コインブラからさらに一時間ほど南下したところにある、

ポルトガル三大修道院の一つ、

バターリャ修道院/Batalha Monastery

(1386年建築開始、ユネスコ)

 

 

ここに着いた時曇っていたこともあって、

太陽光のないところで見た建築物の外装の黒ずみが、

暗さを助長してしまい、

なんとなく重い雰囲気に包まれてしまっていたのですが、

聖堂の中に入ると思わず、

わぁ と声が出てしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵画や彫刻などの装飾がないので、
支柱や天井の建築本来の美しさ強調され、
厳粛な雰囲気を増していると私には感じられます
 
 
聖堂の幅が少し狭いようで天井の高さが助長され圧倒されます
支柱とステンドガラスの品のある柔らかい色合いが美しい
ポルトガルで初めてステンドグラスが使われたのがここだそう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
修道院の敷地は思っていた以上に広く、
二階建ての回廊があります
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アーチ装飾がなんとも美しいですが、
写真を見ながら改めて、
バターリャ修道院全体の建築の美しさには目を見張るものがあります
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてこの修道院には、
未完成の礼拝堂というものがありました
 
写真でわかるように天井が未完で吹きさらしです
鳩が絶え間なく巣を作るようで清掃が大変そうでした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それにしてもインパクトのある礼拝堂
ここには王室の二名が埋葬されているらしい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
装飾の一部のズームですが、
それにしても独特なデザイン
どこかカンボジアのような、オリエンタルっぽくもあり…
アンダルシアで見た建築物とも少し似ているように思いました
 
 
これは15世紀から16世紀にポルトガルで流行した、
マヌエル様式と呼ばれるものらしく、
ルネサンス、イスラム建築の要素と、
大航海時代の自然を表しているそうです
 
 
 
 
 
 

最初に書いた通り外観を見た時、

やけに黒ずみが目立っているような気がして維持予算がないのかな…

なんて思ってしまった第一印象だったのですが、

実はこの修道院、ポルトガル南部海岸線の石灰石を使っていて、

時が経つにつれ黄色がかった色に変色してしまうそうです

この色が黒ずみを強調してしまっていたのだとわかりました

 

とても繊細で素晴らしい装飾の多い建築物だけに、

なんとなく残念に思いますが、

それぞれの土地にある資源を使って、

世紀にわたる建築物がこうして残り、

今私たちが訪ねることができている

すごいことですよね!

 

 

 

 

 

 

 

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バターリャは修道院だけを訪ね、

その同じ日の午後には海岸線にあるナザレという町に到着

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天気も良くなってきてなんだかホッ

海の青さが美しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15時、お腹空きすぎ!笑

ナザレは海岸の町

きっとどのレストランも新鮮な魚を提供してくれるだろうから、

そうそう外れはないはず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポルトガルでは大抵のレストランで、

注文しなくても突き出しのようなものが出されます

 

パン、オリーブ、ツナペースト、ニンニクペーストなど

私たちはいつも遅い昼食でお腹ペコペコ状態だったので(笑)、

ついつい手を付けてしまっていましたが、

食べなければ料金は加算されません

 

全く手を付けていないものを全部捨ててしまうとは思えないので、

あまり衛生的ではない?と、そんなこと考えてしまう・笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またしても新鮮、旬の焼きサンマ!

ドンと豪快・笑