30才を無事に迎えられた時
ボーナスステージがきたと思った。
25才でがんになって
5年を目標に生きてきて
再発なく30才をむかえられたと思ったら
あっという間に31才になった。
25才からの5年間は
わたしにとって、宝物のような時間。
死ぬかもしれないと思った時に
生きていることを確かめるように
大切な人と抱き合った。
抱き合うことでじぶんの存在を確かめた。
必要とされたかった。
もっと、もっと生きていたいと願った。
明日がわからない恐怖と、
今日生きていた喜びと、
いろんな感情がごちゃまぜだったあの頃。
そばで支えてくれた人たち。
遠くで見守ってくれていた人たち。
2月28日で何かが終わって
またあらたなスタート。
風にのって
おめでとう、おめでとうと声がきこえます。
人は死なずに何度も生まれ変わることができる。
ボーナスステージの今
好きなことの純度をあげていっている。
小さい頃から
好きなことは変わっていないように思う。
セーラームーンが好きで
植物が好きで
芸術が好きで
馬が好きで
恋愛が好きで
いま、いつ死んでもいいやって思えるくらい
すごく幸せです。
めいいっぱい人を愛することができること、
大切なもの、ことを愛することができること、
わたしの才能。
もうすぐ桜の季節で
あの日みた夜桜を思い出す。