祖父は日本画家でした。
岐阜に記念館もある
襖絵は五年の歳月をかけたそう。
母は10代から家庭教師をはじめて、
いままでずーっと英語教師を
続けている。
父方の祖母は日本舞踊の名取、
父は学生のころから
ギターを片手に歌い続けている。
《続けること》
両親や祖父母をみていると
続けることの大切さを
みつめることができます。
お金がない時も、
どんな時もずーっと描き続けた祖父は
運もあり売れて、地位もあり、
お金持ちになったけれど
売れなかったとしても
ずーっと描き続けたんだと思う。
父は仕事をしていたので
ほかでお金をもらってはいけないため
ギャラも断り歌い続けた。
仕事でへろへろになって帰ってきても
毎日のように練習している。
お金にならないのに
よく続けられるなと思っていたけど
歌っている父の姿は
生き生きとしてとてもかっこいい。
定年をむかえ
ようやくギャラも
もらえます。
いまはネットもあり
ひょんなことで売れたり
いろんなことが
コロコロ変わっていくことが
増えたけれど
《続けること》
の美しさにはかなわない。
いまショクビボでは
アーティストのaccoさんの個展を開催しています。
accoさんも絵を描き続けている人。
どんなときも、どんなときも。
accoさんは
あたりまえにある自分の表現が
お金になることにまだ慣れていないというけれど
絵を売るっていうことは
じぶんを売っているようなもので。
だからこれから先もきっと
慣れはしない
それでいい。
いつも新鮮な気持ちで
誰かのもとへ嫁いでいく。
お嫁入りしました。
新居に飾るとうれしそう!
こうして、絵が誰かのもとへ嫁ぐと
その人のお家がより気持ちよい空間になる。
絵はなくても生活に困らないけれど
絵はあると、生活が豊かになる。
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明日はaccoさんの個展のパーティーです。
ぜひいらしてください。