第2回は、反骨のエンジニアたちの物語だった。
世界の風景を変えた。
J-フォンによるカメラ付き携帯(写メール)。
インスタグラムの技術は、すでに当時の日本にあった。
かつてのウォークマンも、日本のSonyが開発した製品だった。
事実、大ヒットした。
ところがApple発のiPodは、それを凌駕する代物になった。
『made in japan』として、写メールも、ウォークマンと同じ運命をたどることになる。
「絶景を伝えたい」
「人がやったことのないことがやりたい」
ヒト、モノ、カネ、がない中で、捻出した技術力は確かなものだった。
フレキシブル基盤の切り札。
ノイズとの格闘。
断線する電話。
電磁波の正体。
部品配置の試行錯誤。
あくまでもゴールを目指す。
交わした祝杯。
「天狗になるなよ。」
「最後は個々のスキルに託すしかない。」
「感謝っていうんですかね、やっぱり感謝ですよね」