お久しぶりです。

試験期間中にブログなんて始めるもんじゃないですね 笑

 

今日全ての「点数が付く」試験が終わりました。残すは来週木曜日にある、OSCEのテストだけです。

OSCE(Objective Structural Clinical Examination / オスキー)とは客観的臨床能力試験のことで、医療面接や手技などを含める Clinical Skills の知識を実践する試験です。

セントアンドリュース大学では、一年生の頭からいきなりOSCEの授業が始まり、BLS(Basic Life Support / 一時救命処置)から、Neurological Examination of Upper Limbs & Lower Limbs(四肢の神経診察)など幅広い診療技術を学びます。

 

話を戻して…丁度さっきまで、APE(Anatomy Practical Exam / 解剖の試験)の試験を受けていました。セントアンドリュースでは、1分ごとに4つの小さいブースでそれぞれ5問、医療画像と解剖検体を使った設問をされます。時間に追われながら、いかに迅速に的確に答えられるかがキモなんですね。

例えば、肩から腋にかけて解剖された検体を渡され、「Brachial Plexus(腕神経叢)から分岐する神経のうち、橈骨神経を指し示しなさい。」と聞かれたり、肘のCT画像を渡され、「Common Extensor Origin(伸筋群の起始部)はどこにあるか指し示しなさい。」みたいなことを聞かれます。中には一問一答で、パパッと答えられる設問もあるのですが、悶々と考えて時間を無駄しさせる設問も混じっています。

 

試験が終わって、友達とゴルフコース沿いのビーチをアイスクリームを食べ歩きながら、

六月の一日に日本に戻るのが楽しみで待ち遠しいなぁ、としみじみと思っていました。

 

次は、試験が終わってネタもないので、スコットランドの医学部の構造について書こうと思います。