
80年代青春群像を描いた究極の青春小説

吉田修一さんの本は作風がバリエーション豊かなので、
どの部類に入るのかいつも考えながら読むんだけど

コレは、とってもストレートなお話で私は大好きでした

大学に入学する為に、長崎から上京して来た“横道世之介”が
サンバサークルに入ったり、ホテルでバイトをしたり…
と何気ない生活1年が描かれているんだけど、何か奥深い

彼が1年に出会った人たちの、その後の人生とシンクロする構成に
なっているんだけど、それもGOOD

こういった何気ないお話を、心に沁みるお話として伝えるのは
さすがだなぁ~って作品でした
