私の働く職場には色々な
ポジションがあって
荷受け、品出しをする人
野菜果物の鮮度を確認する人
少し鮮度の落ちた野菜果物を値下げする人
フルーツカップ・フルーツボウルを作る人
などなど



中でも私の所属する
フルーツカップを作るグループは
終始する事が絶える事なく
人員数的にも人不足
そんな中先週
私のグループに新たにメンバーが
加わることになりました
どんな人が来るんだろと
皆んなワクワクして待っていました
そして11時になり
その新しい人が
マネージャーに連れられ
やってきました


年は私と同じか若いかなという
背も小さく細い
可愛らしいケイト(仮名)でした
第一印象は控えめな感じでした
さて
皆んなに紹介された後
早速リーダーのサラに指示を受けつつ
仕事スタート

私も一応先輩として
"分からないことがあったら
なんでも聞いてね
と言っても私も新入りだけど"
と声をかけました
その後も早く打ち解けられるよう
時折"How's it going?"
"Is everything alright?"
と声かけをしていました
だけども彼女、ニコリと笑うだけで
返事してくれないし
ほとんど、というか
全く喋らない

え?この子も私みたいな外国人?
と錯覚するくらい無口で静か
私の英語が聞き取れない?とも
思ったけど
他のアメリカ人の同僚にも
似たような対応

まぁアメリカ人皆んながフレンドリーって
訳じゃないしな
シャイな人なのかなと思いつつ
そのまま仕事をしていました
そして午後に入って
ケイトと私、もう1人の先輩ナンシーと
3人で仕事をしていた時
ケイトが泣きそうな顔を
していることに気付きました


え
どうしたん
と思って
どうしたん
と思って"Are you alright?!
Is something wrong?"と
聞くと首を振って
突然大泣きし始めました
私もナンシーも何事かと
びっくり

どうしたの
と聞くと
と聞くと聞き取れない泣きじゃくる英語で
何か言ってるんですが
私にはよく聞き取れない

なのでナンシーを見ると
ナンシーにも聞き取れない様子

ナンシーは助けを求めに
裏へサラを呼びに行きました
私は何を言ってるのか
必死に聞き取ろうとしていると
どうやら息子が簡単に会えない所に
連れて行かれて
悲しくて泣いてるというような
ことを話しているようでした
その後ナンシーがケイトを連れて裏へ下がり
サラにバトンタッチしました
ケイトが居なくなり
ナンシーと2人
めっちゃびっくりしたね
何言ってるか分かった

どうやら息子さんに会えなくて
悲しくなったみたいだよと
話をしていると
しばらくしてケイトが
戻ってきました
まだ様子が落ち着いてないような感じ
だったので
ナンシーがもう少し休んだら

お手洗いの場所は分かる

連れて行こうか
と
とケイトを連れてお手洗いへ行きました
そしてしばらくして
ナンシーが戻ってくると
"気分が落ち着くまで
休憩したらどう

何か食べるものや飲み物はある
"
"と聞いたんだけど
"何も持ってきてないし
お金もない"と
話すの
と言いました
"だから私彼女に何か
食べ物が飲み物買ってあげて
休憩室連れて行くわ"
と話して
お手洗いから戻ったケイトを
連れて行きました
私はただただびっくり
お金ないって…
本当にあるんだ…
ずっと食べてないってこと

それ以上の事情は
誰も詳しくは聞いてないのですが
恐らくなんらかの事情で
お子さんが政府か機関に引き取られ
自分での養育が許されなくなってること
生活もままならないことは
分かりました
同僚ともびっくりしたと
話していると
"何があったかは誰にも分からないからね
こういうことは
たまにあるんだよ"と
話していました
そしてこの同僚は
ケイトが帰る前に
店で買った食料を袋にいっぱい
持たせてあげていました
どんな社会にも
明るい面と暗い面があるのは
当たり前だけど
自分のすぐ近くで
こういった場面に遭遇するのは
初めてでした
何となくドラッグとかかな
とも
とも思いましたが
真相は分かりません
いずれにせよ
これもアメリカの現実のひとつ
なんでしょう

ケイトはその後も
何とか仕事を辞めずに
続けています
まずは仕事をして
お金を稼いで
日常を取り戻すことが
お子さんを取り戻す
最初の一歩だと思うので
何とか頑張って欲しいです

仕事をしていると
色んなことに遭遇するなと
思った1日でした