昨日から奈良にいます。


今回、奈良行きを決めたのは
絵本作家のなおかちゃんの舞台をみるためでした。


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お姉ちゃんのよーに思ってる照れハート


11月23日に開催する
ちいさいまつりに出演していただく
なおかちゃん。


以前お会いした時に
健皇子(たけるのみこ)のお話を舞台にすると
お話を伺って
その舞台をちいさいまつりで観たい!
とお願いしていました。


今回が、その舞台の初演!

という、
舞台、お話、いろんなアプローチで
健皇子のことをみつめていくシンポジウムで
その中のひとつが
なおかちゃんの舞台でした。

が!!!!
台風の影響で

シンポジウムが中止!!


朝、なおかちゃんから中止になったのと
連絡いただき、
お家にみんなで集まってるからくる?
とお誘いいただいたので伺うと、、、



急遽、なおかちゃんのおばさまのお家で
なおかちゃんの舞台
《かぜの子 たけちゃん》
がはじまることに!


そのお家は
健皇子が眠っている保久良古墳がある丘。


なおかちゃんは健皇子のことを親しみを込め
たけちゃんと読んでいます。


たけちゃんは生まれてから話すことができないまま、わずか8才で亡くなりました。
斉明天皇がおばあちゃん、お父さんは中大兄皇子です。


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なおかちゃんの家族は
たけちゃんのことを
大切に大切に想っていて

なおかちゃんは8年前から
たけちゃんのお話を語っています。


こうして舞台になり

たけちゃんのことを知らなかった私も
なおかちゃんをとおし、
たけちゃんを知ることができました。


たけちゃんが亡くなってから1300年。
今も、多くの人によって語り継がれています。



もう、ほんとにほんとに
すばらしくて
涙がとまりませんでした。


シンポジウムが中止になってしまったのは
残念だったけれど

たけちゃんが、
この舞台は
ぼくが眠るこの丘ではじめてね

って言っているようでした。



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歌、音楽、舞、言葉、映像、影絵、光のある舞台。


この写真の字を描いたのは

宮崎に住むダウン症として生まれた
和田江美子さん。


なおかちゃんのはじめての絵本
《ぼくはうま》に書いた
たけちゃんの詩を
江美子さんがこれが描きたい!と
書にしました。



この書が、ほんとうにすばらしくって
わたしの宝物になりました。


ほんとに願いは
ただ、ただ、これだけ。


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たけちゃんのお話でしたが

たけちゃんのお話ではなくて

わたしのお話であり、
家族のお話であり、
あなたのお話でした。




シンポジウムで配布予定だった
資料集もいただきました。
たけちゃんのことが色んなアプローチで
書かれていて勉強になります。


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今日は昨日の嵐がすぎさり、
ひとすじの光がさしていました。


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なおかちゃんのことキラキラ


絵本作家・語り・やらだ出版を主宰。
影絵や朗読劇など、様々なかたちで
国内外での公演をおこなう。


世界一ちいさな
やらだ出版
ホームページ→Yalada

CDつき絵本
「ぼくはうま」


「やどりの夢」


なおかちゃんのうみだす言葉たちは
やさしくって、あったかくって、
涙がでます。

大切な大切な絵本です。
多くの方に届きますように。


ちいさなまつりで、この《かぜの子 たけちゃん》をお届けできること
うれしいです。