腹が立ったり、イライラしたり、ひどく欲求不満を覚えたりする時がある。
そういう時は、自分の感情をコントロールできなくなる前に、“気持ちを静めよう”と、
自分の中で警報が鳴る。

そうなるまでに何か月もかかった。普通の人間にとって、自分の気質を変えるのは難しいからである。

生まれつきの気質を変えるためには、並々ならぬ決心が必要だ。

若いころの私は、すぐにカッとなる人間だった。

我を忘れるほど腹を立てている時は、たくさんの前向きな生命エネルギーが失われるので、
悲惨な結果になることもあると、マリア・デュヴァルさんに言われた。

つまり罪悪感、羞恥心、後悔、または悲劇へとつながるかもしれない。

怒りの感情を悪化させずに黙って冷静に向き合えば、怒りの原因を見つけ、
そのエネルギーを前向きに変えることができる。口で言うほど簡単でないことは分かっている。

自分の感情をとことん理解する必要がある。
自分の感情を受け入れて自覚すれば、マイナスをプラスに生まれ変わらせることができるだろう。