悲しい。

これで良かったし、こうなることはわかってた。

でも、いざ実際にそうなってみると、辛い。苦しい。

当たり前よね、6年以上共に過ごして、初めての場所、初めての体験、たくさんの感動を一緒に過ごして、こんなに共成長してきて、語り合える思い出が、体験が、出会いや気づきが、学びが、たくさんあるのに、悲しくないわけがない。

それだけ愛して、愛されて、幸せを感じてきた証なんだと思う。

悲しめるだけ、泣けるだけ、ちゃんと本気で向き合った証拠だと思う。


この学びは、私にとっては必要で、そして、彼がいた時間は、その時の私にとって生きる理由で、生きがいで、自分自身が強くあるために、必要な存在で、切ることはできなかった。

でも今、切る選択をできたのは、自分が新しい道に行く準備が出来たからなんだと思う。

何かを得るには、何かを手放さなきゃいけなくて。

あいた手には、新しいものが掴めるようになって。

そして必要な人は必要な時に現れて、そばにいて、不要になると、離れていく。


今の自分は過去の自分ではないし、過去の自分もまた、今の自分ではない。

過去の彼を愛していた過去の自分は、その存在が、そばにいてくれることが、自分の支えで、生かされていて、その存在にどれだけ支えられてきたか、あの時の自分の弱さをどれだけ彼が支えてくれたのか、計り知れなくて。

彼のおかげで強くなれた自分が、彼から自立して新たな道に進むことができるなんて、なんだか皮肉だけど、それでも、あの頃の自分は間違いなく彼によって生かされていた。


たくさん恨みもある、怒りもある、別れるってことはうまくいかなかったのだから、それはもちろん後半の思い出はいいことばかりではない。

だけど、その恨みよりも、怒りよりも、自分に与えてくれたものの大きさは、ものすごくたくさんあって。

だから、感謝はしっかり持って、今の自分を作ったのは間違いなく彼なのだから、彼の幸せを願える人でいたい。


そして、私は手放した片手に、新しい幸せを掴めるように。

また新しい風が吹くように。

ただ、身軽になった自分を愛して、苦しまなくて済むようになった自分に喜んで、誰よりも自分を大切にして、いたわって、ねぎらって、そして新しい人生に進んでいきたい。


この別れは、決まっていたものだと思う。

ただ、然るべき時期が来ただけだと思う。

その時期を自分で選択できたことに感謝したい。

将来、絶対に、これで良かった。


たくさんの不安もあった。

たくさんうまくいかないこともあった。


それを強行突破していたら、すごく苦しい未来があった気がするから。

だから、その未来を阻止してくれた、たくさんの運命が、気の流れが、私を守ってくれたんだと思う。

身軽になった。


新しい道に進んでいきたい。

これまでの自分に感謝して、

ここまで強くなった自分に誇りを持って。

再スタート。これから新しい人生へ。