ホームは朝早くから来てるからガラガラ。


私とヒナ以外、頭が寂しいオジサン数名と深く深く皺を掘り込んでるオバサン数名。


どちらにしろ、私たちより活気があるってわけじゃないね



「今日、主役が発表されるんだってね!」


ヒナが一際ハイテンションにそう叫ぶ。


静かなホームに声が響く。


そうだね、ヒナ、選ばれるんじゃない?


そういうと、少し頬を染めて照れたような仕草をする。


「そうかなぁ・・・でも、七光りとか言われたらヤだな」


ふっと、悲しげな様子を見せるヒナ。


ヒナは確かに太陽みたいに明るいけど、中身がそのままだと思うのは漫画の読みすぎだと思う。


私は黙って笑っていた。
すると、

「ふふ・・・やっぱり、かめちゃんには効かないよね。」


そう言って、今度はにんまりと笑う。


先ほどの愛らしい笑みとは違い、色気を含んだ笑み。


世の単純な男子たちは、コレで落ちないわけが無いと思う。


最高に淫靡な気持ちにさせられるはずだ。



しかし、私は言う。



ヒナ、もうちょっと声に色気を出したほうがいいよ。


「ふぅ・・・まだまだかぁ・・・」



囁く様なため息を零す。








―さて、問題です


ヒナはどの部活に所属しているでしょう?





答えは簡単。
















舞台演劇部です。