一昨日 mutell さんが私のブログをリブログしてくださって、そこで昔の大人の子育てはなかなかに大胆だったということが書かれていました。

 うちの母親も『死にゃあせんじゃろうか、死にゃあせんじゃろうかって心配しよったよ』と言いながらも、なかなか呑気でしたよ。

 私は保育園の頃から、保育園で行われている習字を習っていました。
 土曜日のお昼からその習字教室に行くわけですけど、帰りが3時とか4時になる。母は車を運転しないので、迎えに行く手段がない。で、母が考えたこと。

 母「 mare、あんたひとりでバスで帰ってきなさい」

 5歳の子どもに一人でバスに乗って帰ってこいと言うのですから、相当ですよね笑い泣き。バス停は保育園から子どもの足で徒歩7,8分、自宅の最寄りのバス停から自宅までも徒歩7,8分といったところだったでしょうか。料金は二区間で80円。子どもは半額なので40円です。

 『バスに乗って帰ってこい』と言われただけでもかなりの衝撃で一気に不安になってしまった私に、さらに母は「はい バス代ね」と言って、20円私に握らせました。

 m「にに20円びっくり??なんでえーん??

 子ども料金でバス代が40円ということぐらい、5歳の私だって知っていました。 
 すると母は、

 母「一区間だけ乗って、あとは降りて歩いて帰ってきなさい。『一区間だから20円でいいでしょ』って運転士さんに言いなさい

 すごい理屈ですよね🤣。そんなの通用するわけがありません。それを子どもに言わせようとするのですからね。

 その結末がどうなったのかをちょっとよく覚えていないのですけど、バスに乗っていたことは覚えているので、多分私は母に泣きついて40円もらって、バスに乗って帰ってきていたんじゃないかなと思います。
 でも、子どもの頃から私はとても小さくて、6歳の小学校入学時点で身長わずか104cm。5歳でバスに乗っていた頃なんて1mなかったのではと思います。 実際の年齢よりもさらに幼く見えていたのは確実ですし、そんなちっちゃな子どもが一人でバスに乗っていたら、周りはもう びっくりだったんじゃないかと思いますガーン

 強烈な思い出としてはこれなのですけど、今思うと『えっガーン!』て思うような子育てを母は色々とやっていたような気がします。

 しかし当時は社会の意識というか、全体的に子育てに大胆だったというか。
 田舎だからなのかそれはよく分かりませんが、例えば大雨が降った次の日に、川と道路の境目、田んぼと道路の境目なんて全くわからなくなったような道を、子ども達だけで長靴を履いて登校していました。それが当たり前だったというか、どこの家庭からも『危ない』という声が出なかったのでしょうね。そういう時代だったと言うか。。
 でも不思議と私の周りではそれで子どもが川に流されたとか、聞いたことはありませんでした。子どもは常に危険なことと隣り合わせて生きていて、自分の身を守る本能というか能力というか、自然に備わっていたのかなと思います。

 かくして母は。 

 小学3年生になった私の娘を私が1人でバスに乗せることにはすごく不安で。娘をひとり実家に行かせる時など、バスに乗せたらすぐに連絡をするように言い、娘が乗ったバスが最寄りのバス停に到着する時間には絶対に間に合うようにバス停に行って、娘を待っていました。

 このあまりの違い、一体何なのでしょう🤣🤣。

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 駅裏のイルミネーション。クリスマスが終わってからこれに変わったのかな🤔。