ケーキの予約注文

　もうすぐ娘の誕生日。

　今年のケーキ、どこで買おう。どんなケーキがいいかなぁ。

　いつも買っているところだと、同じものになっちゃうし。。

　そうだ。今年は実家近くのケーキ屋さんにしてみようか。そして、娘に選ばせて、予約注文させてみるか。

　m「ねぇはるか。今年の誕生日ケーキ、ばぁばの家に行く時にアンクルに近くのケーキ屋さんに寄ってもらって、自分でいいのを選んで、注文してこない」

　娘「うん、オッケー」

　うまく行くかな。分からなければLINEしてくるかな。

　ケーキの注文なんて全然難しいことではないけど、初めての娘にはちょっと冒険なのだ。

　案の定、

　こんなこと聞いてくるし。

　でも、その後は頑張ったようで。

　写真も送られてくる。

　ミッション無事終了したみたい

　家を出るまであと1年半。ひとりで生活していく準備として、少しずつ対外的なことをさせなければ。

　実はこの日は昼間にも『この日は彼と遊びたいから脱毛の予約を変更したい』と言ってきたので、そんな理由なら自分で電話しなさいと電話交渉させたばかりだった。

　予約の変更ひとつでも、自分が替えて欲しい日にはもう予約はいっぱいかもしれないし、クリニックがお休みかもしれない。そしたらその場で直ぐに別の日を提案してとにかく日にちを確保しなければならない。

　難易度は低いけど、そんなところから少しずつ色んな事に馴れさせなくてはね。

　帰宅して、ドヤ顔で差し出したしてきた紙。

　よしよし。