今回、紹介するお寺は京都府舞鶴市にある「金剛院」です。関西花の寺二十五霊場、第3番札所に指定されているお寺です。
「鹿原山(かわらさん) 慈恩寺(じおんじ) 金剛院」。創建は829年。開基は「高岳親王(たかおかしんのう)」。宗派は「真言宗東寺派」。本尊は「波切不動明王像」。
「金剛院」は寺伝によると、「平城天皇」の第3皇子「高岳親王」により創建されたと伝えられています。
「平城天皇」が弟の「嵯峨天皇」に譲位して、「高岳親王」は「嵯峨天皇」の皇太子になりますが、「薬子の変」で皇太子を廃せられて、世の無情を感じて出家し、法名を「真如」と称して「弘法大師空海」に師事し、高野山で修行した後、829年に高野山から「弁財天女」を勧請して「天女社壇」、「大日堂」、「薬師堂」、「地蔵堂」などを建立し「金剛院」を創建したと伝えられています。
862年、入唐するために「真如法親王」が離れてしまうと、お寺は荒廃してしまいます。
1082年、「白河天皇」の勅願によって復興され、寺号を「慈恩寺金剛院」と称したと伝えられています。
「金剛院」の本尊は元々「阿弥陀如来像」でしたが、この時「白河天皇」が若狭の国から「波切不動明王像」を勧請し、本尊を変更したそうです。
その後、「鳥羽天皇」の皇后「美福門院」が御願所として保護し、最盛期を迎えたようです。
その後の詳しい詳細は分かりませんが、現在は最盛期のような大規模な寺観ではありませんが、「金剛院」には「本堂」、「三重塔」、「雲山閣」、「鐘楼」などの堂宇が建っています。
「金剛院」の交通アクセスは電車だと、JR舞鶴線東舞鶴駅、松尾駅などからバスで鹿原停留所下車して、徒歩約10分ぐらいかかります。車だと国道27号線(丹後街道)を鹿原停留所前で曲がり、「山門」前の無料駐車場まで行くことが出来ます。
「山門」は「仁王像」が安置しているような門ではなく、こじんまりした門となっています。
「山門」を抜けると左手に寺宝を展示する「宝物館」があり、右手には「本坊」があります。
宝物館の側には動物実験で亡くなった動物の供養碑がありました。
「本坊」の右手から「本堂」へ向かう参道があり、その参道の途中には樹齢1000年の榧(かや)の木が立っています。
参道の突き当りには、重要文化財に指定されている「三重塔」があります。
「三重塔」は「金剛院」を再興した「白河天皇」が、「高岳親王(真如法親王)」の追善供養のために建立されと言われていて、現在の「三重塔」は室町時代に再建された建築物となっています。
周辺は紅葉がたくさん植えられていて、秋には絶景になるそうです。
「三重塔」から高台に上がる石段があって、石段を上がりきると真正面に「本堂」があります。
「本堂」には秘仏の「波切不動明王像」を祀り、普段はお前立ちの本尊を拝観できるようになっています。
秘仏の本尊は毎年2月3日の節分の際に開扉されるようです。本尊は海難、水難などの災難を除く仏様として信仰されていて、「白河天皇」の病気を平癒させたとも言われていて、病気平癒としても霊験あらたかであるようです。
「本堂」の左手には「雲山閣」があり、右手には「弁才天堂」、「鐘楼」があります。
「雲山閣」は「本堂」と渡り廊下で繋がっていて、傾斜に建てられているので舞台造となっています。
ずいぶんさぼって後回しにしてしまいましたが、5月のGWの寺院巡りは「金剛院」で終了でした。
帰宅への道は案の定、大渋滞に巻き込まれました・・・。





























