発達障害の子ども達や、僕の彼女も
やり始めるまでは時間がかかりますが
エンジンがかかってしまえば誰よりも集中力を発揮してくれると思っています。
エンジンがかかった時の彼らの集中力は抜群です。
ただ、そのスイッチを押すのがなかなか難しい。
では、どうやったらエンジンがかかるのか
それには「枠組み」が必要だと思います。
枠組みをざっくり説明すると
「これはこういうふうにやってね」
と具体化することだと僕は思っています。
この、「何をどういうふうにしたらいいか分からない」ことが
エンジンがかかりにくい原因の一つなんだと思います。
例えば彼女の場合で言うと
ある仕事を任せたとして
期日を指定しただけでは、何をどうしていいか分からず混乱してしまいます。
なので、期日までの工程を考えることで迷わず動けるようになります。
例)9月20日までに提出する書類がある。
↓
9月16日に枠組みを考える
↓
9月17日に下書きをする
↓
9月18日にパソコンに打ち込む
↓
9月19日に見直しをする
といった具合に、通常であれば頭の中で考えるであろうことを
一旦工程として書き出すのも1つの手です。
こうすることで、いつ何をすればいいかが分かります。
これで混乱したり期日に間に合わないことも少なくなりました。
以前の記事でお話した様に
発達障害の方達はやる気がないわけではありません。
ただ、何をどうしたらいいか分からないだけだと思うので
そこを明確化していけばいいのだと思います。
なので、当事者の方や携わる方々は
「いつ、どこで、何を」+「何から」やるのかを考えましょう。
そうでないと、やるべきことを後回しにしてしまう可能性があるので
「何から」が明確化されることで優先順位がつけやすくなります。
このとっかかりを作ることが発達障害にとってはとても重要なことだと思います。
いわゆるアクセルのようなものかなと。
なので、もしやるべきことがあるのにやる気のでない人は
自分がだらしないというよりかは
やるタイミング、いわゆるきっかけを作るのが苦手かもしれませんね。
意識的にきっかけを作ることで、エンジンのかかりやすさもまた変わってくるのではないでしょうか。
今週も最後まで読んで頂きありがとうございました。
来週もお待ちしています(^.^)