~PTSD(外傷後ストレス障害)にならないために~
※独自に参考文章を元にまとめたものです。
記載されている情報には、未確認であったり誤りがある可能性があることを考慮してください。
■PTSD(外傷後ストレス障害)とは?
急性ストレス障害(反応)(Acute Stress Disorder、ASD)が長期化したもの
※1ヶ月以上持続している場合、または数週間から数年が過ぎてから症状が突然現れる
■ASD(急性ストレス障害(反応))とは?
心理的外傷体験(今回の場合は地震などの天災、近親者の死別などを体験)
と出合った直後に、一時的に起こる病気です。
※1ヶ月未満の場合い
■ASD(急性ストレス障害(反応))症状
事故や災害など生命に関わる体験した直後に発症します。
[症例]
・感情は動かず、喜怒哀楽を表さない。感情がなくなる。
・見たり聞いたりしたことが、実感として受け止められない
・ものごとが現実ではないという感覚。 自分自身が現実ではないという感覚。
・周囲のものごとへの注意力の低下(ぼんやりしているなど)
・外傷体験を思い出させるような場所や人物、話題から逃げようとする。
・トラウマ体験の核心部分の記憶の喪失。
・神経は過敏となり、不安感が強く、不眠やイライラが起こる。ちょっとしたことでビクっとする
・出来事がフラッシュバックしたり、夢にみたりして耐えがたい。
・仕事ができない。日常生活ができない
※こうした症状は、個人差はありますが、2日から4週間以内に消える
また、ASD(急性ストレス障害(反応))の症状は、出来事の現場から逃れられればすぐにでも消えたり、
取り返しがつかない場合や状況が好転しない場合であっても、時間が経てば治まるとされています。
■外傷後ストレス障害(PTSD)に及ばないための対処法
治療が必要になる前に事前に防ぐ方法
[自分に対するコントロール能力の回復・安全な環境(人間含む)整備]
●充分な「休息」を取り、リラックスする。
●「食事」と「睡眠」を適切に取る。
●「カフェイン」および「ニコチン」、「アルコール」、
「非処方薬」などに頼らないよう、絶対に回避する。
●上記のことがどうしても出来ない場合、主治医に、薬の服用を含めて、
相談してみる(睡眠導入剤、栄養補給、不安パニック鎮静薬など)。
●"リラックスする方法"を、会得する。
あくまでも、自分に合った方法で。
●心理的な混乱には、「行動療法」や「認知行動療法」で対処する。
行動療法>ターゲットとすべきは客観的に測定可能な「行動」であり、また目標とすべきは「望ましくない行動の低減」や「望ましい行動の増大」といった「行動の制御」であるとされる。
>認知的技法:不快な感情や不適応行動を引き起こす際の考え方に焦点を当てる技法のことを言います。
>行動的技法:目に見える行動を修正することに焦点を当てる技法のことを言います。例えばロールプレイを用いた自己主張訓練、段階的課題設定、問題解決技法、不安状況にあえて直面しようとする暴露(エクスポージャー)、自分の信念が妥当かどうかを行動によって確かめる行動実験などがこれにあたります
●自分を「取り巻く人間」をちょっと確認してみる。
もし、現在でも、自分に暴力を振るったり、言葉で傷つけたりする人間がいたら、
なるべく"安全な距離を保つ"ようにする(または、家族が配慮する)。
●また、自分を「取り巻く環境」も考えてみる。
住んでいる所の安全、助けてくれる人、
行政の相談機関など、いざというとき、"自分を守る術"を心掛けておく(または、家族が配慮する)。
■周囲の関わり方
1) 話をじっくりと聴く
あれこれ、アドバイスしたり「大丈夫だよ」と安易に励ましたりすることなく、
じっくり話を聴きましょう。また、本人が同じことを何度も不安として話すことは
多々ありますが、否定したりイライラしたりすることなく、つらい気持ちや不安な気持ちを受け止めて、共感しながら話を聴きましょう
※ 共感とは、自分の意見や考えと違う事を相手が言っており、同意できない事は多々ありますが、そうした時も相手の立場になり、「この人は今こういう風に考えるのだな」「つらい気持ちなのだな」と言う姿勢で聴くことです。特に相手の気持ちの部分を繰り返して言葉にして伝えると、相手は「この人は自分の気持ちを理解してくれる」と思い、安心して相談してくれるようになります。
2) ひとりで背負わない事
「この人を助けられるのは私だけ」といった思いこみは危険です。かえって相手をコントロールしようとして傷つけてしまうことになりかねませんし、自分自身が疲れてしまう可能性もあります。
また、話を聞いているうちに客観性がなくなり自分自身が体験している気持ちになってしまう事があります。つかず、離れず、自分ひとりだけでなく複数の人と力を合わせて、余裕をもって本人と接するように心がけましょう。
[参考文章]
◇ウィキペディア
◇急性ストレス障害
http://www4.zero.ad.jp/dentalian/index-04-04-bunrui-06-02.html
◇メルクマニュアル家庭版, 急性ストレス障害 100 章 不安障害
http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec07/ch100/ch100h.html
◇PTSD~具体的な対処法と治療の最前線
http://www.unlimit517.co.jp/ana96.htm
◇『日本の人事部』 - 柳原里枝子(株式会社ハートセラピー) コラム詳細
http://jinjibu.jp/spcl/SP0003968/cl/detl/129/
※過去参考記事
阪神大震災後に厚生労働省が自治体向けに作成したマニュアルには
「被災直後に体験の細部を聞き出したり、感情を吐き出させたりすることでPTSDを予防できるという考え方があったが現在は否定されており、将来かえって症状が悪化する場合さえある」と、こうした対応を避けるよう強調。
その上で「『安全、安心、安眠』の早期実現に向けた援助活動を入念に行うことが最善」とし、災害に関する情報提供や住環境の保全、精神的ケアの訓練を積んだ担当者の巡回、心の相談窓口の設置などを求めている。
また、災害後に生じる精神的な変調の多くは正常な反応であり、仮にPTSDになっても自然回復する可能性が高いことなどに関する普段の啓発活動や、PTSDを含めた心の傷をケアする精神保健医療担当者の技術研修なども提言した。
◇安易なカウンセリング戒め PTSD予防にマニュアル 厚労省
http://www.med-apple.co.jp/news/others/ot2003.01/ot01.26.03.html