多読レビュー:A Summer to Die (著者/ Lois Lowry) | 英語多読のメイプルハウス

英語多読のメイプルハウス

英語多読図書のライブラリーを運営しているメイプルハウスのブログです。英米の児童書の書籍・多聴素材の紹介を中心に、運営ネタ、ITネタ、ジャズピアノまわりの音楽ネタを記載しています。

この洋書は、紀伊国屋書店の洋書バーゲンで、表紙買いました。装丁が美しくて気に入になって、裏表紙のあらすじを見て読めそうと思ったので。。

著者は、"The Giver" "Number the Sutars" の2作品でニューベリー賞を受賞した、Lois Lowryです。

半分ほど読み進めたところで、Amazonでレビューをチェックしたところ、このタイトルは著者の処女作で、なんと初版は1977年でした!ストーリーは時代遅な感じは全くありません。

美人で人気者の姉に比べて劣等感を沢山抱えている13歳のMegが、ニューイングランド州の森のコテージで1シーズン四季の移り変わる中、TownとCountry sideと対比を鮮やかに、田舎で出会ったコテージのオーナーのWill, 隣に越してきたBenやMaria、重い病気にかかった姉Mollyを通じ、喜びと悲しみをどまどいながら受け入れていく成長を描いた物語です。

 

本の中で、木々やwild flowerの名前が沢山出てきます。中でも、「Fringed Gentian」という野草が後半大きな意味を持ってくるので、読後に調べてみたところ、青く、花びらがフリンジ状になっているリンドウ種の花でした。写真は下記リンクにあります。

https://www.illinoiswildflowers.info/wetland/plants/fr_gentian.html

 

野草や木々をもし知っていて、イメージ出来ていたら、もっと頭に情景が浮かんだのにな、と思います。

 

タイトルで、ストーリーが暗示されているにもかかわらず、何も考えずに通勤中に読み始めてしまいましたが、中盤から心を揺さぶられる描写が出てきて、すっかり引き込まれていきました。カテゴリーはYA(ヤングアダルト)ですが描写が美しくて、純文学のように感じました。難しい表現は出てこないので、YA初心者にぴったりです。

 

こうやって、書店で出会った洋書を味わい深く読んで余韻に浸れる事が出来るようになって、とても幸せです~

 

「英語多読っていいな」と思われたら、是非多読仲間になりませんか照れ

 

 

メイプルハウスのイベント案内

 

ダイヤグリーン【予告】8月3日(日)大阪多読オフ会 ※詳細および募集は6月末以降開始予定です。

 

ORTの郵送ブッククラブ始めました

 

ダイヤオレンジORTレベル1からレベル9までの196冊を、18~6冊に分けて郵送でお貸しする郵送ブッククラブを始めました。利用料金など詳細はこちらです。

 

音声ペン編集マニュアル販売

 

ダイヤオレンジCD音声を、自分で音声絵本化出来る!G-Talk音声ペンの編集・登録マニュアルを作成しました。

  ワンコインで販売中。購入者は、G-talk本体・音声シール4,096枚を、割引価格で購入出来ます。