像しているのです。あなたの想像力に限界はありません。限界を想像し、物理的な世界に制限を設けているのは、あなたです。


あなたは何でも想像できるのです。でも、自分で定めた限界の範囲内でしか、体験できません。


自分が見ているものは、自分を反映したものなのだと認めると、世界を広げることができます。


私の目の前にあるキーボードとPCの画面は、私自身の延長です。私と同レベルの生命力を持っています。これらは私自身なのです。


ここに書いている言葉と同様、私の思考が反映されています。私たちは、命を表した存在です。


命は、私たちすべてに、それぞれ異なる姿を与えてくれます。あなたは読者で、私は筆者です。


そして、こうしたことをすべて同時に体験しているのが創造者であり、心なのです。


私たちは皆、自分自身の心や魂、肉体などを体験するために、ここにいます。心、魂、肉体はすべて、これから体験する状況に同意しています。


鏡は想像の世界やイメージを見せてくれますが、体験は見せてくれません。私たちは体験するのではなく、単に体験を表しているのです。鏡は嘘をつきません。鏡は光を反映します。


それが、鏡の唯一の役割です。あなたは命を吹き込む“輝く存在”です。あなたは、命のあらゆる面を映し出す鏡として生まれたのです。物理的な世界は、過去の思考を映し出したものです。


でも、体験は、肉体の中のどこにも、また鏡の中のどこにも、見つけることができません。




ロイ・E. クラインヴェヒター氏は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州在住の執筆家で、いくつかの著書があります。牧師であり、心理学のNLPについても学んでいます。


また、ニューエイジにおいて、人々を愛の力で導いています。教師、現象学の研究者でもあります。同氏の著書や記事はインスピレーションに満ちており、あなたの想像力を高めるでしょう。


思いもよらなかった場所へと、あなたを導いてくれるはずです。




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