家に住み始めて2年経って、今だから書ける感想を…とのお願いを受けたので、
ひとつ、旦那目線で書いてみます。
1.断熱…十分といえば十分。でもところによりやや不足。
我が家は2x6構造の、やや断熱が良い構造となっています。
実際に壁部分の断熱が不足していると感じたことはありません。
…というか、比べようがないので、断熱のスペックにはそんなに意味はなかったかな、という感じ。
おそらく光熱費には効いているのでしょうが、1~2月の最も光熱費がかかる時期に、
2万円程度で済んでいるのですから、必要十分だったと思います。
それも1年のうち2~3か月だけですから。
しかし明確に断熱が足りてないのは、窓と、玄関ドア。
全館空調の設定温度が20℃で外気温が0~3℃の時、窓枠あたりは15℃くらいです。
カーテンを閉めていないと、冷気が入ってきます。
それだけならまだ良いのですが、結露もします。
結露が厄介で、窓そのものではなく、窓サッシに結露が集中します。
それが溜まって窓枠に垂れるのですが、それを放置するとカビたり腐ったりし始めます。
窓サッシはアルミクラッド樹脂サッシです。
アルミサッシと樹脂サッシのいいとこどりを狙った構造だと思いますが、
断熱性能もその中間程度…ということなのでしょう。
全館空調に加湿機能があるのですが、それと断熱性のマッチングがよろしくなく、
設定温度20℃で加湿量少な目にして、湿度50%くらいになるのですが、
風邪やインフルエンザ予防を考えると、湿度は40%以上にしておきたいですし、
設定温度も20℃未満では肌寒いので無理です。
体感的な下限設定で結露してしまうとなると、お手上げです。
というわけで、窓は断熱重視で選んだほうが良いと思います。
玄関ドアのほうは、断熱ドアを選びましたが、冷たくなっていますし、結露もしてしまいます。
おそらくこちらはどうしようもありません。
玄関とそれ以外の部屋との間に、室内ドアを設けるようにしたほうがよいでしょう。
結露しても建具が腐らないように、取り付けも配慮してもらうほうがよいでしょう。
それでも全体的には、断熱性に満足しています。
対流型の石油ストーブ一台で、家中の温度を維持できる…というのは驚異的ですね。
2.網戸って要らなかった
全館空調が快適というのと、常時換気されているということもあって、
冷暖房が必要のない時期でも、窓を開けて風を入れるということがなくなりました。
ほぼすべての窓で、窓の開け閉めをしていません。
窓の開け閉めをしない、風を入れないということは、網戸の出番もありません。
ところが、網戸って割と汚れます。
窓の外側の網戸の場合、車の排気ガス等がこびりついて黒くなってきますし、
窓の内側の場合、ホコリやペットの毛などがこびりつきます。
使わなくても掃除の手間はかかるので、本当に必要かは考えたほうがよいでしょう。
3.照明のスイッチや電源コンセント、やっぱり過不足あった
照明のスイッチの配置は、ある程度動線を意識して配置したのですが、
住む前の想像の動線と、住んでみての実際の動線にはやはり違いがあり、
「ここからあの照明を入り切りしたかったなぁ」
というのがいくつかありました。
同様に、ここに電源コンセントが欲しかったなぁ、というのもありました。
後から修正できない部分だけに、ちょっと大げさくらいに作っておけばよかったと思いました。
4.洗濯物を干す場所が少なかったかな
お風呂場の隣の脱衣室に洗濯機が置いてあり、また、洗濯物を干す場所になっています。
洗濯機置き場と収納を除くと、広さは1畳ほどです。
洗濯物の乾きは特に問題なしで、冬はそのまま干して乾きますし、
夏もドアを締め切って除湿器を動かすと、室内干しの臭いもなく乾いてくれます。
花粉が付いたり、蜂が入り込む恐れもなく、快適です。
しかし…洗濯物って割とスペースを食います。
共働きなので洗濯は週2回くらい。それを全部干すと1畳のスペースでは手狭で、
しかもその状態では、脱衣室として使うのに難があります。
せめて、お風呂に入る時用に、一時避難スペースがあったらよかったかも。
5.意外と寒いトイレとお風呂
お風呂とトイレは、常時外に向かって排気しており、全館空調の温風の恩恵が少ない場所です。
夏は暑いと感じるほどではないのですが、冬はやや寒さが気になります。
他の部屋の温度が20℃前後であるのに対し、トイレやお風呂は17℃を下回っていると思います。
寒がりな方がいる場合は、局所暖房を入れておくとよいと思います。
トイレは電源コンセントがあれば、問題なく小型の電気ヒーターを入れられるでしょう。
お風呂は後付けが難しいので、必要であればオプションで取り付けることになると思います。
6.番外編。太陽光発電って必要?
我が家には4kWの太陽光発電システムが乗っています。
冬は売電収入より買電支出のほうが高いものの、そのほかの時期では相殺くらいはできています。
買電が少なく発電量の多い4~5月は、そこそこ収益が出ます。
では、ぶっちゃけお得なのか?…というと、微妙です。
発電量は、季節にもよりますが消費電力量の半分~同程度です。
売電価格と買電価格が同じなら、電気代を軽減する役に立つと考えられるのですが、
売電価格固定期間が過ぎて、売電価格が買電価格を下回るようになると、
おそらくはメンテナンス費用等のほうが高くつくのは間違いないです。
ライフサイクルコストで考えると、プラスにするのは簡単ではないでしょう。
さりとて、再生可能エネルギー発電促進賦課金という形で徴収されるだけというのも…だし、
恩恵を受ける側になったとしても、将来梯子を外されるのがわかっている…となると、
果たして、誰が得するシステムだったのか…と考えてしまいますね。
とまぁ色々書きましたが、細かな後悔はあるものの、満足度は高いですね。