平安・鎌倉・室町時代と、
中世の日本で貴族から一般庶民までを
熱狂させた芸能「田楽」は、農作業を囃した労働歌に
大陸からの渡来芸能が加わり、芸能集団となって全国で大流行しました。
が、やがて忽然と姿を消してしまいました。
この田楽を学術的に考察し、
現代のエンターテインメントとして新たに創造したのが「大田楽」です。
第16回・伊東大田楽に行ってきました。
まずは高校生によるエイサー(沖縄県でお盆の時期に踊られる伝統芸能)、
伊東囃子保存会による太鼓演奏が行われました。
間近で聞く太鼓の値は大迫力で、つられてテンションも上がります。
そしていよいよメインの伊東大田楽本公演。
降雨の影響でキネマ通りでの実施となりましたが、
雨もなんのそのと集まる人、人。
そんな中、色とりどりの衣装を身にまとった田楽法師の一行が風のように現れ、
軽快でアップテンポな躍りから荘厳な静かで力強い舞いまで、
様々な踊りを披露していきます。
踊りが激しすぎた為、撮った写真の実に8割近くがブレブレでした。
プロのカメラマンさんに関心しているうちに、風のように現れた一行は