誰かの一言は
魔法にも呪いにもなる
何気なく放たれたその言葉は
心の隅にひっそりと留まって
時々何かの拍子に
瞬間的に浮かび上がって
思い起こされる
「あなたは一生お金に困らないでしょう」と言われれば
何故か本当に困ることはなく
「君には無理だよ」と言われれば
事あるごとに「やっぱりね」となる
実際それは
何かある度に
心の支えになったり
あるいは
戸惑い煩う方向に気持ちを加速させたりする
良い言葉を送り続ければ
それは幾重にも積み重なって
誰かの心を温め
後押し出来るかもしれない…
だから私は
ほんの少しでも
明るい兆しが見えたなら
誰かにとって重要な意味を持つかもしれない
その言葉を
ふと思い出す度に
握りしめて支えにできるような
宝物になるような
祝福に繋がるような…
そんな風に
心に留まり続けるように
願いながら放っていきたい
