昨年ノーベル文学賞受賞した韓国作家、韓 江(ハン ガン)女史の『すべての、白いものたちの』を読んだ。

 本書は2016年発売された『흰』(白い)に”著者のあとがき”が追加されての改訂版。

それに翻訳者の補足、そして作家平野啓一郎氏の解説を加え文庫化された書籍。本当は話題になっている『菜食主義者』を買うつもりで覗いた書店(たまたまその書店)では売切れていたようなのと、面陳列して目立ってあったこちらを買った。

 

 

 ミステリーが好きだし、本を読んで”疲れる”より、”楽しみたい”が読書の目的なので、目下アガサ・クリスティー全作読破(長編のみ)を挑戦読書中で現在57冊目、残り20作切ってるから、なんとか気合い入れて年内読破達成!!したかったんだけれど…まぁクリスティーばかりも寂しくなったりする……少し文学的な……メルヘン気分に浸りたくなったり。

 

 で韓国大好きだし、韓国の雰囲気を文学でも味わいたく手にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 まず、「白いものについて書き留めたメモ」的序文からはじまる。

 とてもポエティックで、“白ってなんの色?“を常に連想させつつ、これは散文詩?小説?…と戸惑いながら読み進めて行った。

 

 序文で並べてあった”白いもの”の単語。はっきり記憶していなくても、読んでいる最中に「あ、あのメモの単語?』って序文……走り書きのメモ(現在)へ呼び戻される。呼び戻されながら〈 1章 私 〉〈 2章 彼女 〉〈 3章 すべての、白いものたちの 〉 の章分けの謎に惹かれながら、ふんわり、ふわふわ心地よい言葉の流れに身をまかせる。

 そして全てを読み終わった。

 

 

 読み終わった時はぼんやりしている印象。

暫くして、もう一度最初から読みたいな…と思ってくる。

(翻訳者の補足、平野啓一郎氏の解説が謎解きになっていて)

かなり印象変わってくるだろうから。

 

 言葉って凄いなぁ…っていうか、言語というか、単語というか……それらがイメージさせるモノやコト。 

 

 タロットリーディングって(私はもっと下衆だけど)

こういう感覚に近いのかもしれない。

 

たまには感覚研ぎ澄すような本を読むのも良い。