皆様、こんにちわ!Sr.Maria Crowです。
最近、恋愛関係のお悩みをご相談頂く事が多く、過去にご相談頂いたケースなどを
ご本人様の許可を取り、少しずつUPして行きたいと思います。
もちろん、私の回答が全て正しい訳ではありません。
人生に於いて、何が正しく何が間違っているというのは神のみぞ知る事であり、
その時、その時において誠実に嘘偽りなく、心から選んだ道であれば、後にどう
いう結果が出たとしても、自分なりに納得行くのでは?と思っております。
これをご覧になったあなたが、もしも同じような痛みを今抱えていらっしゃるのであれば
1つの参考意見として捉えて頂ければ幸いです。
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ケース1
前略、Sr.Maria Crow様。
いつもブログ拝見しています。
娘(4歳)1人を抱える38歳のある意味シングルマザーです。
私は現在、イギリスに住んでいますが、どうにもならないパートナーが
います。
パートナーというより、娘の父親と言った方がより正確ですね。
しかし、このパートナーは、全く経済力がないのです。
私が働いていることもあって、家計はお互いに半分半分負担すると
決め事をしたのですが、いつも彼が差出すのは1週間か10日持つか
持たないかで、特にイギリスは物価が高いので、彼の持ってくる金額
では1ヶ月分の食費にも足りません。
これでは足りないから何とかしてよと言うと、困ったように笑いながら
後は君が何とかしてくれといつも話を逸らします。
子供が熱を出して寝込んでいても病院に連れて行こうとする訳でも
なく、せめて子煩悩であれば良いのですが、家に居る事はいても
ちっとも面倒を見る事すらしません。
その昔は愛していましたが、完全に今はそういう気持ちもおこらず・・・
愛情も醒めてしまいました・・・
友人としてなら楽しいのですが、経済的にも負担が大きく・・・でも
娘の事を考えると可哀想になってしまってどうしたら良いか悩んで
います。
でも明らかに余りよい環境とは言えないと自分でも思ってはいるの
ですが・・・
Sr.Maria Crow様 どうしたら良いでしょうか・・・
fromイギリスより Y.N
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Y.Nさん、大変な思いをされていらっしゃいますね・・・
長くなりますが、私なりの気持ちをお話させて頂きますね~
私、Sr.Maria Crowも子供の頃に両親の別居と離婚を経験しております。
今や離婚は珍しいものでもなく、2005年のデータですがこのように離婚率は
皆様もご存知のように年々増加傾向にあります。
図録▽世界各国の離婚率
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/9100.html
勿論、両親が末永く仲良く、1つの家庭として家族がまっとうするというのは
とても幸せな事ですが、ただ離婚をしてないだけで、実際の家庭の中は
冷え切ってしまっている家庭も多いのも現状です。
これは私事ですが、私の小さい頃の家族はとても冷え切っていました。
そこで・・・子供の頃に感じた事を思い出してみると・・・
母の苦悩を見る度に、幼いながらも自分が母の足枷になっているのでは?と
考えていました。
常に父が帰って来るまで食事も摂らず、寝ずに待っていた母を夜中何度も
見ました。
こんなパパならいらない!と子供心に思ったものです。
でも、今と違って英語の家庭教師をしていたとはいえ、それだけでは食べて
行ける状況ではなく、離婚に対して母は子供である私を考え離婚を踏み止ま
っていたのが分ります。
しかし、私は自分が母の人生の足枷になるのであれば・・・是非思い切って
離婚をして、自由になって欲しいと願っていました。
母は厳格で厳しい人でしたが、父は私を甘やかすタイプでしたので、どちらか
と言えば、父の方が好きでした。しかし、それでも母が夜中に寂しげにキッチン
に座っているのを見るのはとても耐えれませんでした。
色々なケースがありますから、これが正しいという答えを出すのはとても難しい
のですが・・・
子供は子供なりに、ちゃんと物事を幼いながらも見ているものです。
自分の為に、母親の人生を犠牲にしても良いのか?と聞けば大抵の子供は
NO!と言うでしょう。
一方、母親としては・・・やはり子供が成長するまでは側に居てあげなくては・・・
と思うでしょう
結論から申し上げると・・・私の答えは・・・
まだ、彼に愛情(友情)が残っているのであれば・・・
離婚は別としても、先ずは愛情を持ちながら突き放すという事を試して頂き
たいのです。
何故か・・・といいますと、イギリスには私の友人も暮らしているので事情を
聞くと、97年以来最悪の状況で失業率がとても高いそうなのです。
こんな時代に、今その彼がまだ若い内にしっかりと仕事を確保しないと
Y.Nさんがお子さんを2人も抱えているのと同じような状況になってしまうのは
火を見るより明らかだと思います。
もしも、Y.Nさんの収入が家族3人を支えても尚問題ないくらいの高収入でし
たら、ご自身が家長として彼を子供と考え一生養い続けるのも1つの方法かも
しれませんが・・・
しかし、私から考えると・・・父親の自覚のない彼をいつまでも甘やかして置く
のは、愛情ではないと思えるのです。
多分、どの国でも年を取れば取るほど仕事も経済力も得るのは難しくなると
思います。
ですから、今しっかりと突き放して上げる事こそが、ある意味愛情かもしれないと
私は考えます。
そして、Y.Nさんが彼を友人として支えられる部分は支えてあげる。
つまり、完全に頼らせず、彼が自力で頑張っていても不足が出たら、Y.Nさんの
負担にならない程度、彼が甘えない程度に差し入れをする等の方法を取るの
が良いような気がします。
勿論、Y.Nさんに今、有余るほどの財産があり、何をしなくても食べて行けると
いうのであれば、彼を養子くらいに考えて一生面倒を見ていく位のつもりで
サポートするのも1つの選択かもしれませんが・・・
Y.Nさん。彼の友人として・・・
厳しく温かく愛情を持って・・・彼に独立させて見てはどうでしょうか?
事を急ぐと返って良くありませんから、ゆっくりと徐々に時間を掛けながら、歩いて
行く・・・愛情を持って見守り送り出してあげるのです・・・
真の独立をさせて上げる事が愛情ではないでしょうか~?
Y.Nさんの幸せを心からお祈り申し上げます。
God bless you!
Sr.Maria Crow
