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海外医療情報

海外の医療情報についてお届けします

予防接種で予防できる病気

A型肝炎

A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。

発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合があります。

途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンです。

特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。

ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。

6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。
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「元気だから旅行に行くのに、何で医者にかからなきゃいけないの?」と思う方は多いのではないでしょうか。でも、少し考えてみませんか。あなたは旅先ではやる病気のことを知っていますか。怖い感染症でもワクチンを打てば防げるものもあります。感染症などの予防についても、専門家から要領を得た説明を聞けばうまく実践できます。また、もしあなたが普段管理してもらっている病気をお持ちなら、旅先で病気が悪くならないように、また悪くなった場合に備えて、かかりつけの先生や専門家に詳しく対処法を聞いておいた方がよいでしょう。このように、予防接種、感染症の予防、ご自分の病気に対する管理や投薬のため、旅行前に診察を受けることにより、海外旅行にともなう危険を減らすことができます。

では、どのような医療機関に相談すればよいでしょうか。
まず、かかりつけの先生に体調管理について詳しくお聞き下さい。旅行先によって行った方がよい予防接種について、また、旅行先での注意点、携帯した方がよい薬については、旅行に関する医療を専門に扱っている、病院の渡航外来やトラベルクリニックに相談することも考慮しましょう。医療機関にかかる前には、自分の旅行日程やそこでの活動内容(たとえば観光、フィールドワークなど)、これまでかかった病気、受けた予防接種などについて整理しておいてください。予防接種を行うことを考えれば、旅行の少なくとも6週間前には受診することをお勧めします。しかし、それに遅れても受診によって対処できることはたくさんあります。

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質問

何を準備すればいいのか分かりません。

回答

行き先では、感染症のみならず慢性疾患の管理、精神問題、海外医療保険などに対処することが必要です。

準備として、海外での健康問題を専門的にとらえる渡航外来のある病院や、トラベルクリニックに相談してみてください。

予防接種で予防できる病気

A型肝炎

A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。

発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合があります。

途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンです。

特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。

ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。

6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。
海外渡航者も情報開示と自己責任の考えに基づいて自分の健康に関する行動が取れるように、海外で問題となる可能性のある病気や健康に関連した最新でかつ重要な情報を知恵として利用できるように知恵袋に詰めさせてもらっています。

旅行者や海外生活者が「海外で健康」に過ごすための必要不可欠な知識や情報をまとめた一冊。

「生活編」と「旅行者編」の2つのテーマに分け,渡航先別に知っておくべき予防接種や伝染病の予防対策,飲料水,食べ物に対する注意点などについて解説している。

例えば,「旅行者編」では,飛行機酔いや時差ボケ対策といったすべての旅行者に関係することにも触れており,旅行前に一読しておくと参考になる。

この本もやはり予防接種から力を入れて書いてありますし、マラリアに関して詳しい解説があるところを見ると、主眼は途上国へ行く人にあるようです。

著書は元成田空港の検疫所にいた方のようですから、その経験から書かれているのかもしれません。

日本全国の予防接種実施機関と、各機関で受けられる予防接種の種類などの資料も充実しています。