04
「お疲れ様でした〜〜!!」
午前中の撮影が終わり、時計を見ると13:30。
約束の時間まで30分ある。
家に帰る時間はなく、大きな荷物を持ったまま近くのカフェに寄った。
コーヒーを飲みながら時間を潰していると、
pi〜♪
相葉さんからだった。
茜「はい!お疲れ様です」
相葉「お疲れ様!!仕事終わったー?」
茜「はい!今終わって、カフェにいます」
相葉「オッケー!じゃあそこまで迎えに行くね!」
場所を伝え、電話を切った。
間も無くして、
プップー!
外からクラクションの音が聞こえた。
覗いてみると、サングラス姿の相葉さんが乗っていた。
カフェにいる数人のお客さんもクラクションの音で車の方を見ていた為、急いで車に向かった。
茜「わざわざここまでありがとうございます!!
あの、、そのまま来てしまって、荷物後ろに乗せても大丈夫ですか?」
相葉「もちろん!あ、後ろ開けるね〜」
と言って車から降りようとしていた。
平日とは言え、周りには人も歩いてるし、見られたらまずいと思い、
茜「あ!!大丈夫です!!!!!一人で乗せられるので!」
とトランクを開けようとすると
相葉「大丈夫だって」
そう言って
スッと私の荷物を抱えて車のトランクにのせた
相葉「よしっ!行こうか、乗って!」
と満面の笑みで運転席に乗った。
その瞬間、胸がキュッとなったのを覚えた。
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車の助手席に乗り、たわいも無い話をしながら車は走っていた
相葉「そう言えばさ、茜ちゃんって彼氏とかいんの?」
茜「え!いや、いないです」
相葉「そうなの?意外だね!」
茜「東京に出てくるって決まった時に別れたんです」
相葉「へぇ〜そっか。ごめんなんか暗い話させちゃって!」
茜「いやいや、私はこれで良かったと思ってます!」
そういう相葉さんは彼女いるんですか?
と聞きたかったが、こういうお仕事している人にはNGな質問だと思って咄嗟にやめた
相葉「俺も最近別れたんだよね」
茜「!?」
声も出ずに驚いた顔で彼を見た
相葉「聞きたかったけど聞けなかったんでしょ?」
にこーっとした顔でこっちを見てきた
茜「ちょっとその顔、反則です///」
急に恥ずかしくなって赤面した
相葉「・・・可愛いすぎ」
と小さな声で呟いた。
茜「か、彼女さんとは、どうして別れたんですか?って聞いてもいい、、です、、か?」
少し躊躇いながら聞いた
相葉「あー・・そこは内緒かな♪」
茜「そっ、そうですよね!変なこと聞いちゃってごめんなさい!」
何で聞いちゃったんだ!!馬鹿なことしてしまった!!
と足元を見るように俯いた。
相葉「いや、別に変なことじゃないけど、まあ、、、簡単にいうと、浮気されてたんだよね」
茜「え?」
一瞬にして時が止まった。
こんな素敵な人を裏切れる人がいるのだろうかと思った
相葉「ほら、ね!こんな空気になっちゃうでしょう!ごめんごめん!
俺はもう大丈夫だからさっ!」
茜「・・・こんな優しくて素敵な人なのに・・・・私だったら大切にします」
相葉「え、、?」
茜「えっ!?あ、今の忘れてください!!!!」
今自分が言ってしまったことが、段々恥ずかしくなって顔を手で覆った
相葉「ありがとう、茜ちゃん」
そう言って頭をポンポンっと撫でてくれた
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そうしてスマホを無事に買ってもらい
帰りの車の中で
相葉「茜ちゃん、アドレス教えてよ」
とスマホの画面を差し出してきた。
茜「えっ!いいんですか?」
彼はニコッと笑った
ピッ
茜「出来ました!!」
相葉「ありがとう。また連絡するね!」
また?
またこうやって会えるの?と期待してしまう
茜「今日は本当にありがとうございました。ここでもう大丈夫です!!気をつけて帰ってくださいね」
と言って荷物を取り、
車が見えなくなるまで、見送った。
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なんて幸せな時間だったんだろう
毎日のようにテレビで見る人と、同じ車に乗り、たわいもない会話をして、連絡先まで交換してしまった。
もう私の中では、
アイドル ではなく、一人の男性としか見られなくなってしまっていた。
だが、この日の出来事が後に後悔することとなる。
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