「トロントが世界で一番多民族が暮らす街」と言われてはいる。
カナダって世界で初めて政府が多文化主義を受け入れた国だっていうのもなんか聞いたことある。
公用語もフランス語と英語だものね。食べ物のパッケージも全部2ヵ国語。デザインする人って大変だろうな…。
なんか政府の冊子とか2ヵ国語だから読みにくいし。
わたしも初めて来たときにはすごくビックリした。
チャイナタウンやコリアンタウンはまだ日本にもあるし、なんとなく理解できたけれども、それだけではなく、ウクライナタウン、ジャマイカタウン、ポーランドタウン、リトルイタリー、インディアンバザール…本当に数えられないくらいのエスニックタウンがあって、いろんな種類の教会もモスクもお寺もいろいろある。
でも、きっとカナダ全体的にこんなかんじなんだろう。トロントだけが特別ではないはず。
と思ってた。
しかし、夏の間だけトロントにある大学のコースをとってみたところ、ESL(English Second Language)のプログラムで、1つの簡単なリサーチプロジェクトを行うことに。これは良い機会!とトロントについて調べてみた。
調べたところによると、現在トロントの人口の約半分が第一世代の移民!
そのため、バイリンガル率もなんと46%以上。英語のほかに北京語・広東語・タミル語などの言語を話せるっていう人が多いらしい。
もともと第二次世界大戦後、イギリス人の移民が多かったけど、1960年代にはヨーロッパ、1970年代から中国系移民が増え、1980年代後半には南アジア系の移民が増えたとのこと。メジャーな移民グループはイギリス→その他ヨーロッパ諸国→中国系→南アジアに変わっていったらしい。
現在、南アジアの方々がトロントのメジャーグループ。
人口全体のVisible Minorityの構成もバラバラ。
【トロントのVisible Minorityの構成】(Census Canada2006)
一方、バンクーバーはというと、第二次世界大戦後以降、ずっと東アジアの人たちからの人気を集め、中国系、韓国、日本の移民が比較的多いとのこと。特に1980年代には香港からの移民がとっても多かったらしい。中国返還の時期。
現在、じわじわと南アジアの方々が増えてはいるらしいけど、中国系の方々がバンクーバーのメジャーグループ。
【バンクーバーのVisile Minorityの構成】(Census Canada2006)
両都市ともに多民族都市ではあるけど、その性質は違うんだなぁーとこのリサーチプロジェクトをとおして、実感。
いろんな人が暮らして、一緒に働いたりしてるので、小っちゃい地球みたいだなぁと思うことも多々ある。
それに、ここで生まれ育った人は、言葉とか宗教とか食べ物とか文化の違いに対して寛容な気もする。
本当のところはもう少し住んでみないとわからないけど、それぞれの街のイベントにはいろんな人が詰めかけるし、国際結婚も多いし。移民ばかりの街に住むっていうのもおもしろいなと思う。