線が描けない時の小さな一歩

足立区の自宅アトリエとオンラインで

水彩教室をしている

イラストレーターのやすだまりです

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「描きたい気持ちはあるのに、

手が動かない」
 

「線を引こうとすると、

急に自信がなくなる」

そんな経験をしたことがある方は、

とても多いです。

これは決して“やる気がない”わけでも、
 

“才能がない”わけでもありません。

「最初の一歩を出すときにだけ

不安が強く出る」
 

誰にでも起こる自然な反応なんです

(三角の簡単クリスマスツリー🎄)

手が止まってしまう理由は“感情のブレーキ”

線が出ないのは技術の問題よりも、
 

心が小さくブレーキを

かけていることが多いです。

・失敗したくない
 

・上手に描きたい
 

・思い通りに描けなかったらイヤ
 

・何から描けばいいか分からない

人は「正しくやろう」と

思うほど行動が遅くなる
 

傾向があります。

つまりこれは、
 

真剣に向き合っている証拠。
 

とても大切な感覚なんです

線を描けるようになる一番の近道は “小さな安心”

線が出ない時は、

技術よりも「安心」を

足してあげるとスッと描き始められます。

おすすめはこちら👇

・ 小さい紙に描く
 

・ 水彩ではなくクレヨンや

色鉛筆で描く（抵抗が少ない）
 

・ 〇や△だけ描く
 

どれも、成功・失敗を気にせず

描ける工夫です

難度を下げると行動量が増えていくので、
 

描き始めるハードルが下がると

自然に手が動きやすくなります。

(丸だけで描く簡単クリスマスツリー🎄)

まとめ描けない日こそ、心が整うチャンス

手が止まる日はダメな日ではなく、
 

心がちょっと疲れている合図。

そんな時は、
 

「描けない自分」ではなく
 

「描きたいと思っている自分」に

目を向けてあげてください

描けない日があってもいい。
 

焦らなくていい。

最初の一線は、ゆっくりで大丈夫

また自然に、手が動き出す日が

きますからね

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絵に苦手意識がある子への声かけ

先日、とある子どもたちの小さな作品展に

提出してみようということで

久しぶりに小1息子と作品を描きました

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軌道に乗るまで並走

絵に少し苦手意識がある息子。
 

この場合、ただ「描いてみよう」と

子どもに全任せするのは

NGです

そして、ハードルもめちゃくちゃ下げます。

（「絵の具じゃなくてクレパスで

サクッと描いちゃおう♪」と提案）

隣に座って

一緒に取り組んでいきます。

「どういう絵を描きたいかな？」

「サッカー頑張ってるから

サッカーボールとかは？」

そんなことを話ながら

軌道に乗るまで並走です

タイトル『ワールドカップにでる』

画材：A4画用紙、クレパス

ついやってしまいがちなNG声かけ

良かれと思って言った言葉が、

子どもの心をぎゅっと

縮こまらせてしまうことがあります

例えば…

「もっと上手に描けるでしょ？」

「なんで描かないの？」

「〇〇ちゃんは上手だよ」

これらは
 

“結果のプレッシャー”

“比較” につながり、
 

余計に苦手意識を強めて

しまうことが多いんです

もちろん、悪気なんてありません。
 

むしろ、

お子さんを思う気持ちから

出る言葉。

まずは「つい言っちゃうなぁ」と

気づくだけで十分です

苦手をほぐす“あたたかい声かけ”

絵に自信がない子には、

結果ではなく

“過程”を認める言葉 が

とても効果的です

プロセスを褒められた子は

挑戦し続けやすい

今日から使える声かけ例はこちら👇

「その色えらんだの、素敵だね」

「その線、すごく丁寧に描いたね」

「続きが楽しみだなぁ」

「描いてくれて嬉しいよ」

子どもが気づけていない

“良いところ”をそっと照らして

あげる気持ちで伝えてみてください

無理に描かせないことも大切

苦手意識がある時に

無理やり描かせると、
 

“絵＝つらい時間”と感じて

しまうことがあります

でも、しばらく離れて
 

好きな遊びに

夢中になっているうちに、
 

気持ちがふっと戻ってくることは

よくあります

脳科学の研究でも、
 

休息が創造性を回復させる
 

と分かっています。

今描けなくても大丈夫。
 

それは“心の休憩時間”なだけです

焦らず、比べず、

ほんの少しの“良いところ”を

言葉にしてあげると、
 

子どもの表情がふっと

明るくなります

そしてまた、自分のペースで
 

「描いてみようかな」
 

という芽が伸びていきます

お子さんのペースを、

どうぞ安心して

信じてあげてくださいね

 4月からは通年クラスがスタートします

私の教室は来年2026年4月から

通年スタイルになります。

通年だからこそ、
 

焦らず、じっくり、その子の“好きの芽”が

育っていきます。

習い事で一番大切にされているのは

「その子が楽しく

続けられること」。
 

まさに、その気持ちを大切にした

クラスをつくっていきます。

(左から二番目がやすだです。) 

4月クラスの詳細は、2026年１月に

ブログや公式LINEで

またお知らせしますので、
 

気になる方はご登録してみてくださいね

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今日も読んでくださって、

ありがとうございました

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停滞期は伸びる前のサイン

「最近前みたいに

娘が絵を描かなくなった」

「なんだか意欲が落ちた気がする…」

これ実は、子どもが

次の成長へ向かうための

静かな準備時間 なんです

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小1息子、突然の“黙々スイッチ”

絵に少し苦手意識がある息子の話ですが

ところがある日、
 

黙々とポケモンを描いていました。

しかも形が驚くほど

よく捉えられていて、思わず

「おー！すごい…！」と声が出るほど。

(ポケモン：マスカーニャ)

でも一番感心したのは、

誰に言われるわけでもなく、

自主的に描いていたこと。

親が何も言わない時ほど、
 

子どもは“自分のタイミング”で

動き出すんだと改めて感じました

停滞期は“階段の踊り場”のようなもの

成長はなだらかな坂道ではなく、

段差のある階段を

上がるように進んでいきます。

そして停滞期は

“階段の踊り場”のようなもの。

「急にできるようになった」

「一気に感覚が掴めた」

こういうのは、まさにこれです。

発達心理学や脳科学の研究でも、

・新しい能力が伸びる前には

停滞期がある

・脳は“情報の整理・統合”の

ための時間を必要とする

ということが明らかに

なっているそうです

だからこそ、
 

描かない日、やりたくない日が

あって当たり前。

むしろ、それは
 

次に伸びる準備をしている

サイン なんです

保護者が焦りやすい時こそ大切にしたいこと

「せっかくだからもう少し描いたら？」
 

「前はもっと描けてたのに…」

こう思ってしまうのは、
 

大切に思うからこその気持ちですよね。

こういう時こそぜひ

見守る姿勢を大切に

“見守ってもらえている”

と感じる環境が
子どもの自己効力感

（自分はできるという感覚）
 

を育てます

焦りや不安を感じても大丈夫。
 

その気持ちを否定しなくて大丈夫です

見守ることで伸びる力

大人が先まわりして口を出しすぎると、

子どもの「自分でやってみる力」が

育ちにくくなります

逆に、そっと待つことで、
 

こんな力が育っていきます。

・自分からやってみようとする力

・工夫する力

・集中して取り組む力

・「できた！」という成功経験

子どもは必要な時に必ず

自分から動き出します。

子どもの課題と、親の課題を分けて考える

子どもの小さな失敗は、

将来に向けた大切な経験。

幼い頃に

試す

↓

失敗する

↓

もう一度やってみる
 

この循環をたくさん体験した子ほど、
 

大人になってからの

“逞しさ”が育つと言われています。

保護者がすべてを整えすぎると、
 

その経験を奪ってしまうことも

(良かれと思って動いた結果が

割に合わないって

悲しいですよね)

子どもの課題と、

親の課題を分けて考えることで
 

お互いがぐっとラクになりますね

まとめ🎄停滞期は成長の準備運動

描かない時期、モヤモヤする時期、

なんとなく気分が乗らない時期。

そのどれもが、
 

子どもが次の段階へ

進むための“助走期間”。

焦らず、信じて、見守ることで
 

絵も心も、大きく育っていきます🍀

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「その子が楽しく

続けられること」。
 

まさに、その気持ちを大切にした

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声かけ一つで変わる表現する力

小学生、特に低学年のうちは、
 

「見て！」
 

「聞いて！」
 

と表現したい気持ちが強く芽ばえる時期。

その小さなサインを

どんな言葉で受け止めるかで、
 

子どもの“表現する力”は

驚くほど変わります

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私の水彩教室では

肯定的且つ、具体的な言葉かけを

しています。

「上手だね」よりも、

「このタッチ、すごく

ダイナミックで元気だね！」
 

「この色の組み合わせ、

可愛らしい」

 

こうした具体的なフィードバックが、
 

「自分の表現を見てもらえた」

という安心感につながります

 

その安心感が

「どんどんやってみよう」

というチャレンジする姿勢になって

その子の表現力に磨きが

かかるんです

教育心理学では、
 

子どもは「できた！」を

認められると次の挑戦が増える
 

という研究が多く報告されています

また、

褒められた経験が多い子は

自己効力感（自分はできると

思える力）が高いそうです。

表現力は、

この自己効力感が土台になります。

どんな褒め方が表現力を伸ばすのか

特に効果が高いのは

“プロセスを褒めること”。

・工夫したところ
 

・色を選んだ理由
 

・最後までやり切った姿勢
 

・伝えたい気持ち

こうした部分を言葉にしてもらうことで、
 

子どもは自分の考えや気持ちを

意識的に整理でき、
 

それが 表現力の成長につながります。

レッスン後には毎回、保護者の方へ
 

「今日の素敵ポイント」

「成長した瞬間」を個別にお送りしています。
 

小さな成長を共有することで、

家庭と教室が

同じ方向を向けるようにしています

褒めることは甘やかすことではなく、
 

子どもが自分の内側を

表現する力を育てる

大切なサポート

これからも、

子どもたちが安心して成長できる場所、

心を育てる教室であり続けたいと

思っています

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“見てほしい”が始まりの一歩

子どもたちは自分の描いた絵を

とても嬉しそうに

「見て見て！」と見せてくれます。

この“誰かに見せたい”という気持ち、
 

絵を描き始める子どもたちの

ごく自然で大切なスタートです

足立区の自宅アトリエにて

単発で水彩教室をしている

イラストレーターのやすだまりです

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子どもは、

小学校低学年くらいまでは

「自分の世界を

誰かに共有したい」

という欲求が強く、
 

心理学ではこれが

承認欲求の健全な

発達段階 とされています。

また、ほめられる経験は

子どもの“やる気ホルモン”である

ドーパミンを引き出すそうです。

だからこそ
 

「素敵だね」

「見せてくれてありがとう」
 

という一言で、

描く意欲がどんどん育ちます

続けて描くうちに、

子どもたちは少しずつ
 

「見せたいから描く」だけでなく、

・集中する心地よさ
 

・没頭する楽しさ
 

・気持ちを落ち着かせる時間

に目を向け始めます。

きっかけが
 

「誰かに見せたい」
 

「ほめてもらいたい」
 

でまったく問題ありません

続けていくうちに、描く時間は
 

子どもの心をそっと

整える時間
 

へと変わっていきます

その成長を、そばで

見守ってあげてください

   4月からは通年クラスがスタートします

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