PART.3 クラビノーバCLP-560


私は楽器が弾けません。ピアノも何が何だかわかりません。
で、妻にカタログ収集と価格調べをしてもらいました。


アップライトのピアノは、当時の借家の床が耐えられないし、高くて買えるわけがないということで、即、却下。
電子ピアノは、カシオが安かったけど、一応鍵盤重視ということで、ヤマハとカワイに絞り、鍵盤数は当然88鍵に。(実は、全く何にしたらよいか自信がなく、「有名=大丈夫」の安易な発想に最終的には落ち着いたのですが。)


問題は、予算。

(以下は、当時の様子です。今でも、こーゆーシステムなのかわかりません。今は違うかもしれませんので、悪しからず。)


当時は、現在と異なり、88鍵のYAMAHA製品、KAWAI製品は正価がそれなりに高く、ディスカウントショップにもメインモデルは置かれず、廉価専用モデルが1種類あるかないかといった状態でした。
私は電子ピアノというのは、普通の電化製品と同じように2,3割引になるものだと思っていましたが、妻の話では、楽器店ではほとんど値引きはないとのこと。


ですが、唯一「テンジカイ」(?)と、ゆーところに行くと安く買えるのだそうです??

ピアノ教室の担当経由で、某楽器店から案内状をもらいました。

新宿NSビルの会場で、CLP-560、カタログ落ち寸前のものですが、正価26万円(税別)が18万9千円(イス・ヘッドホン付き、税別)で先着限定20台×2日。

(クラビノーバの新モデルCLP-123が23万円くらいだったと思います。ですから、560は正価では売れなくなっていたんでしょうね。)


mappie's junkbox-当時の案内コピー


初日、土曜日は12時からでした。少し寝坊してしまい、小田急に乗って新宿へ行き、会場入口に並ぶことができたのは9時過ぎだったと思います。
で、12時前位から並んだ順に皆ゆっくりぞろぞろと階段を降りていき、地下の会場入口で整理されて、入っていくのですが、

自分の前の人のところで、本日の予定数終了。
3時間近く待ったのに。
20台の560やその他の製品は全て売れてしまいました。


家に電話しました。
「買えた?」
「前の前の人で終わり。買えなかった・・・。」
「残念だったね、お疲れ様。」


並んでいるときに耳にしたところでは、5時位から並んでいたとのこと。
であれば、明日は、それよりも前に並ばないと・・・・
残念ではすまされない、絶対に買う。


で、夕食後、軽く休んで、2時前にクルマで出かけることにしました。
3時前にNSビルに着きました。
まだ誰もいません。
クーラーBOXを置いて座りました。
3時半過ぎに一人来て、
4時前に何人か来たように思います。

「どちらの楽器店の方ですか?」
(私)「○×△・・・」


聞くところによると、楽器店でも普段は特別な価格で売ることは(でき)ない。
展示会のことを顧客に紹介するだけでなく、顧客に代わって順番取りに並んでいるらしい。
私が自分で並んでいることを知って、
「そんなの担当にさせればいいんですよ。」と言っていました。


そーゆーものとは全く知らなかった・・・。


会場へは、当然1番に入ることができ、
「560をください。」


このあとがまたよくわからなかった。
(自分を含む)先着者は、展示会主催者(←これもよく考えると誰なのかわからない)とか、ヤマハ本社から特別価格で買うのではなく、その行きつけの楽器店から特売品を買うことになるらしい?!。
だから、テーブルに着くと、案内をくれた某楽器店の人が隣に着く。で、価格は、通常その楽器店では提示できない展示会限定価格になる!?!。
まわりを見れば、さっき私の数名後に並んでいた楽器店のおにーさんは、顧客とともにテーブルに着いていましたね・・・・。


翌週の土曜日に届きました。
あの、カワイのミニピアノの32鍵から、ようやく88鍵になった日です。


私は全く弾けません、猫踏んじゃったもチューリップも弾けないのですが、


上の娘に続いて、下の娘もピアノ教室に通い、正直、2人とも、こんなに長く弾き続けてくれるとは思っていませんでした。


クラビノーバCLP-560、17年間に感謝です。


(長文を読んでいただいた皆様にも感謝します。)



PART.2 カワイのピニピアノ


出品原稿を書き、そして引き取ってもらう日に雑巾がけをしながら、このクラビノーバCLP-560について、いろいろ思い出しました。

ですが、560の前に取り上げなくればならないものがあります。


前年(平成4年)の秋だったと思いますが、おばあちゃん(=私の母)が娘の誕生日に、カワイのミニピアノをプレゼントしました。


カワイのHPを見ると何種類かあるようですが、一番スタンダードなのは、木製赤色の32鍵のものです。
当時、いくらするんだろ?と調べたら、1万円もするのかと驚いた記憶があります。
知る人ぞ知る子供向けベストセラー商品なんだそうです。


昨年、話題になった全盲ピアニストの辻井さんも最初に触れたとかで、そのことが明らかになって以来、1歳前後の乳児から幼稚園児位を対象に買い求める人が激増し、一時在庫切れ品薄状態になっていたようです。


種類にもよりますが、ホントは乳児用ではなく、もう少し上(3~5歳)用と思います。

音は、?
本物と比較してはいけません。しかし、さすがはカワイ。
安物のおもちゃの音ではありません。
木製の筐体はしっかりしており、1万円なりの音はします。


娘はこのミニピアノが気に入って、妻の手ほどきを受けながら弾き始め、まもなくピアノ教室にも通い始めるきっかけになったのでした。


mappie's junkbox-カワイのミニピアノ32鍵


ある日、帰宅すると娘は、ミニピアノを弾いていました。

かなり上手になったのですが、ところどころ引っかかるようなので、聞いてみると、

「あのね、」と言いながら弾き直し、


指を広げて、

「この次のところがないの」と笑いました。


ピアノ教室では、当然、88鍵ものを使いますから、弾いているらしいのです。

家に帰って練習しようとすると、鍵盤が足りない。


でも、だから出来ないとか言ってすねたり、怒ったりしない。


私は目頭が熱くなり、何も返せませんでした。


技能が足りないから弾けないのではなくて、そこに鍵盤がないから弾けない事実。


(それは誰のせいでもないんだから)と笑って練習する姿を見ていられますか?


このことが、絶対に、他の全てに優先して、ピアノを買うことを決心させたのでした。


(PART.3につづく)

PART.1 ヤフオク久々の出品


先月、久しぶりにヤフオクに出品しました。(ブログも大変久々でございますが。)

クラビノーバCLP-560(ヤマハの電子ピアノ)。


mappie's junkbox-CLP-560出品時の画像


平成5年7月購入、価格は、194,670円(当時の標準価格は260,000円(税抜き))でした。
ずっと使ってきたので、中央の鍵盤3鍵など計5つの鍵盤が他より2ミリほど下がって(=へたって)いるが、それ以外は特に問題なく未だ現役、故障なし。


mappie's junkbox-2ミリ下がってる

4年前、上の娘は大学通学のため、町田に下宿を始めました。
その下宿先で弾くためのピアノは、別のクラビノーバCVP-59をヤフオクで調達して与えたのですが、その娘は今春卒業して家に戻ってくることに。


3月末からドタバタしてまともに引越をせず、この59やベッドなどの大物は下宿先の大家さんに甘えてしばらく置かせてもらっていました。
が、いよいよ8月から新しい入居者が入るため、荷物を片付けることとなり、7月18日にようやく引越業者に運んでもらったのです。


1家に2台も電子ピアノがあっても邪魔なだけなので、古い560は既定方針どおりヤフオクに出すことにしたのですが・・・。


当初、誰からも質問もなく、廃品業者行きかと思われたのですが、幸い、船橋に住む方に落札していただき、先週、引き取ってもらうことができました。


落札額は開始価格の5千円。(=つまり、他に入札者なし。)これを高いと見るか、安いとみるかは今更出品者である自分が言うのも何ですが、微妙かと。


約20万円のものを17年間使用したことから、仮に1年1万円相当とすれば、落札者側から見れば、半年以上使えれば、5千円の元はとれる計算になる(?)。


5歳位からピアノを習い始めると、①1年以内に飽きてやめるか、②小学生位までは続けるか、がほとんどとも聞きます。であれば、とりあえず、1年間様子見に使うのには十分のようにも思えます・・・・・。


しかし・・・・・・


(PART.2につづく)