もっと毅然としよう。
今日は気分が乗らないから無理。をはっきり言えるようになろう。
自分の気持ちを大事にしよう。
彼は気分が乗らないから無理。をはっきり言える人だ。
自分があるのだ、きちんと。
じゃあ私が逆に、気分が乗らないから無理。
をはっきり言ったところで、彼はそれで傷つかないだろう。
だよね、ごめんね。もう二度としないから。
になるだろう。
いつも私は、彼の気持ちを確認したくなってしまう。
不安だから。裏切られているから。私を一番にしてほしいから。
たくさんの恋愛ブログを読んだ。たくさんの恋愛アドバイスを読んだ。
頭ではわかっているのに、本番になるといつも失敗する。
簡単なことだ。相手の気持ちを確認する欲求を抑えるだけだ。
確認する必要なんてないんだ、ってあれだけ書いてあったのに、また負けてしまった。
結局、向こうから今日は気分乗らないからやめとこ。と言われてしまった。しかも三回も。
結局、私から変な事聞いてごめんね。と謝るはめになってしまった。
自分のことを説明してもいい。彼は裏切ったのだから、聞いてくれるだろう。
自分の気持ちを打ち明けてもいい。彼は裏切ったのだから、聞いてくれるだろう。
ただ、もう二度と、彼の気持ちを直接聞いて、確認しようとはするな。
もうしなくていい。
言いにくいような気持ちかもしれない。
言っても仕方がないと思って言わないかもしれない。
それは本当のことじゃないかもしれない。
じゃあ確認する必要はない。
確認しなくてもすむような、明らかさまな男にするか、
確認しなくてもすむようなくらい、彼に変わってもらえばいい。
ただ勘違いしてはいけないのが、私は彼を変えられない。
変えられるのは自分だけ。
そして自分が変われば、彼も自ずと変わるだろう。
現在別居中の私。
基本的に主人とは週一で会っている。殆どはただのデートで、滞りなく終わる事が多い。
別居を始めた最初の数週間は、フラッシュバックがひどく、まだ離婚する気満々だったので、よく主人に電話をかけて愚痴を言っていた。
フラッシュバックになった時が一人でなんとかしないといけないからしんどい。
主人を信じられなくなった、不信感、また女と遊んでいるのでは、という理由もあったが、
単純に彼女とのめくるめく日々に対してやきもちを焼いているのだ。
主人は私に隠れて、一人の時にAVを大量に見ていた。
見るだろうとは思っていたし、別にAVを見る行為そのものは男性として不自然なものではなかったので、特に問題視していなかった。が、それも程度の問題だった。
まさか一人でご飯を食べている時に、暇つぶしのように人のセックスを眺める人だとは思っていなかった。マスターベーションしたい時に見るものだと思っていて...全然知らなかった。
そして、主人は風俗にもいっていた。
既婚の友人に誘われて行ってしまった。悪いことだとはわかっているが、お金を払ってそれ相応のサービスを受けるという意味で、浮気だとは思っていなかったと。
確かに私も風俗を利用する男性を頭から否定はしない。利用する理由も様々だろう。
でも、主人の実家に一緒に遊びに行く前日には行かないで欲しかった。
そんなにセックスしたかったのなら、私とすれば良いじゃない...
(わかる、それとこれとは話しが別だということは。)
とにかく、まさかこんなに頭の中がまっピンクだとは知らなかった。
私はセックスが好きだ。主人からの誘いを断ったことなどなく、ましてや私からも時々は誘ったりしていた。
確かに少しずつ私から誘う回数が彼のそれより上回り、断られる回数が増え、
セックスの頻度は減っていき、セックスするのは殆ど彼のコンディション任せになっていった...
君とセックスしたい、できることなら毎日でもしたい、でも眠たい、仕事がある。
明日があるし、ダメでも明々後日があるし...
とのことだった。
そして今回の浮気、不倫。
始めはその気があって食事に行ったわけではなかったのに、ふいにどうしても性欲が我慢が出来なくなった。
そして最初のセックスが中折れで射精できないまま終わってしまい、私への罪悪感と共に二回目をどうしてもしたくなってしまった。
うん、うん、わかるよ。
私もどちらかというと身体が軽い人間だ。その性欲に負ける感じも、浅ましさも、まあいいか...もわかる。
止めるには強靭な自制心が必要なことも。
だから一回や二回なら、仕方がないよねと思えた。
ただ、そのまあいいか...を一年以上も続ける考えは私にはなかった。
風俗、AV。
私が忙しいのをいい事に、自宅を無料ラブホテル代わりにされ。
出張と嘘をついて彼女と宿泊旅行に行かれ。
高級ブランドのアクセサリーを彼女にプレゼントし。
手切れ金のつもりだったというが、結局また自分から我慢できずに彼女を誘い。
もう受け止めてる。
理由だって、事情だって、どうでもいいことも。
例の旅行の写真が出てきてしまって、全部見てしまったとしても。
彼女と楽しそうに笑っている主人が、赤の他人に見えても。
もはや知らないカップルに見えたとしても。
それは私の主人で、隣にいた人は私ではない人だった。
事実はただの事実で。
責めても仕方がない。もう十分責めた。焼け野原になるくらい責めた。
よくもまあ、「もう耐えられない、離婚しよう」と言われていないなと思うレベルで焼き尽くした。
一応今、また再同居する方向にはなっている。
でも時々思う。
AV、風俗、浮気、不倫、宿泊旅行、自宅連れ込み、高級ブランドのプレゼント
もう、これ以上ないんじゃないかと思うくらい、クソみたいな事をほぼ全部を網羅したこの男と、
もう一度やり直そうだなんて、私は本当にバカなんじゃないか?
彼が私の信頼を失ってしまったように、私も、夫の信頼を失っているはずだ。
それだけ彼を攻撃したから。
本当に僕のこと好きなの?
今更やり直ししたいってどういうこと?
本当は何を考えているの?
しかしそれを確かめるわけにもいかなくて(自分が巻いた種だから)、
ひとまずそれは置いておいて、私をフォローする事を優先...結果、自分の不安や傷に蓋をしている夫。
将来が不安だと言っている彼。
私はそれを、彼自身が私に対してうまくやっていけるのか自分に不安に思っているのだと思っていた。
でも、多分それもあるだろうけど、他にもあるのではないかと今なら思う。
彼は、本当に私を信頼しても大丈夫かな、と不安なのではないか。
また私に傷つけられるのではないか、と不安なのではないか。
フラッシュバックした時は支えて
彼女と使ったものは全て捨てて
引っ越しして
お金出して
自分が巻いた種だから、私の言いなりにならざるを得なくて、はい解りましたとしか言えないこの状況で。
一体彼はどうしたら私への不安を拭いされたというのだろう。
私は、夫からのメールに返事だけしてれば良いのだと思っていた。
私は、夫からのデートの誘いに乗れば、それで良いのだと思っていた。
私は、夫を過ごす間、楽しそうにしていればそれで良いのだと思っていた。
私は、同居を求める夫に対して、同居に応じさえすれば良いのだと思っていた。
私は、もう一度貴方と過ごしたいという手紙だって書いたし、それであちらは満足しただろうと思っていた。
私は十分、彼と向き合って、かなり無理して努力したと思っていた。
でもそれは、戦争を回避した妻がやるから効果的なのであって、
戦争をして夫の国を焼け野原にした妻では、足りなかったのかもしれない。
傷つけた以上、傷つけた側も責任を取らないといけなかったのではないか。
アメリカだって、方法に賛否はあれど、日本の復興を、積極的に手助けした。
決して、原爆落としてごめんね...でも復興は君達で頑張ってね。あっ何かあったら呼んで、それなりに努力はするからさ。だって、悪いのは戦争を始めた日本の方でしょ?
ではなかったと、思う。(あくまで個人的な解釈です、他意はありません。)
今夫は、誰にも相談出来ずに、一人で過ごしている。
毎日、長時間働いている彼だ。たまの休みは、ほぼ、私に使っている。
たまに丸一日自分の為に使う時もあるが、おそらく、一週間分の買い出しや掃除などの家のことなどをして...仕事で疲れた自分を休憩させる、少しのリフレッシュタイムとして終わっているのかなと思う。
自分の気持ちを復興させている時間なんてない。
戦争後、焼け出されて家族を失った一般市民がそうだったように、1日1日を過ごすだけで必死であろう。
帰宅後のわずかな時間にふっと休憩タイム。たまの1日休みにふっとリフレッシュ。
でも、かといって私と一切過ごさないとなると、私がキレるかもしれないから、とりあえず週一では会うようにする。
しかも、かなり下手に出て、私のお伺いを立てて...
今の彼は多分そんな状態なのかな...と思う。
そんな状態で、焼け野原になった彼の国の本当の復興作業は、いつ開始する?そんな暇がある?
だからこんな風に素っ気ない態度なんだ。
夫は、私を試しているのかもしれない。
私のことを信じたくて、私に愛されたくて、大事にされたくて、足掻いているのではないか?
いや...私が都合良いように、解釈しすぎかな...
でも、どっちにしたところで、私も、積極的に手助けしないといけないのではないか?
私はずっと被害者意識と戦おうとしている。
ふとした時に顔を出す、厄介な意識。
何故?どうして?
あの時どんな気持ちだったの?
この言い訳は嘘なんじゃ...
この月は1回しか会ってないって言ってたけど、本当はもっと会ってるよね?
だって休みだったはずなのに、電話欲しいって言ってもしてこなかったし、既読スルーだったし、一人で過ごす時に見る動画を見ていた形跡もないよね...何してたの?
罵らずに、ただ泣けばよかったと思ってる。
攻撃せずに、ただ殻に閉じこもればよかったと今は思ってる。
不倫なんてしたこの悪者は、いくら攻撃しても良い。だって私は巻き込まれ事故の被害者。と思い込んで、死ぬほど攻撃した。
夫が降伏するまで、本当に反省しているか解らないから...とことん、降伏の白旗なんて、不倫発覚時点ですでに上がっていたのに、見えていなかった。
二人の戦争戦争のきっかけを与えたのは、夫の不倫だった。それは間違いないけど、その戦争を開始したのは私だ。
私には、愛する貴方とは戦争まではしたくない...って選択肢もあったはずなのに。
なんとかして戦争を回避する選択肢があったはずなのに...
好戦的な私は、意気揚々と、ここぞとばかりに戦争を初めてしまった。
好きな人と戦争なんて、本当はしたくないはずなのに、その
《好きな人と戦争をしたいわけがないという気持ち》と、
《裏切られたことに対する憎しみや嫉妬や怒りという感情》の区別を全くつけないまま...
いや、《好きな人と戦争をしたいわけがないという気持ち》はあるのにそれを無視せざるを得なくさせたのはお前だ!と被害者の御旗を掲げて、結果、《感情》の赴くままに戦争を始めた。
彼の兵隊を皆殺しにし、焼夷弾を落としまくり、枯れ葉剤まで散布した。
戦争が終わった結果、彼の国は焼け野原になってしまった。
ただ、勝ち負けを争う戦争なら、相手の国がどんなになろうと関係ないだろう。
でも後からその領土を占領なり、侵略なり、属国にしようと思うなら、焼け野原にしてしまうのは失策だった。
何故なら、焼け野原になるまでやると、それだけその国の文化は失われ、建物は失われ、財産は灰燼に帰す。
要は、復興に時間がかかる。
それだけ夫を傷つけてしまった。
今、もしかしたら過渡期(または正念場)なのかもしれないなと思う。
正念場は今まででも何度もあったけど...
フラッシュバック、過去の蒸し返し、死ぬほどやった。
証拠を集めるために、インターネットの検索履歴まで、隅々まで確認した。
そして最終的に、その証拠と自分とのメールのやり取りや通話を照らし合わせる。
彼女と電話をしている最中に、私とメールしていた。
逆もあった。
ほんの数分前まで彼女と会っていたのに、普段と変わらぬ様子で連絡を取り合っていた。
数日電話が出来ず、会議で電話できなかったと言いつつ、彼女と旅行に言っていた。
などなど...あげたらキリがないほど、そういった照らし合わせの過程で手の震えが止まらなくなる日々。
自分から出て行く形で、別居した。
とにかく、自分が...自分が...だった。傷ついた自分をなんとかしなきゃと必死だった。
それと同じ位のパワーで、夫にも、私をなんとかしてくれ!と求めていた。
死ぬほど夫を攻撃した。ひたすら罵って、彼の仕事への態度、生き方、目標のなさ、異性へのハードルの低さ、自制心のなさ、彼の両親、友人、彼の人間性、彼にまつわる全てを、考え付く限りの方法でコテンパンに滅茶苦茶にした。
お前は盛りのついた犬だ、犬同士で、一生セックスしてろ、それがお前みたいなクソにはお似合いだよとすら罵った。
夫は、口汚く罵られても仕方がない、僕が悪いのだからと受け止めていた。
でも、ふとした瞬間に、タガが外れてしまった。
彼は気がついてしまった、あっ、僕の心も傷ついている...と。