今までの経緯3の続きです。
警察官は異動は当たり前ですが、仕事の都合上、近い将来異動しなければいけない話があり、どうせ異動するなら昇任して異動しようと思い昇任の勉強を始めました。
昇任した場合は、短期で別居しなければいけなく、その説明を妻にしたところ、昇任しなくていいと言われました。
そしたら、異動するならいっそのこと、異動前に仕事を退職するという流れの話になり、退職まであと1年という結論になりました。
FIREができる状態ではありませんが、とりあえず子どもたちが転校しなくて済むためです。
それからあと1年で退職ということを考えながらでは、なかなかモチベーションも上がらず仕事をしていました。
令和5年3月の幹部の異動の内示発表日になって、ふとあと1年仕事を続けたところで資産がそこまで増えることがないならば、いっそのこと今辞めてもいいんじゃないかと思い妻に相談しました。
妻は今辞めた場合のメリット、デメリットを箇条書きしてまとめてもらったところ、メリットは、
・子供の幼稚園を引っ越し先でゆっくり探すことができる。
・今の住んでいる場所より公園や水族館、博物館等子供が遊べる場所が多くなる可能性がある。
・家族全員が好きな海の近くに住める等
デメリットは、
・職場、親族等への説得。
・引っ越しするまでの期間が1ヶ月もないため忙しい。
・転職先が決まっていない等
が挙げられ、私の中では職場や親族への説得が、怒られることは間違いないため精神的に辛いため悩みましたが、妻は退職に賛成でした。
辛いのは一時的であって、自分の人生に後悔したくないという思いから、退職することにしました。
まずは職場の上司に退職の件を伝えたところ、もう一度しっかりと考え直せ、まだ職場全体に話が広まったわけじゃないからと退職は受け入れてもらえませんでした。
それから翌日、また翌日と上司に考えは変わりませんと伝え、ようやく退職を認めてもらいました。
説得の際、上司から色々言われましたが、特に「辞めるっていうのは簡単なんだ、組織にどれだけ迷惑かけると思うんだ」と行く言葉が強く印象に残りました。
上司だから組織のことを考え、言わなければいけならないことは分かります。
ただ私だって妻と子供二人がいるこの環境で、妻と今後についてしっかり考えての結果だし、退職のタイミングなんて辞めたいと思った時がその時なのかなと思っていますし、退職を伝えることにどれだけ勇気を持って発言したのかを理解してもらえなかったのが残念でした。
確かに組織に迷惑をかけることは分かっていますが、私1人抜けたところで、迷惑がかかるのは一時的、1年もすれば私のことなんて忘れてしまうでしょう。
今まで警察一筋でやってきた方に辞める勇気、度胸があるのですか?っていう気持ちになりました。
おそらく辞めると言える人はとても少ないと思います。
できるだけ円満退職しようと、心の声は出しませんでした。
今までの経緯5に続きます。