数日前
朝、保育園に息子を連れて行った時のこと。
3歳児のクラスでは、毎朝3人〜4人が既に登園している。
その中に、息子とは違うタイプの障害児(女の子)がいる。
以前、その子が息子に何度も触ろうとしたとき、「彼女は人との距離感が掴めない、相手の気持ちがわからない特性がある」と保育士が私に説明した。
更に、「発達が遅れている」とも言った。
私は保育士に何も質問していない。
保育士はその子のことを理解してほしいという思いで説明したのだろう。
彼女は息子と違い、体幹はしっかりしており、体も大きい。
その日、その子は会った瞬間息子の顔を叩き、息子の口から血が出た。口の中が切れたのだ。
初めて息子が人から叩かれたのを見たけれど、なかなか衝撃だった。
ただ、彼女は普段から息子のリュックや手を引っ張ったりしていたし、叩こうとする仕草もしていたので、想定していなかったわけではない。
先生がその子に息子に謝るよう促し、その子は「ごめんね。」と言い、先生も謝ってくれた。息子は静かに泣いていた。
想定内の出来事とはいえ、複雑な気持ちになった。
その子に対する感情ではない。
息子は叩かれても言葉が出ないし、真っ直ぐ立つこともできないぐらい体幹が弱いので、やり返すこともできない。というか、やり返すという発想も多分無い。
やられたらやられっぱなし。
だからと言って、やり返すのが正解かと言われても、それも違うけれど。
何かあっても話せないから被害を訴えられない。
(ただ、息子は被害者にしかならないのかと聞かれれば、それもまた違うけれど。)
「起きた事実」「自分の考え」を伝えることは、生きていく上で、非常に重要なことなのに。
4歳になった息子は未だ一語文しか話せない。それに、その殆どが名詞で、したこと、されたこと、感じたこと、思ったことなど言えない。
知的障害のある息子はどこまで成長できるのか。期待はしたいけれど、劇的な変化は見込めないだろう。
親ができることは、周りのサポートを受けながら、生きていけるよう環境を整えること。
いつも考えていることだけれど、朝の出来事で改めてそう思った。