先週のジャーナルは犬皮膚肥満細胞腫(低グレード、初期のリンパ節転移)において術後化学療法は必要か否かというテーマでした。

 

肥満細胞腫は犬の腫瘍性疾患の中でもありふれた病気の1つで、他の腫瘍と比較しマージンや化学療法は検討がなされているものの、まだまだ再考の余地はありそうです。今回、術後化学療法を受けた群と受けていない群とで比較し生存期間、再発期間について検討しており、組織学的に「低グレード」かつリンパ節の評価で「初期のリンパ節転移」(リンパ節の評価も何段階か分類があるそうです)と診断された症例を対象に比較を行なっています。

 

本研究の結論は、低グレード・初期のリンパ節転移が認められる犬皮膚肥満細胞腫において術後化学療法は予後に影響しないという結論でした。

また両群において、再発期間についても大きく違いはないそうです。

 

 

グレードやリンパ節の詳細な評価などによって、術後の治療選択がしっかりと決まってくる時代がくるかもしれないですね。

 

 

 

 

今回のジャーナルはミルタザピンの経皮投与について。

 

ミルタザピンは猫の食欲増進剤として、経口薬(商品名:リフレックス)が

処方されることが多いものの、ねこちゃんによっては味が気になることや性

格的に投薬ができなかったりということもしばしば…

 

しかしその成分を持った塗るお薬があるそうです。

 

文献上、どうやら効果は内服薬と同程度か。

ただ副作用として活動性亢進と発声があり、これは刺激によるものなのか血中

濃度の上昇によるものなのか見極めが必要かと思われます。

 

ただ投薬するのが大変な場合や、院内でどうしてもお薬が飲ませられない子に

とっては良いかもしれません。

 

取り入れることが決まりましたら、随時案内をしていく予定です!

 

 

 

こんばんは。

 

先週のジャーナルはCKDのリスク因子に関する論文でした。

ワクチンは1年に1回で良いのか?それとももう少し間隔を空けた方が良いのか?

 

WSAVAより新しいワクチンプログラムが公表されていますが、日本ではペットホテルなどの関係でワクチンを打たないと預かってもらえないなどの理由であったり、混合ワクチンが多いことからどうしても年1回になってしまうケースも多いかと思われます。

 

ただ、ワンちゃん、ネコちゃんのことを考えるとなるべく負担のないワクチン接種をしてあげたいですよね。

 

今年から当院でもワクチンプログラムを変えていく予定です。

「ワクチン=悪」ではないので、予防医学の観点からはワクチン接種は非常に重要なのですが、ただただ1年に1回接種するのではなく、個々にあったワクチン接種を相談していきますのでよろしくお願いいたします。

 

先週の朝の勉強会は歯科が得意な岡田先生より

 

「乳歯抜歯の方法とコツ」

 

を具体的に教えていただきました。

どうやら抜歯は

時間をかけて弱い力を与えることで靭帯が切れてぬきやすくなる

抜くときは必ず歯根の方向に沿って回転をかけてぬく

と良いらしいです。

 

乳歯抜歯も意外と奥が深いですね。

こんばんは。マーブル動物医療センターです。

 

毎週日曜日、朝みんなでちょこっと早くきて勉強会(主にジャーナル発表)!をなんとか今日まで続けてきました。途中休み休みもありましたが…

コンセプトとしては明日から診療に使える情報ということで、持ち回りで発表をしています。

 

ただ最近やりっぱなしが多くてどうも聞いた情報を思い出せない…ということも多く、このブログで勉強会情報をまとめてみようと思い、始めました。

 

投稿内容・コンセプトは今後変わるかもしれませんが、これからよろしくお願いいたします!

 

kumo