先週の日曜、16日の夜遅くだったか、17日の夜中だったか…[ジェーン・バーキン死去]のニュースがSNSのTLに現れた。
めちゃめちゃファンだった訳でもないんだけれど、海外のセレブが亡くなった訃報ではマイケル・ジャクソンより驚いたかも…。
というのも彼女の存在を知ったのは中学1年生の時、ロードショーで映画館まで観に行った『地中海殺人事件』に出演していたから……。
多分なんだけれど、1970年代中盤から80年代はじめにかけてアガサ・クリスティ原作のミステリー映画が、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』『クリスタル殺人事件』なんて具合に続々と公開されていて……で当時中学生の私!自分の意思で観たい映画を見れる年齢になって、独りで観に行った映画が『地中海殺人事件』なんですね。
このタイトルにあるように地中海のリゾート地で起こる殺人事件、時代背景は1940年代とかなのだろうか?とにかく豪華絢爛。
そんなゴージャスな世界で起こる殺人事件が本当に華麗な出来事…な気がして、その上洗練されたトリック……
そんなゴージャスな世界で唯一不幸丸出しな女…がジェーン・バーキン演じるクリスティン・レッドファン。
ちょっとブスだし、陰湿な雰囲気。可哀想な若奥さん……っていうキャラ。
他の登場人物が〈女優〉〈演劇プロデューサー〉とその妻、〈演劇評論家〉、〈富豪な実業家〉〈元女優のホテルの女主人〉〈ホテルのオーナー〉等々…とにかく豪華絢爛なリゾート地での避暑旅行を楽しんでいる人ばかりの中の地味な若奥さんがジェーン・バーキン。
結局「私も美しいんです」って姿を見せてくれるのですが、その変貌っぷりに中学生は眼が点だった。
その人がジェーン・バーキンだった。なんて知るのはそれから数年後。
(パンフレットは鑑賞後買って読んでるから知ってはいたんだろうけど)
セルジュ・ゲンズブールとの♫Je t’aime moi non plus♫を歌ってた人だなんて知るのも、
”Hermèsのバーキン”のバーキンだったなんて知るのも随分後のこと。
でも、そんなことよりミステリーって面白い、アガサ・クリスティってすごい!!
って思わせてくれ
私の読書原点みたいな映画に出演していた(しかも重要な役)バーキン。
アガサ・クリスティと結び付けてくれた女優さん。
そこから派生した感性はミステリーのみならず、コール・ポーターの音楽や
アールデコな美術、はたまた演劇なんていうのに興味を持ったのも
この映画があったからかもしれない。
なので少し他の人とは違ったジェーン・バーキン観があるんだろうけれど
CDもね…数枚、持ってましたよ。
どうぞ安らかにお眠りください。


