湊かなえさんの小説が好きでよく読むのですが、
歳のせいか数年前に読んだ本のストーリーを
だんだん忘れてしまってきているので、
ブログに残していきたいと思います。
(ネタバレあるかもしれません
)
本日読んだのは、、
すごく面白かったのは覚えているのですが、
ストーリーはこれっぽっちも思い出せず。![]()
Nのために、何か?するんだっけなあ、
程度でした。。
読み進めて、
ストーリーを思い出したのは判決後のこの一文。
「みんな一番大切な人のことだけを考えた。一番大切な人が一番傷つかない方法を考えた。」
かっこいい
ゾクゾクしました。
そうだった。冒頭で証言した人のイニシャルは
みんな N がついていて、
それぞれがそれぞれの愛する Nのために
行動したんだった!
愛するって表現が正しいのかはわからないけど、
私には「愛」があるように感じました。
特に印象に残っているのは、この部分。
小説の表紙にもなっている、
「灼熱バード」![]()
「飼ってる小鳥が、自分の意志で焼き鳥になるように、数日間えさをあげずにいて、熱したオーブンの中にえさを入れて、その中に誘導する話。」
‥‥
安藤望くんと同じく、
全く理解できなかった。
ご飯を分け与えてもらう代わりに、
「あいしてる」と言わされながらやけどをする。
考えただけでもゾッとします。
その状況に陥ってみないとわかりませんが、
餓死を選んだ方が楽なのでは、と感じます。
ただ、幼い頃のココロをもちながら、
今を生き抜いている N の人たちに、共感する
部分がありました。
それは、杉下希美ちゃんの
「一人で生きていく力」です。
私も幼い頃に両親が離婚し、母親と姉の3人で
生活してきました。
母親は必死にパートで仕事をしていましたが、
今まで専業主婦だった分、
すごく苦労をしていたのを覚えています。
不覚にも、私は、そんな苦労をしたくないと
思ってしまっていたところがありました。
なので、妻の野口奈央子さんの、
「大きな会社に入って、たくさんお金を稼いで。
きれいな服を買いたいのならかわいげもあるけど、彼女は男性に頼って生きている女を、ううん、わたしをバカにしているの。」
という言葉には納得させられました。![]()
この人に頼らないで生きていけるようになりたい、
この人に頼らないと生きていけないのか、
自分でどうにかできる力がほしい。
母親に対してずっとこのような感情がありました。
希美ちゃんや西崎くんと状況はだいぶ違えど、
こういう気持ちなのかなと感じられた部分です。
嫉妬心はないと言われればウソになりますが、
男性に頼って生きていきたくはないですね。![]()
母親も、決心して父親と離れて、
子供を育てながら一人で生きているのはすごい。
改めて感謝ですね。
