小さい頃、わたしと妹はよく人の目を意識してわがままを言っていました。
その時に母から怒られて言われたセリフがあります。
「自意識過剰!誰もあんたのことなんて見とらんけん!」
と言うものです。
わがままをけん制するための、よくある叱り文句です。
わたしも妹もこのセリフをよく覚えていて、
先日この話題で少し話をしたのですが、
どうもそのセリフに対する反応が大きく違っていたようです。
母の言葉を悪い意味で鵜呑みにして、他人の目を全く気にせずフリーダムに人生歩んだわたし。
「そんな訳ない、だってあの人もあの人も私のこと見てる!」と真っ向から反抗し、きちんと他人の目を意識して生きてきた妹。
『美の第一歩はきちんと他人の目を意識して服装を整え、そのように振舞うこと』だと聞いて、他人の目を意識したとたん挙動不審になり顔すら上げられないわたし。
「そんなことは幼稚園に入る前からしてる」と、視線で笑顔を振りまきながら颯爽と歩く妹。
「お姉ちゃん、何でお母さんの言葉を真に受けたの……」
つぶやいた妹の声は、心底あきれたような、しかし若干哀れみを含んだものでした。
自分で考えることなく人の言葉を鵜呑みにすることは阿呆のすることだと、ちょっと反省。
まあ、視線を気にせずいたから身についた行動力は、母がわたしにくれた大きな財産かもしれません。


















