むかーし
一緒に遊んでいた龍がいたことを
思い出したのは高校3年生の時


白くてというよりは
虹色っぽいんだけど、

目が赤いから

今はうさぎと呼んでる。
でもって、今は金色っぽくなった。


その龍はちっちゃくなったり
おっきくなったりするから

わたしの背中に背負っていた時もあれば
わたしが大きな背中に乗っていたこともある。


がんの手術をしてICUにいたときは
金色の光で包んでくれて
あ、生きていけると思った。

浄化塩もうさぎの力をかりている。

いまでこそ
龍ブームだけど
当時スピリチュアルなことを
話せる人は身近にいなかった。


あと、森だか海だかよく
わからないんだけど

オウムのような魚のような
カラフルな生物が
たくさんいて

すごく美しいっていう感覚を
ずっと忘れないでいる。

オウムのような魚がとまっている木々は
ものすごく大きい。

あれはどこだったんだろう。


鎌倉にきて、海の近くになったら
うさぎが喜んでいた。


わたしが気持ちよく生きていることが
うれしいのかもしれない。


ずっと、ながいこと
どうせ一人だ

という感覚が抜けなかった。

大切な人はみんな死んでいったし
離れていった。

守らなくていい、
生きていてと
願った。

なんどもなんども
繰り返していた。

緑と赤の渦にのみこまれて
たくさんの人が死んだ。
 

でも、最近ようやく
過去の記憶は過去の記憶で
いまの私ではない、

離れていっても、死んでも
終わりではないと思うようになった。


ぽっかり穴があいていたけれど
その穴から芽が出てきているよう。

いつか死ぬその日まで
めいいっぱいわたしを生ききろう。

めいいっぱい愛していこう。
ぜったいにあきらめない。

{DC528040-2F8F-4223-8888-276B43CCA476}

おかえり麻生