『ホラー小説です。でもそんなに怖くないと思います』

 とのしげちゃんの言葉を信じて、勇気を出しました。

 私はホラーはニガテで、独り暮らしをしてした20代の頃に「リング」を読んだ時なんて、本当にトイレに行けないくらい怖くなってしまい、、😭😭。『私は子どもかっ😅』と自分に突っ込みを入れたくなるくらいでした。
 でもその一方で、ある特定の場所でしか起こらないような怪奇現象を描いたものなら大丈夫なのです😁。「ペットセメタリー」とか、「エルム街の悪夢」とか。
 元々そんなに好きではないので、誘われないと見ないですけど😅。

 と、このような私が拝読したのですが。。

 うーん。これは、ホラーというか、『ファンタジック・ホラー』という表現がピッタリくるような感じの物語でした。

 『大量の蠢く虫』が出てくるお話なので、映画など、映像化されて音も加わると、かなりゾワゾワ系でまた全く違った感じになるのかもしれませんが、言葉だけなのでその耐えられなくなりそうな感覚は免れました😁。

 それよりも、胸をつくのは怨念の塊となった魂の寂しさや虚しさです。
 末代まで呪ってやる、みたいに代々呪い続けるお話ってありますが、私はそういうお話には恐ろしさよりも、もの哀しさを感じます。

 そのように怨念に覆い尽くされてしまった魂のやるせなさ、孤独。成仏できず、人間に生まれ変わることも出来ず、己の魂が本当に求めているものにさえ気づけずに、人間界と霊界の狭間をさまよい続ける魂。。可哀想で、切なくて、胸がいっぱいになります。

 それでも、今の世の中の方が、理不尽に命を奪われることは遥かに少ないと思います。個々人の人権が十分に尊重されることの無かった時代には、怨念の塊となってしまった魂は、今よりずっと多かったのではないかと。

 どうか、そのようなたくさんのさ迷える魂が救われますようにと、祈らずにはいられません。
 そして、今後もそのような魂が増えることのないような、死ぬに死ねないような亡くなり方をする方が、できる限り少ない世の中であって欲しいし、そうしていかなくてはならないと思います。

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