「魔法の手が私のガンをやっつけてくれた」
独占記事:心霊治療家のハンドパワーがこの少女を救ったのだろうか?ヘイリーの“奇跡”
著者:フィオナ・ウィッティ

幼いヘイリー・ストークスは、グレープフルーツ大の致命的な腫瘍が骨盤にあり、
生存率は5%以下だった。

しかし、この11歳の少女は、清掃作業員の癒しの手のおかげでガンを克服したため、
医師たちは非常に驚いている。

家族ぐるみの友人であるクリス・ロビンソンは、日中はオフィスの清掃作業員として働き、
空き時間は病人の救済に努めている。

今は、ヘイリーが入院していた病院の医師でさえ、彼女の回復を“奇跡”と呼んでいる。

クリスは6ヵ月以上、ヘイリーの頭から2~3センチ離れたところに両手をかざすだけだったが、
その後、かざす手の位置を骨盤の方へ移動させていった。

驚くべきことに、ヘイリーの腫瘍は75%小さくなり、手術で摘出できる大きさになった。
のちに医師たちは、腫瘍が死滅していることを発見して愕然とした。

現在ヘイリーは、手術後わずか3週間で、学校に戻っている。

ベッドフォードシャー州ダンスタブルに住む母親のカレン(43歳)は、夫のスチュアート(48歳)、
娘のナターシャ(14歳)とともに大喜びした。

「クリスがいなかったら、ヘイリーはこうして生きてはいなかったでしょう」と、
カレンは語った。

クリス(56歳)もダンスタブルに住んでおり、妻と3人の子供がいる。
彼は「治療をしている時は、
私の頭から両手に熱が下りていく感じがするだけなんです」と言っている。

「ヘイリーと一緒にいる時も、腫瘍が死滅しますようにと何度も繰り返し言い続けました。
とてもいい子なので、病気を乗り越えてくれて嬉しいです。」

先週、「Extraordinary People」というチャンネル5のドキュメンタリー番組で、
クリスが取り上げられた。題名は「The Man Who Dreams The Future」で、
9月11日のニューヨークのツインタワー攻撃や、
7月7日のロンドンでの爆破事件を予言したことが紹介されていた。

しかし、彼が持つ“病人を癒す力”は、さらに驚くべき才能だ。

クリスは、こう続けた。
「懐疑的な人たちがいることは分かっていますが、どうやって効くのか自分でも説明できません。」

「私はごく普通の人間です。ただ、たぐいまれな天分を与えられただけなんです。」

「クリスに初めて治療してもらった時は、何が起きるのか分からなかったから、とても変な感じがして怖かったわ」とヘイリーは言った。

「でも、クリスのことはよく知ってたし、信頼してたから、すぐに慣れたの。
頭の上にヒーターがあるみたいに、すごく熱いこともあったけど、効いてるんだって思ったわ。」

ヘイリーの担当医、ロンドンのグレート・オーモンド・ストリート病院のアンソニー・ミカルスキ医師は、「ヘイリーの回復は奇跡です。摘出された腫瘍は、すべて完全に死滅していました。こんなふうに完ぺきに病巣が摘出された例は見たことがありません」と語った。

ヘイリーが最初に骨盤ガンを患ったのは4歳の時で、
その時は化学療法薬で治療をした。

昨年1月に新たな腫瘍が見つかった時、ヘイリーの生存率は5%以下だった。

「また化学療法を試すか、とりあえず家に連れて帰るか、選択肢は2つだと言われました」と、
カレンは回想する。

彼女は、夫のスチュワートと同じく、歳入関税局の職員だ。

「その頃には、手術できないほど腫瘍が大きくなっていました。
化学療法はとても辛いし、効き目もあまり期待できなくて、
私たちはひどくショックを受けていました。」

彼らは、クリスの治療と並行して、化学療法を選ぶという苦渋の決断をした。

クリスは、20年前に治療を始めて以来、100人以上の病人を助けたそうだ。

グレート・オーモンド・ストリート病院では、1年間に64億5000万円が必要です。
寄付金集めに協力してくれる方は、www.gosh.org.ukにアクセスして下さい。